のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

わが街再発見

2月12日、朝のうちは少しくもってたけど、そのあとイイ天気になるらしい。
2月のうちに行きたいところに散策に出かけたいけど、きょうが祝日ということを忘れてた(^^;)
さらにその行きたいところ候補のひとつに「伏見稲荷、熊鷹社の奥」があるけど、きょうは初午大祭
一度行ってみるのもいいかな~と思ったけど、境内の駐車場は使えないだろうし、何かと面倒なのでとりやめ。
じゃあ何しよう?
ウチでぼ~っとするのもいいけど、体力増強はしとかなくっちゃ。
体調不良の前よりも体力をつけておきたい。
目指すはことし中の愛宕山トレッキングですしw。

ところで、先日所用でウチの近所の神社の参道を通った時に、数年前から行われていた本殿(国の重要文化財)の修復が終わって元通りになっているのを確認しました。
そうだ、カメラを持ってウチの近所を散策しながらウォーキングしよう☆
ボクの住む町には古いお寺はないけど、神社が何件かあります。
気になるところを歩いて参拝しに行こう♪
で、まずは近所の雙栗神社
長い参道を左に曲がると拝殿、本殿があります。
歴史は古く、850年ごろにはすでに社があったようです。
三間流造の現在の本殿は室町時代の1494年ごろに建てられたそうで、国の重要文化財に指定されています。
修復工事中は拝殿にご神体が移されていましたが、それも元通りになっています。
真新しい朱色に彩色、建物もかなり大きいので豪華な見栄えです☆

雙栗神社の長い参道
雙栗神社、拝殿
雙栗神社
雙栗神社、真新しい彩色の本殿
社殿の裏手のご神木のクスノキ

さて、ここから古川の川沿いを歩いてのんびり歩いて次の目的地へ。
古川はかつて聖徳太子の時代に造成された治水灌漑用水路であること、大学生のころに確認しました。
鴨たちが泳ぎ、まだ2月だというのに川辺ではカメが甲羅干し(^^;)

広大な田園地帯
古川

母校の近くを通り過ぎて、市田地域へ。
ここに珠城神社という社があります。
地名にもなっているのでどんな神社か一度参拝してみたかったのです。
思ったより小さな社。
住宅街の中、小さな境内にはすべり台などの遊具が(^^;)
掲げられている説明を読むと、かつてこの地には垂仁天皇の宮城「珠城宮」があり、天皇崩御にあたって開化天皇(垂仁の先々代の天皇)の孫にあたる山代之大筒木真若王(やましろのおおつつきまわかのみこ)がこの地に祀ったのが珠城神社の起源といいます。
ちなみにこの山代之大筒木真若王は神功皇后の曽祖父にあたる人物とのこと。
先日参拝した藤森神社神功皇后が開いたといいますから、それよりもさらに古くから珠城神社があったということになります。
平安時代延暦年間には平安建都に尽力した和気清麻呂の社が併設されました。
四神相応の都・平安京にあって巨椋池は「朱雀」にあたります。
そのことが和気清麻呂公をここに祀られた理由でしょうか。
ものすごく深い歴史の話になってきちゃいましたw。
さぞかし立派な社だったのかな~と思われるんですが、その後は栄枯盛衰。
1180年にはじまる源平合戦の兵火で焼失し、源頼朝によって再建されましたが、戦国時代に入って織田信長足利義昭が戦った槇島の戦いで再び焼失。
江戸時代に入ると珠城神社のご祭神は雙栗神社に預けられていたそうです。
そして、いまから56年前の昭和42年に現在の社が再建されてこの地に戻ってきたとのこと。
ウチの家族が引っ越して来るほんの10年ほど前、兄の生まれたころの話ですか(^^;)

珠城神社

改めて興味深い地元の歴史に触れることができました☆
さあ、のんびり帰ろう♪
写真を撮りながら珠城神社までおよそ1時間あまり。
腰のあたりに痛だるい感じが少し。
やっぱり腰痛の原因は背筋からお尻のあたりの筋力の低下が原因かもしれない(^^;)
ウチに着くころには太もものあたりにも張った感じが少々。
往復2時間ほどのウォーキングでこれでは、山登りなんてとてもw。
もっともっと歩かなくては!

京都の神社再発見、その傍ら地元の神社再発見。
近所にまだいくつか気になる社があるので、ヒマな時にまたウォーキングでもしながら参拝してみようと思います♪