のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

なごり桜とその次の花

数日前まで雨の予報が出ていたお休みのきょう。
予報に反して雨は夜のうちにあがって日中は晴れるとのこと。
ただし、その夜の雨は雷を伴う激しいものとなりました。
桜の季節を洗い流す勢いですねぇ(^^;)

仕事の都合等で京都の遅咲きの桜、八重桜とか御室桜とかも旬を逃しちゃったなぁ…
散策に行くとしたら桜のあとの花めぐりかなぁ…
なんて考えてましたが、ちょっとまてよ。
京都市街地より1週間ほど遅く桜の見ごろを迎えるのが京北町
おととしも旅行で京都の桜を逃したと思ったら京北町でみごろの桜を楽しんだんだっけ。

noririn-0610.hatenablog.com

さすがにソメイヨシノなんかには遅すぎるだろうけど、おととし行った時はまだ咲いてなかった京北町でも遅咲きの桜ならどうだろ?
そう考えて調べたら案の定、黒田の百年桜がみごろを迎えてるとの情報☆
こりゃおととしの続きの意味でも行かねばなりますまい!

国道162号線天神川通りから周山街道を経て北上、京北町へ。
仁和寺も高雄三山もスルーして(^^;)
さらに京北町に入って東に向きを変えて、常照皇寺すらスルーして進むと、あ、案内表示が出てますね☆
無料の駐車場も開設されていて至れり尽くせりです♪
駐車場の近くの民家?お寺?に2本の濃い目のピンク色の樹が2本。
あれかな?と思ったけど、案内表示は違う方向。
表示に従って進むとありました☆
奈良の春日大社から勧進されたという春日神の鳥居の脇に大きな桜の樹🌸
濃いピンク色の花、さっきの駐車場の近くの樹と同じ色ですね。
すぐとなりに少し小さな同じ花色の樹が。
鳥居の反対側には色の違う桜が咲いてますね~。
これもまたキレイに咲いてるけど、違う品種の桜でしょう。
で、一生懸命撮影してると「おーらい黒田屋」とかかれたスタッフジャンパーを着たおじさんも撮影しています。
春日神社の向かいのお店の方みたい。
お話を伺うと、樹齢300年という鳥居脇の原木から「京の桜守」とそて名高い造園業の佐野藤右衛門親子が30年かけて苗づくりに成功して、徐々に兄弟木(?)が増やされてるんだそうです。
仁和寺御室桜祇園枝垂桜円山公園の枝垂桜)も先代(15代目)佐野藤右衛門によって増やされたんだとか。
黒田百年桜は大阪造幣局桜の通り抜けにも植えられてるそうです(まだ行ったことないw)。
おじさんの話では、きのうは京北町でも雷雨だったらしく、よく花が持ちこたえてくれたとおっしゃっていました。
そのおかげでボクもこうして楽しめるんだからラッキーです☆
しかし八重の中に一重とはまた不思議な。
写真で撮ると…ちょっとわかりづらい(^^;)
ちなみに鳥居の反対側(鳥居に向かって右手)は松月で30年ほど前に植えられたものだそうです🌸

黒田の百年桜
黒田の百年桜

お寺の方の樹も改めて🌸
三門脇にはヤマザクラかな?これまたキレイに咲いています♪

常燈寺の黒田百年桜
山門脇の桜と常燈寺

たぶんことし最後の桜かな~?
そう思うと名残惜しくてついつい撮影枚数が増えちゃいます(^^;)
朝の9時前というのに満ち足りた気分、もう帰ってもいいかな~と思いましたが、ちょっともったいない。
京北町も桜が遅めだけど、負けず劣らず遅めに桜のみごろを迎える大原に行ってみよう♪
京北町からさらに東へ、国道477号線からナビ子さんのいう通りに林道に入っていったらえらい細い山道。
何か最近こういう道を通ることが多いな~。
高知でもけっこう山道多かったし(^^;)
北山杉と灰屋川のせせらぎの風景を眺めながら進むと小さな集落に芹生庵
たくさん枝垂桜が植えられていて庭園のようなものもあるみたいだけど、花はもう盛り過ぎ。
山里と桜の風景、これもいいですね~🌸
また桜がキレイに咲いてる折に訪れてみたいけど、きょうはスルーで(^^;)
そんな山道を進むと唐突に貴船神社の奥の宮に出ちゃいました。
途中からせせらぎは貴船川になってたみたいです。
せっかくだから参拝しようかな~と思いましたがここもスルーで(^^;)

そんなこんなで里の駅大原に到着して一服。
あ、ウコンザクラが咲いてる🌸

右近桜

大原に来たのは三千院に桜が残ってるかもしれないし、みごろを過ぎててもシャクナゲが咲いてる可能性が高いと思ったからです。
でもその前に、桜の次の季節の花が何かしら咲いてるかもと思って寂光院に向かうことにしました。
建礼門院平徳子ゆかりの寂光院、となりの陵墓に通じる石段の脇の枝垂桜がまだまだキレイに咲いてます🌸
やっぱり大原、きょうまでキレイな桜を残しておいてくれてありがとう☆
さらに進むと、おや?キレイな桜色の花が咲いてる。
これも桜の一種なんだろうか?
そう思いながら寂光院のの門をくぐって、受付の女性に伺うと花海棠(海棠)だと教えてくださいました☆
桜やリンゴと同じバラ科の植物だそうで、またひとつ花の名前を覚えることができた♪

高倉天皇皇后(平徳子)大原西陵の枝垂桜
寂光院の花海棠
花海棠

受付から石段を上っていくと、山門の奥にキレイに咲いてそうな桜がみえる🌸
八重の桜は品種は何だろ?御車返しかな?
はらはらと花びらが散る境内、これはキレイ!
(相変わらず散る花びらは写真ではよくわからないw)

寂光院山門から本堂と桜
寂光院の桜
寂光院の桜

本堂右手から堂内に入ろうとすると四方正面の池のお庭があります。
花びらが浮く水面、キレイだな~と思って眺めてると何やらにょろにょろ泳いでいます。
あ、ヘビ🐍
ヘビが泳いでる姿なんてはじめてみるけど、うまく泳ぐもんですね~♪
それにしてもヘビも泳ぎたくなるくらい、温かいを通り越して暑いくらいのきょうの陽気ですw。

四方正面の池に…
(苦手な人ゴメンナサイ)

寂光院聖徳太子のころの創建といわれる古刹で、その後平安時代末期の源平合戦壇ノ浦の戦いの折に息子の安徳天皇らとともに入水するも救出されて一人生き延びた建礼門院が尼僧として余生を送ったお寺です。
当時から残っていた本堂やご本尊は2000年に放火により焼失してしまいましたが、本堂は2005年、ご本尊は2007年に復元されました。
ご本尊が復元されて間もないころに一度参拝したことがありますが、かなりご無沙汰でした。
京北町で最後の桜かと思ってましたが、こうしてまた寂光院で桜を愛でることができたのはうれしい限り、これも何かしらの縁、かもしれません(^▽^;)

続いて三千院へ。
こちらも門前の枝垂桜が何とか持ちこたえてくれていました🌸
でも、境内の主役は予想通りシャクナゲです☆
書院から眺める往生極楽院の定番の風景、そこに花を添えるシャクナゲの彩り、大好きな風景。
紅葉も格別ですが、この季節の三千院も格別です。

三千院、門前の枝垂桜
三千院の石楠花
三千院の庭園(聚碧園)
往生極楽院の風景

数ある京都の仏像の中でも特に好きな往生極楽院の阿弥陀三尊像(国宝)を拝観しながらお坊さんとしばしお話すると、シャクナゲはきのうあたりから一気に咲きだしたんだとか。
京北町の百年桜から寂光院、そしてこの三千院と、きょう写真を撮ることができたのがとってもラッキーだったってことですね☆
お約束のわらべ地蔵さんを撮影して、さらに境内の奥、金色不動堂観音堂付近の桜はというと…予想はしてましたがすでにみごろ過ぎ。
唯一観音堂に向かって右側の枝垂桜がまだ何とか、という感じでした🌸
おや、二十五菩薩慈眼の庭の脇にも花海棠が咲いてますね☆

わらべ地蔵さんたち
観音堂右脇の枝垂桜
二十語菩薩慈眼の庭の花海棠
散りゆく桜と石楠花のコラボ

少し遅くなっちゃったけど、お昼は一乗寺ラーメンストリートまで移動してお気に入り店「麺屋 聖」で「シンプル(チャーシュー厚め)」お店のベースの醤油味のスープは名前の通りシンプルでも深い味わい、中太麺もつるつるシコシコ、厚めどころか分厚すぎるくらいのチャーシューも絶品\(^▽^)/ウマウマ~☆

シンプル(チャーシュー厚め)@麺屋 聖

なごりの桜と、そのあとに来る花と新緑の彩りを満喫しました♪
シャクナゲに続いて街中ではそろそろツツジも咲きだしてるのをみかけるようになりました。
淡い桜色から百花繚乱の彩り鮮やかな花々が眼を楽しませてくれる、大好きな季節。
実は昼食後に一乗寺から程近い曼殊院なんかに行ってツツジはどうかな~とも思ったんですが、なんか空がもやっとしてきたのと、ここまでにかなり歩き回ってちょっと疲れてきたこともあって撤収することにしたのでありました(^^;)
次の休日も晴れたら花散策をしたいところですが…晴れてくれるかな?(^^;)