のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

節分当日

2月3日、節分です。
本来は立春立夏立秋そして立冬の前日がそれぞれ節分と言われたそうですが、旧暦の立春はお正月ですから、立春の前日の節分は特別というわけ。
京都では特に節分行事がたくさん執り行われますが、ボク個人としてはほぼ毎年八坂神社節分祭に入り浸っています(^▽^;)
何といっても京の4花街の舞妓さんたちの奉納舞。
デジカメを持って京都で写真を撮るようになっておおよそ20年、ずっと魅了されっぱなしです(*^^*)
年々場所取りが苛酷になるし、京都のほかの節分行事もみたいと思うこともあるんですが結局毎年八坂神社に来てしまうんですよね~w。

そんなわけで節分当日も八坂神社へ。
できれば最前列に入りたいと思ってうんと早く起きて出発。
結果は…7番手!
かろうじて最前列か、状況によっては2列目です(^^;)
土曜だし、コロナ禍が過ぎて(?)最初といってもいいフルスペック開催ですから、まあよしとしましょう。
去年はまだ外国人観光客が制限されてましたしね。
で、きょう最初の演目の今様奉納まで神社の脇でひたすら待機。
きのう同様、腰ベルトとふくらはぎサポーターを装着してますw。
この待機時間は周りの人とコミュニケーション。
きくところによると動画撮影をしようという人が多いみたいです。
なので多少後方からでもできるだけ正面から撮影したい、と。
ボクは写真撮影、特にキレイな1ショットを撮影したいというのが通例なので、こりゃ意外と最前列のいい場所に入れるかもしんない♪
お昼時を過ぎて午後3時過ぎまでの長丁場、非常食に事前にコンビニで買っておいたおにぎりとかきのうの豆まきでGETしたお豆さんを食べながら飢えをしのぎますw。
きのう舞妓さんたちがまいた豆をいくつかGETしてウチに持って帰りましたが、少し固いので老父母には不向きな食べ物。
母なんか総入れ歯だし(^^;)
自分の分1袋くらいで十分と思ってても複数GETできちゃう好位置だったってことでw。
そうこうしてると徐々に人が増えてきました。
二重三重に行列が伸びていきます。

そんなこんなで11時を前に、舞殿前に移動する際、少し後方でトラブルが発生した模様。
滞留してはいけない場所に居座って、神社の係の人が注意しても動かない、みたいな。
でもまあその辺はボクらより係の人に任せておいた方がトラブルが拡大しないので、申し訳ないけど手出し無用で。
京都の祭事等ではこういうのをよくみかけます。
社寺等の庭園でやっちゃいけないことをやる人や入っちゃいけないとこに入る人。
そして注意・警告されても居直る人。
問題が発生するたびに規制が強化されて、場合によっちゃ撮影禁止、出入り禁止になることも。
その人は生涯に一度きりで来年以降は来ないのかもしれませんが、行動が次回以降に訪れる人に多大な悪影響・迷惑になることを自覚してもらいたいものです。
それより何より、これから楽しく祭を観覧しようというのにムダに意地を張っちゃっりしたら楽しくなくなっちゃいますし。
係の人、警察や警備員の指示に従って楽しく安全に。
撮影する側は事前に可能な限り情報収集して前年までのルール等を把握しておくことが大事ですね。
イイ場所に入れた!と思ってても実はその場所が規制区域で、あとになって移動せざるを得なくなる可能性も視野に入れましょう。
ダメなものはダメ、ルール厳守。

というわけで、ボクの前の人が2列目中央に行ってくれたおかげでめでたく舞殿に向かって左手の最前列に入れました☆
そしてはじまる2日目の節分祭。
毎年恒例の今様奉納白拍子舞ですが、今回は特別ゲストに篠笛奏者で作曲家でもある佐藤和哉氏が参加されて、冒頭で美しい笛の音を奏でてくださいました♪
去年の祇園祭、後祭宵山橋弁慶山の会所でも一度拝見したことがあります。
澄んだ笛の音が心に染み入るよう☆

佐藤和弥氏の篠笛演奏

そのあとは例年通りの白拍子舞。
読売テレビの元アナウンサー・植村なおみさんはもう舞も舞われるようになったんですね☆
マイクを持っての司会業はお手の物でしょうw。
舞が終わると豆まき、ことし12歳になるかわいい年男くん・年女ちゃんも一緒に、ふくは~うち♪

今様奉納(写真右から2人目が植村さん)
白拍子
白拍子
ふくは~うち

ここから少し時間が空いて、次の演目は13時から。
長時間の立ちっぱなしで腰が痛いですが、最前列の何が楽かって、雑踏の中で後方からの圧力だけで前方からの心配がない点。
前には舞殿回りの柵があるだけですから、少しくらいなら寄りかかってもへっちゃら♪
そんなに強度がないからムチャなことはできませんがw。
きのう久しぶりに後方から撮影してそのありがたみが身に染みて実感できます(^^;)
で、13時からは真打登場、祇園甲部歌舞会の奉納舞。
例年通りの3人の舞妓さん、中央がまめ彩さん、向かって右が亜佐子さん、左が槙沙子さん。
3人ともお美しくって誰を撮るか迷っちゃいますw。
ボクのすぐうしろに「亜佐子さんから写真撮影を依頼された」という女性がおられて、亜佐子さん本人からの情報で1曲目の「松づくし」で風が弱かったら扇子を放り上げる所作を披露して下さるとのこと。
そんなのうまく撮れるかなぁ?
どのタイミングでやるのかよくわかんなかったから亜佐子さんじゃなくまめ彩さんだけど、けっこううまい具合に撮れました☆

祇園甲部の奉納舞
祇園甲部の奉納舞(まめ彩さん)
扇を放り上げる所作

2曲目はおなじみ「祇園小唄」。
最高の最前列からの撮影、1ショットだけでなく3人決めポーズもバッチリ撮影したい!

祇園甲部の奉納舞(亜佐子さん)
3人舞
祇園甲部の奉納舞(槙沙子さん)
だらりの帯、決めポーズw

苦節20年近く、さすがに「祇園小唄」も聞きなれて、歌のポイントでカメラを持ちかえて広角レンズで3人ショットを撮影することもできるようになりました♪
ただ、最前列はちと豆まきが撮りにくい(^^;)
それでも「ふくは~うち」☆

ふくは~うち

続いて14時からは5年ぶりとなる祇園獅子舞祇園太鼓
獅子舞は去年の祇園祭の花傘巡行以来、お久しぶり♪
太鼓の方はいつ以来かな?
おりこうさんの青鬼とおちゃらけ赤鬼の演劇仕立ての太鼓が相変わらずおもしろい♪
太鼓の音ってなんか日本人の魂を揺さぶる響きがある気がします。
撮影しながら思わずカラダがリズムを刻んじゃう☆
そしてここだけ特別な太鼓のリズムに合わせて「ふくは~うち!」

獅子舞
獅子舞
中はかわいい女の子
青鬼に叱られる赤鬼子ちゃん
祇園太鼓の女の子
祇園太鼓

そしてボク的・節分の最終演目、15時から祇園東歌舞会の奉納舞。
コロナ禍の影響もあって舞妓さんの数が減って去年は3人だけになっちゃってたのが心配でしたが、今回一気に4人増えて何と7人での奉納舞。
ちょっと悠長に1ショットなんて撮ってられないかも(^^;)
コロナ前からがんばってる中央の満彩尚さんはぶっちゃけおぼこい感じだったのに貫禄すら感じる円熟味を帯びた様子でステキでした☆
ほかのみんなを一人一人キッチリお姿を確認しきれないけど、7人舞は豪華絢爛!
そして豆まきには節分おばけさんも参戦、いとしの雛佑さんにことしも会うことができました☆
ことし最後の「ふくは~うち」♪

めいっぱい引いても一人足りない!
祇園東の奉納舞
大勢での豪華な舞
祇園東の奉納舞、満彩尚さんを中心に
祇園東の奉納舞
ふくは~うち
節分おばけ

ふひ~、ことしもたくさん撮りましたw。
腰の痛みがありましたが、何とか最後まで。
もうここまで来たら元々腰痛なんてなくても腰が痛くなる長丁場2日間(^^;)
翌日以降が心配ですが、それも毎年のことw。
帰りに八坂神社境内の屋台で買い食いでもしようかと思いましたが、奉納舞が終わっても続々と外国人観光客を主とした参拝客がとにかく多いので、何も食べずにそそくさと帰路につきました。
ウチに帰ったら母のお手製の恵方巻が待ってるのでw。

また来年、ボクはきっと2日・3日のいずれか、もしくは両方の日にの八坂神社に居ることでしょう(^▽^;)
節分を過ぎたらもう春の足音が。
八坂神社の境内にも梅の花が少し咲いてて、京都各地は少しずつ彩を増していく季節になります☆
早くカラダを万全にしなくっちゃ(^^;)

五分咲きの梅(八坂神社境内)