のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

花の葛城

桜から石楠花、そして百花繚乱の季節。
何といってもこの季節に鑑賞したいのが牡丹の花です。
百花の王、「立てば芍薬、座れば牡丹…」と美しい女性の例えに用いられる、最も華やかな花だと個人的に思います。
牡丹の名所は数あれど、ボク的に一番好きなのは奈良・葛城の花の寺。
5月の中旬ごろには葛城山にプチ登山に行こうと思ってましたが、その前にまずは葛城の花の寺を参拝しよう♪

橿原や葛城といった奈良南部にウチから行くには奈良市を突っ切って行くより第二京阪で大阪から迂回して行く経路が意外と楽。
この経路にもずいぶん慣れてきましたが、きょうは高速は使わずにその第二京阪の側道(新国道1号線)をのんびり行くことに。
その代わり朝は少し早めに出発します。
早めに着いて、道の駅で時間調整。
最初に向かうのは石光寺
関西花の寺二十五ケ寺巡りで参拝して以来、お気に入りの花の寺です。
朝のうち少し雨が残ったものの、徐々に青空が広がってきました♪
牡丹はというと…みごろ終盤という感じ?
美しい花は旬が短いですねぇ(^^;)
それでも境内は華やか、甘い牡丹の香りでいっぱいです☆
明け方まで降ってた雨の水滴がただでさえ華やかな牡丹をいっそう輝かせてます☆
境内で牡丹のすぐ次に控えるのは芍薬
牡丹に負けず劣らず美しい花です♪
さらにそこに文字通り花を添える藤の花。
以前参拝した時に藤の花の印象が残っていないんですが…
牡丹も芍薬も、藤の花も、ゴールデンウィーク中くらいに咲く花というイメージを持っていますが、なんか年々早まってる気がするのは気のせいでしょうか(^^;)

石光寺の牡丹
水も滴る花の王
牡丹と藤のコラボ

入り口付近で撮影してると受付の方が「これ、牡丹と芍薬のハイブリッドなんですよ」と花を指して教えて下さいました。
へ=、そんな花があるんだ☆
ただでさえ見分けがつけにくい牡丹と芍薬、いっそうわかりにくくなっちゃいますねぇ(^^;)
ちなみにボク的には2つの花を見分ける時には花ではなく葉っぱと茎を確認します。
葉っぱがギザギザ、茎が木の幹のようなのが牡丹、と。

石光寺の芍薬
牡丹と芍薬のハイブリッド花

続いては當麻寺
こちらは奈良の国宝建造物巡りの際以来の参拝です。
2つの三重塔、そして本堂(曼荼羅堂)が国宝に指定されています。

當麻寺(金堂、曼荼羅堂)
當麻寺(中の坊越しの東塔)
當麻寺(西塔)

…が、きょうは花が目的なので本堂や金堂・講堂の内部の参拝は見合わせ(^^;)バチアタリメ
塔頭の中の坊、西南院の牡丹園をメインに。
まず中の坊

當麻寺の牡丹の好きなところは和傘を立てて牡丹を強い日差しから守ってるところ。
これがまたイイ風情♪
美しい庭園「香藕園(こうぐうえん)」を抜けて、和傘牡丹が並ぶ牡丹園。

當麻寺中の坊(東塔と香藕園)
中の坊の牡丹
中の坊の牡丹

つつじもキレイに咲いてますね~♪

つつじいっぱい

やや?
この牡丹は去年のこのシーズンに兵庫・宝塚市長谷牡丹園で確認した幻の牡丹「胡蝶の舞」では?
そうに違いない・そういうことにしておこうw。

「胡蝶の舞」

続いて西南院
関西花の寺二十五ケ寺にエントリーしているのはこの塔頭です。
中の坊の牡丹と比べて、こちらはみごろ終盤という感じ。
少ししか離れてないのに咲き具合がビミョ~に違いますね(^^;)
それでもまだまだキレイです☆
庭園の主役は牡丹から美しい新緑に。
珍しいハンカチの樹も花をつけてます♪

西南院の牡丹
ハンカチの花
西塔を映す庭園の池
黄色い石楠花

牡丹めあてでしたが、石光寺も當麻寺もほかにいろんな花が咲いてました☆
奥の院にも行こうかと思いましたが、もうお昼時。
入ったら参拝に1時間以上かかるのは確実と思い、こちらも見合わせることにしました(^^;)

で、昼食ですが、葛城市のおとなり・大和高田市にお目当てのラーメン屋が…と思ったら臨時休業!?
それじゃあと葛城市に戻って「麺のようじ奈良」で「鶏節極塩らーめん・レアチャーシュートッピング」ダシの利いた澄んだスープはすっきりあっさり、中太麺も食べやすく、丼にキレイに並べられたレアチャーシューも\(^▽^)/ウマウマ~☆
本店は大阪にあるらしいからそっちに行った時は要チェックのおいしい塩ラーメンでした♪

鶏節極塩らーめん・レアチャーシュートッピング@鶏のようじ奈良

このあともっと奈良の花のお寺に参拝しようかと考えていたんですが、昼食で時間を費やしてしまって、さらにここまでに十分すぎるほど花を楽しむことができたので、ここらで撤収することにしました。
葛城には来月中旬までにもう一度訪れようと思っています。
その時は一言主神社参拝と葛城山トレッキングだ!