のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

節分祭

2月3日の節分当日を前に、京都では場所によっては2日から節分祭が執り行われます。
毎年恒例、ボクにとっては1年で最も過酷な2日間が始まります(^^;)
もちろんその過酷さを越えたところに自分自身の達成感が得られるからやめられないんですがねw。

去年はこの2日間とも八坂神社に入り浸ってました。
ことしはどうしよ?
コロナ禍の行事中止もすっかりなくなったのに去年と同じってのはなぁ…と思って、八坂神社の初日は軽めにして、そのあと吉田神社鬼やらいをみにいこう♪
まあ、正直まだ病み上がりの体力不足が気になるので2日間も夜明け前から場所取り、延々立ちっぱなしからの撮影が厳しそうだと思ったということもあります(^^;)
風邪の症状は特にないんですが腰がまだ痛いので、防寒対策も兼ねて腰ベルト、さらに足の筋力不足を少しでも補うためにふくらはぎサポーターを装着して出撃w。

そんなわけで早朝からの出発はナシにして、八坂神社の節分祭の初日の演目は13時からなので、お昼ごろに到着するくらいでいいや、と。
八坂神社近くに到着したのは11時前。
まず昼食は白川通り商店街の「祇園白川ラーメン」で「中華そば・チャーシュー増し」濃い色醤油スープはみためとは違ってあっさりで、そこにコショウを利かせたお味がむかしながらの中華そばという感じ、厚めのチャーシューはさっと炙ってあって香ばしく、\(^▽^)/ウマウマ~♪

中華そば・チャーシュー増し@祇園白川ラーメン

八坂神社に到着して、まずは本殿前で二礼二拍手一礼。
奉納舞撮影のための列にはすでに数十人ほどがならんでいます(^^;)
別に列に並ぶ必要もないかな~と思いつつ、毎回のように来られている顔なじみの方々にごあいさつついでで最後尾に並んでおくことにしました。
しばらくするとすぐに舞殿前に配置がはじまりました。
この節分祭では、本殿と舞殿の間のスペースに場所取りをしてはいけないルールになっています。
きょう2日は13時からの開始なので、30分前の12時半くらいまで境内の脇の方でほかの参拝客のジャマにならないように列を作って待機しておいて、神社の係の人の誘導で整然と撮影ポイントの舞殿前に移動していく、と。
いつも係の人にお世話になっています。大謝♪

まず13時から、先斗町歌舞会の舞妓さん2人による奉納舞。
久しぶりの後方からの撮影、4列目くらい。
望遠レンズで舞妓さんのバストショットがメインの撮影です。
今回が初のミラーレス一眼二台体制での撮影ですが、舞は望遠で、全体は人が多くってあんまり撮れないけど豆まきは基本標準レンズでの撮影になります。
でも向かって右側の秀芙美さんしか撮れないや(^^;)
奉納舞は1曲だけなのであっという間に終わって豆まき。
豆まきも正面に来たのが秀芙美さんだったので写真だけだと独壇場の状態w。

こんな場所から撮影
先斗町の舞妓はん(秀芙美さん)
ふくは~うち

続いて14時からは弥栄雅楽による舞楽奉納
ん?ことしは舞をするのは一人だけ?
例年なら4人くらいいるんですが…
しかも厳めしい面を着けてらっしゃいますね~。
はじめてみる舞楽です。
後で調べましたが、演目は「蘭陵王」。
中国・南北朝時代北斉蘭陵王はあまりに美しすぎて軍の士気があがらず、そのため獰猛な仮面で美貌を隠して戦に挑み、見事大勝したという逸話があるそうです。
雅楽舞楽も題材の背景や歴史を知るとさらにおもしろみが増しますね~。
豆まきの際にその演者さんが面を外すと…毎回舞っておられるお美しい女性でした☆

弥栄雅楽会の舞楽奉納
雅楽蘭陵王
ふくはうち~

見物客が増えてきたのか、雑踏の圧力が増して腰にもさらに負担が…(ー-;)
それでも3番目は宮川町歌舞会の奉納舞、あと少しがんばろう☆
黒い正装の着物で5人の舞妓さんによる奉納舞は毎年恒例で豪華です。
舞殿右側後方からの撮影、中央のあたりに動画撮影の人が多く、なかなか中央に向かって撮影できません。
なので自分の目の前の人を望遠で抜いてアップ撮影多めw。
たまに中央の人が手を下ろした際などを見逃さないように(^^;)
そして宮川町名物の節分おばけさんたちも大勢☆
そして豆まき、ふくは~うち♪

五人の舞妓さん(宮川町歌舞会)
宮川町の奉納舞(ふく侑さん)
宮川町歌舞会の奉納舞
ふくはうち~
豆まきを終えた節分おばけさんと舞妓さんたち

久しぶりの後方からの撮影でしたが、アップ写真は普通に撮れますね~♪
豆まきは最前列より後方の方が撮りやすいかもしんない。
運悪く撮影できる場所からおばけさんたちの豆まきは撮れなかったけど(^^;)
それでもやっぱりあすの3日、節分当日は最前列に入ろう!と心に誓いながら八坂神社をあとにしました。

とりあえずいったんコインパーキングに駐車してあるソリオくんに戻って一服 (^o^)y-~~
で、バスはめちゃ混んでるのでタクシーをつかまえて吉田神社へ。
京都で最も由緒正しい節分行事といわれる吉田神社追儺
平安時代に宮中で執り行われていたものを再現しているといわれます。
みどころは何といっても2日の日没後に執り行われる鬼やらいです。
屋台が連なる参道には目もくれず急いで来たけどすでに3重4重の人だかり(^^;)
数年前に来た時より倍は見物客が増えてる感じです。
こりゃミラーレスカメラを頭上に掲げての撮影になりますね~。
しかも今回はじめてのミラーレス一眼での本格的ストロボ撮影。
はじめてづくしの節分祭撮影ですw。
18時、場内アナウンスによる説明のあと、厳かな祝詞からスタート。
厳めしい方相氏と随神・舎人の子どもたち。
そこに怒りの赤・悲しみの青、嘆きの黄色の3匹の鬼がうなり声をあげながら入ってきます。
そうして拝殿の周りを一周、方相氏を威嚇する様子もみられますねw。
で、方相氏らによる鬼退治。
豆をまいたりはせずに、方相氏が手に持つ鉾と縦を掲げると鬼たちが蹴散らされていきます。
最後に殿上人が桃弓で葦矢を放って鬼たちを退散させ、めでたしめでたし☆

「うをををを~!」
方相氏にガン飛ばす鬼
方相氏、鉾と盾で鬼退治
鬼、退散

いや~、久しぶりにみたけどやっぱりおもしろいわ☆
で、鬼やらがい終わると境内の通行規制が解除されてものすごい混雑になるわけですが、そんな中でふとみやるとシカの石像が。
ってことは…と思いつつ、そういや吉田神社のご祭神ってどんな神さまなんだろ?と気になりました。
吉田神社ってこの追儺式の時にしか参拝したことがない。
追儺式の執り行われる本殿前・拝殿周辺しか知らない。
大元宮」という社があって、何でもここを参拝すると日本全国すべての神社にお参りしたのと同等のご利益があるらしい。
あとで調べたら、予想通り本殿のご祭神は健御賀豆知命タケミカヅチノミコト)。
大原野神社や奈良・春日大社のご祭神でもあり、タケミナカタノミコトを信州・諏訪まで追っかけてった最強武神ですね☆
平城京の守り神・春日大社長岡京の守り神・大原野神社、そして平安京の守り神が吉田神社というわけです。
大元宮は八百万の神さま全部を祀っているんだそうです。
こりゃ節分と関係ない時に一度ちゃんと参拝しなくっちゃ。

そんなわけで2日の節分祭はこれにて終了、帰り道で屋台で夕食代わりの買い食いw。
1月スタートのアニメ「姫さま”拷問”の時間です」をみてから食べたくってしょうがなかった屋台のたこ焼きと、久しぶりにその姿を拝見した「ばりばり旨いで~!」の関西弁トルコ人おじさんのケバブサンドをおいしくいただきました♪

屋台でたこ焼き!
ケバブサンド!

雑踏の中での立ちっぱなしと撮影はやっぱり足腰にキますが、例年通りの疲れ・だるさという感じ。
ヘンな頭痛とかもなく体調は良好。
あすは早起きして八坂神社だ~☆