のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

春色を求める旅・その1

改めて、3月26~29日で高知に旅行に行ってまいりました♪
当初は26日の夜に出発して車中泊、27日だけ観光して28日の午後に雨が降ってきたら帰宅という計画を立ててました。
が、29日以降はしばらく晴れるという予報。
人生でこれが最後の高知への旅行かもしれない。
あそこも行っておけばよかった」などと悔いを残してはいけないとの思いから、急きょ28日にも宿をとって29日も、ということにしました。
母の通院サポートの日なんですが、日程をずらしてもらいました(^^;)

というわけで、26日の夜20時半ごろに出発☆
高速をひた走って4時間半くらいで到着…とのナビ子さんの案内ですが、高速料金を節約したいので国道171号線を西宮1Cまで走って、そこから高速に乗ることに。
それで3000円ほど浮かすことができるみたい♪
阪神高速から明石海峡大橋~淡路・大鳴門橋徳島道高知道という行程です。
はじめて高知に行ったときは瀬戸大橋と高知道しかなかったのに、四国も高速道路がたくさんできたな~と実感します。
R171を走ってる時からしとしと春雨が降ってる中の夜間走行。
夜明け前には止むらしいけど、四国に入ってもまだ降ってる…
あ、でも雲間から月がみえてきた☆
朝焼けになるかなぁ?

向かった先は高知の海辺の代名詞のような桂浜
室戸岬足摺岬を結ぶように弓状にカーブする高知の海岸、海から昇る日の出はまずみられませんが、風光明媚な桂浜なら絵になるだろう、と。
…でも、近くに車中泊ができそうな駐車場はあるのかなぁ?
とりあえず近くまで行ってみよう。
するとキャンピングカーほか2台ほど泊まってる空き地があるのを発見☆
ここならよさそう、たぶん(^^;)
そんなわけで結局夜中の2時半ごろに眠りについたのでした。

しかし寝つきが悪いなぁ…と、クルマの中でごそごそしてると。
声をかけられて、声の方をみやるとなぜか2人組が後部座席に座ってる。
何か会話した気がするけど内容はよく覚えてない。
そのあとクルマの外からもこえをかけられる。
ここでも会話はしたけど内容はよく覚えてない。
あれ?まだ寝ついてないハズなんだけど…
???

…という(たぶん)夢をみてたみたい(^^;)
目覚ましが鳴る数分前に、何とも寝覚めの悪いことでw。
まだものすごくねむいので少し二度寝して、改めて海岸へ。
春分を過ぎたところの日の出は6時過ぎくらいでしょうか。
その30分前には場所を決めてスタンバイ。
坂本龍馬銅像が建ってて龍馬記念館があって、それ以外は前に来たときはこんなにキレイに整備されてなかったと思うけど…
岬に社なんてむかしからあったっけ?全然記憶にない(^^;)
あんまりのんびりしてられないので砂浜でとりあえず場所を決めて日の出を待ちます。
ボク以外は少し散歩してる人がいますね。
浜のゴミ拾いなどをしてる係員の人が声をかけてくれたので少し歓談。
このころには空はキレイに快晴♪
雲ひとつない、とまではいかないけど、いい風情の雲がたなびいてます。

桂浜の日の出
龍王
「ニッポンの夜明けぜよ!」

クルマを泊めてた場所に戻って気づきましたが、どうも工事現場の空き地だったみたい(^^;)
バリケードも何もないからわかんなかったけど、クルマ泊めてイイ場所じゃなかったみたい。
キャンピングカーもそそくさと退散モードだったのでボクもさっさと出て、記念館や水族館等がオープンするのを待つ気はないので、次の目的地に行くことにしましたw。

桂浜から10分ほどのところにある雪蹊寺がとりあえず朝早くから参拝できるみたいなので行ってみましょう。
四国八十八箇所第三十三番札所です。
元々は弘法大師による開基という古刹で当初「高福寺」といいましたが、鎌倉時代運慶の長男・湛慶が訪れたことから「慶運寺」と称したといいます。
その後廃れていたのを戦国武将の長曾我部元親の支援によって再興され、元親の法名「雪蹊恕三大禅定門」から「雪蹊寺」と名付けられたそうです。
朝早いというのにお遍路の方が数人すでに参拝に来られてますね~☆
湛慶が訪れた証明ともいうべき湛慶作の毘沙門天像があるそうなんですが、まだ早朝だからか拝観はできないみたいです(^^;)
のんびり境内をみまわってると、桜はまだほとんど咲いてないけど代わりにお遍路さんがお経をあげてた大師堂の脇に(?)山吹がキレイ咲いてます♪
早くない?
で、となりには長曾我部元親とその子・盛親をご祭神として祀る秦神社があります。
長曾我部家は飛鳥時代聖徳太子の側近だった秦河勝を起源とする一族というのでその名があるようです。

雪蹊寺
雪蹊寺
大使堂脇の山吹
秦神社

続いても四国八十八カ所札所寺院、竹林寺
こちらは第三十一番、五台山という山の上にあります。
雪蹊寺と比べると境内も広く建造物もたくさんありますね~。
聖武天皇がみた唐の五台山で文殊菩薩に拝するという夢に基づき、行基菩薩が五台山に似た山をみつけて開いたという古刹です。
その後、弘法大師夢窓疎石も滞在したことがあるとのこと。
明治の廃仏毀釈や台風被害で荒廃したところを再興されたとのことで、真新しくみえる五重塔は1980年に再建されたものだそうです。
本堂には厨子が安置されおり、ご本尊の文殊菩薩秘仏らしく拝観できませんね(^^;)
高知では日本全国に先駆けて桜(ソメイヨシノ)の開花宣言が出されたものの、その後の冷え込みで開花が進んでいないということだったので期待はしてなかったんですが、境内のそこかしこにサトザクラらしき桜が咲いてますね🌸
これはラッキー☆

竹林寺(仁王門)
仁王門と桜
竹林寺太子堂五重塔
竹林寺本堂(文殊堂)

先に石段を上って本堂を拝観しましたが、仁王門の脇に書院があって、夢想礎石作庭という名勝庭園が拝観できます。
高知県三名園のひとつに数えられるそうですが、ほかの2つは…?

竹林寺・名勝庭園

で、境内を出たあと西門の脇に石段があるのを発見、上っていくと五台山公園に出ることができました。
実は竹林寺参拝前にクルマで向かってる途中に展望台駐車場があるのに気づいたんですが道路が一方通行で戻れず、お寺の参拝を優先してスルーして来ていました。
戻れてよかったw。
訪れる方は先に公園に行ってからお寺を参拝するのをオススメします(^^;)
でないとボクみたいにお寺から山を上って来るか、クルマでいったん山を下りてまた一周して戻ってこなくっちゃいけなくなりますんでw。
で、公園脇の駐車場からまず高知市街を一望できるうえ、こちらもサトザクラらしき桜が咲いてます🌸
公園には四季折々の花などが植えられているほか展望デッキもありますね。
ここからは山から西向きの眺望がイイ感じ♪
公園でもうつつじが咲いてるな~、三つ葉つつじかな?と思ったら玄海つつじという準絶滅危惧種のつつじとのこと。
春、最も早く咲く品種のつつじだそうです。
これは撮っとこう♪

五台山公園駐車場付近からの眺め
五台山公園展望デッキからの眺め
玄界つつじ

そろそろお昼も近づいてきました。
高知の市街地の方に向かいましょう♪

つづく。