のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

リハビリ散策

新年早々カゼらしき体調不良に苛まれていましたが、ようやくほぼ全快といってもいいくらいに回復しました♪
まだちょっと鼻がぐずぐずしてますが、すでにスギ花粉も飛散しているらしいので、風邪は治ったと勝手に思うことしましょう。
はい、「病は気だけ」がモットーののりりんです(^▽^;)

さて、体調が回復して30・31日と連休。
31日は母の通院サポートなので、天気のいいきょうのうちに散策に行っちゃいましょう♪
京都ではそろそろ蝋梅や早咲きの梅が咲き始めてるって情報もあるけど、体力回復のためにもっと歩いといたほうがいい気がする。
なんせ2週間くらい仕事以外はずっと臥せってたので体力筋力がかなり低下してる気がする。
少したくさん歩くところに行こう♪
でも前みたいに急な頭痛が来たらイヤなので、無理せず行けるところまで。
そう考えて向かった先は、体調不良がなかったら行くつもりにしてた伏見稲荷大社
どうしてもみておきたい摂社・末社があるから、そこまで行ければいいや。
てっぺんまで行けなくっても行けるとこまで行って、疲れを感じたりしたら引き返そう、と(^^;)

伏見稲荷大社はもちろんこれまでに何度か参拝していますが、かなり久しぶりな気がします。
最近は京都を訪れる外国人観光客の間でトップクラスの人気らしく、いつ参拝しても混雑が予想されるので敬遠気味になっていましたw。
初詣と初午ちょうど間の今の時期なら多少は混雑も回避できるんじゃないかな?
加えて朝の少し早い時間帯に参拝を始めれば…
そう思って朝8時ごろに到着しましたが、それでもやっぱり参拝客は多め(^^;)
まあでもめあては誰も知らなさそうな摂社末社なので構わず行きましょう♪
さっそく、一の鳥居から二の鳥居の間の北側に小さな末社が3つ、真ん中にあるのが「藤尾社」。
(向かって左が「熊野社」右が「霊魂社」です。)
舎人親王を祀る、伏見稲荷ではなく藤森神社の境外社です。
去年の藤森祭の折に藤森神社の神輿と伏見稲荷の関係を調べたときから一度参拝しておきたかった社です。
社の前が少し広くなってて、祭の際はここに神輿が来てご神事が執り行われるんですね☆
小さな末社があるだけで、事情を知らずに訪れても、これが藤森神社の社だということはわかりませんね…
立札等にも説明はありませんし。
やはりこれは5月5日の藤森祭の折にここに神輿が来るのをみなければいけない、かな?

伏見稲荷大社・一の鳥居
左から熊野社・藤尾社・霊魂社
藤尾社

二の鳥居をくぐって本殿を参拝、奥へと進みましょう。
ココの千本鳥居をみるたび異世界へといざなわれるような感覚があって好きな場所です♪
通常、鳥居というのは結界を張って邪の侵入を防ぎ、その先は清浄な区域であることを示すモノのハズなんですが…ここに立ち並ぶ鳥居は逆に何かを内側から出ないように封じ込めてるような気がするんです。
出雲大社の場合は注連縄が反対を向いててそれがあからさまですが、伏見稲荷はそんなことはないので単なるボクの印象、気分の問題なんですが、ねえ(^^;)
そんな鳥居をくぐると奥の院奥社奉拝所)。
お稲荷さんの鎮座する稲荷山を遥拝する場所です。
この小さな鳥居がたくさん奉納されてるのもなんか異世界チックな気がします。
まあ、ここまではみなれた伏見稲荷の風景という感じ。
でも、改めて丁寧に確認していくと、これまで参拝したどの神社より摂社末社が多い気がします。
いったいいくつあるんだろ?

伏見稲荷大社・楼門
楼門とお稲荷さん
伏見稲荷大社・拝殿
玉山稲荷社
白狐社
千本鳥居、異世界へいざなう道
奥の院遥拝所

さらに進みましょう。
少しずつほの暗い山の中に入っていきます。
いわゆる千本鳥居よりも大きめの鳥居が続きますが、その鳥居のある参道の脇、根上がりの杉の逆側に石畳もない脇道があります。
きょうのめあての2つ目は、そんな脇道の先。
山道を少し上るとある伏見神宝(かんだから)神社
狛犬でもお稲荷さんでもなく狛龍が拝殿前を守る社です。
辰年のことし、できれば初詣時期に参拝したかったんですがね~(^^;)
天孫の証となる10種類の宝物「十種神宝(とくさのかんだから)」を奉安する社で、三種の神器のルーツとされています。
死者をも蘇らせる霊力を有するというとびっきりの神器、それを守るのが狛龍や周りの摂社末社龍神というわけですね☆
龍のおもかる石なんてのもある♪

伏見神宝神社
狛龍(阿形)
龍のおもかる石

別の脇道を行くと「大八代大明神」「月日之宮本宮」という社があります。
ここを参拝するのは初めてだな~。
こういうと語弊があるかもしれないけど、古めかしいのに何か新興宗教みたいな雰囲気を感じますね(^^;)
大八代大明神の、これは石碑?磐座?何なんでしょうね?

大八代大明神
大八代大明神
月日之宮本宮

鳥居の参道に戻ってさらに進むと大小無数の摂社末社が立ち並ぶエリアに入ります。
きょう3つ目のおめあての社がその中にあります。
その名も「大岩大神」。
個人的に深い縁を感じる名前(理由はナイショですw)。
去年末にここより少し南の大岩山に鎮座する大岩神社に参拝しましたが、こちらも以前から気になっていました。
周りにも「○○大神」という社が無数にありますね~。
ん?上の方に上がるともうひとつ「大岩大神」が。
下にあったものとどう違うんだろ?
それにしても、ひとつひとつ撮影なんてしてたら日が暮れそうです(^^;)
さっき大八代大明神でみた石碑のような社が立ち並びます。
でもひとつひとつに鳥居とお稲荷さんが奉納されていて、篤い信仰を感じます。
神社なのにお墓っぽい雰囲気を感じるのはボクだけだろうかw。
…熊鷹社くらいまでは何度も参拝してるのに、なんか初めて参拝するような新鮮な気分(^^;)
社が連なってる先にあるのが新池(谺ケ池、こだまがいけ)、熊鷹社です。

福繁大神、大岩大神、白玉大神
もひとつ大岩大神
立ち並ぶ鳥居、社
石碑の社
新池と熊鷹社
熊鷹社

よくみると熊鷹社もほかのものと同様に石碑(もうそう呼ぶことにした)がありますね☆
違うのは周りをちゃんと社殿が囲ってるところ。
ほかではちょっとみることができない不思議な空間です。
歩き始めてひとつひとつの社を丁寧に拝観して、ここですでに10時半になっちゃいました。
頂上は熊鷹社からおよそ40分との案内表示ですが、ここから本格的な登りになるハズです。
体力的にはまだまだ余裕がありますが、時間が…
まあ、病み上がりだからムリは禁物。
前みたいな頭痛が来ても困るから、ここで引き返すことにしました。
来た道とは少し違う道をできるだけ通るようにしたら「福徳大神」さらにたくさんのお稲荷さんに囲まれた「一本杉大神」に出くわしました。
これまた不思議なスポットですね~♪

福徳大神
一本杉大神

帰り道、見慣れない庭園がありますね。
休憩所「啼鳥菴(ていちょうあん)」は平成29年というから8年ほど前に新設されたそうです。
ってことは、前に参拝してからもう8年以上経ってるってことですね(^^;)
なんか何もかも新鮮に感じたな~w。

さざんか咲く啼鳥菴の庭園

昼食は京阪伏見稲荷駅の次の深草駅前の「らー麺処 克享」で「特製味噌・チャーシュー増し」豚骨ベースに魚介ダシと八種の味噌をブレンドしたというスープは濃厚で上品な味わい、そして炙ったチャーシューも絶品\(^▽^)/ウマウマ~☆
こりゃのりりん的・京都ナンバーワン味噌ラーメン(暫定)かも♪

特製味噌・チャーシュー増し@らー麺処 克享

昼からは体調不良で今月行けてなかった行きつけの足ツボマッサージ店でしっかりほぐしてもらいました♪
やっぱり鼻や胃腸のツボをやられると強烈に痛かった(^^;)

とりあえずきょうの目標は達成したし満足ではありますが、熊鷹社の奥にも近いうちに参拝しに来よう♪
なんせ実はいまだに熊鷹社の先はほとんど未踏の地。
ここでやめちゃったら「京都の神社、再発見」になりませんからね~(^^;)
失礼な話かもしれませんが、体力増強にも使わせていただきますw。
伏見稲荷は奥が深い!
半日やそこらでは味わいつくせないことを改めて実感したのでありました☆