のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

鉾建て

きょうはお休み、隔週で行ってる母の通院サポートですが、きょうは別の3か月に1回の通院サポート。
長い時はかなり時間がかかるるけど、意外と早く終わりました。
10時には帰宅できたので、そこから出撃!

7月の京都は祇園祭
祇園祭では、お神輿が動くときにその前座として行列・巡行が執り行われるというのがポイント。
きのう10日は八坂神社の蔵からお神輿が出されて、お迎え提灯行列のあと、鴨川の水でお神輿を洗う神輿洗い
ちなみに、このあとお神輿が八坂神社から四条寺町付近の御旅所に移動する神幸祭の前に前祭の山鉾巡行(17日)、御旅所から八坂神社に戻る還幸祭の前に後祭の山鉾巡行が執り行われる(24日)という流れです。
祇園祭の一番のみどころといわれる山鉾巡行は、実はお神輿が通る道を先に通って清めておく意味で執り行われる、いわば前座というわけ。
それはさておき、10日の神輿洗いを皮切りにお祭は京都の市街地へと舞台が広がっていきます。
各山鉾町では前祭の山鉾の山鉾建てがはじまります。
久しぶりに鉾建ての様子をみにいこう♪

定番の祇園祭散策ルート、御池通の駐車場にクルマを停めて、まずは寺町京極の商店街を南下。
「京極」の名が示す通り、平安京の東の端がこのあたりだったこと、みなさんご存じでした?

寺町京極のアーケード

四条通りに出る少し前にある天満宮に参拝して。
ここのカベに埋まってる鳥居が大好きです♪

天満宮
壁に埋まってる鳥居

社から西へと続く錦小路商店街を通って。
ちょうどお昼時、買い食いパラダイス状態ですねぇw。
串焼き串揚げにスイーツ系とよりどりみどりですが、食べたいのをぐっとこらえて商店街を通り抜けますw。
通り抜けた先で昼食は「万豚記(京都錦小路店)」で夏の涼麺・辛麺「冷やし排骨担々麺」思ったより辛くはありませんが酸っぱめの味が夏にピッタリ、冷たい麺にあつあつ排骨(揚げ豚)が(^▽^)ウマウマ~☆

冷やし排骨担々麺@万豚記(京都錦小路店)

少し南下して四条通りを西に進むと、長刀鉾がみえてきます。
前日から始まった鉾建て、まだ骨組みを組み立ててる状態です。
部材を何年も使用するためにクギを一切使わない「縄がらみ」の手法で組み立てられます。
鉾が建ち上がるとこの芸術的ともいえる縄の様子がみられなくなっちゃいます。
鉾建てを見物する一番のポイントですね☆
最初は横倒しの状態。
高くそびえる鉾ですが、上部の榊や鉾頭等の装飾を整えるために、最初は横倒しの状態になっています。
ある程度整えられたら90度転がして?倒して?立った状態になります。
むかしはすべて人力で建てられていましたが、最近では一部を除いて機械が使われます。
ちょうどこの作業が行われるタイミングで訪れるのは初めてですね~。
そう思って長刀鉾が建てられるのを待とうと思いましたが、まだ鉾頭等の作業が続いていて、いつになるかわかんないや。
ほかの山鉾を先にみにいこう♪

「縄がらみ」
長刀鉾、横倒し状態

長刀鉾から四条烏丸交差点をはさんで西側に函谷鉾
もう立っちゃってますね。
室町通りの南側をみやると鶏鉾、ちょうど立ててる立ててる!
ワイヤーを使って引っ張って立てるんですね~☆
音頭取りが乗っかって、幼稚園?保育園?ちびっ子たちが掛け声を上げてます♪

鶏鉾、立てる
鶏鉾、立てる
鉾をみあげるちびっ子たち

四条通りに戻って西に進むと月鉾、こっちも立ててる立ててる!

月鉾、立てる
月鉾が立った♪
月鉾の鉾頭

新町通りを南下すると船鉾、さらに南に前祭唯一の曳き山・岩戸山
船鉾には芯になる真木、鉾頭がないので最初から立った状態で建てられます。
岩戸山の方は休憩中か作業してないみたいなので船鉾からUターンして北上。

船鉾、鉾建て中
船鉾、鉾建て中

新町通り四条通りの北側、放下鉾
こちらはまだ立っておらず、縄がらみで骨組みを組み立てる作業が進んでいます。
いろんな状態の作業をみられて楽しいですね~♪

放下鉾、縄がらみ作業中
放下鉾、作業中

室町通りの北側は菊水鉾
間近でみる菊をかたどった鉾頭がみごとです☆
こういうのをみられるのもこのタイミングならではです♪

菊水鉾の鉾頭
菊水鉾、縄からみ作業

すでに立ってた函谷鉾に戻ってくると、さらに作業が進んで、次々と骨組みが組み上がって、形になってきてますね~。
青空に鉾頭が輝きます☆

函谷鉾、作業は進む
函谷鉾の鉾頭

で、長刀鉾に戻ってくると…ありゃ、もう立ってる(^^;)
長刀も青空に輝いてます☆

長刀鉾、もう立ってるw
長刀鉾の鉾頭

ってな感じで、前祭の鉾をぐるり一周するのりりん的・定番鉾町散策ルートで鉾建て作業を見物して撤収。
なお、舁き山の山建て作業はまだはじまっていませんでした。
むちゃくちゃ暑いけどまぶしく晴れ渡った青空は夏本番!
梅雨明け宣言も時間の問題かと思われます。
のりりん的・2023年の祇園祭が遂に開幕!
次は宵山、16日…いや、15日の日勤終わりにも少しでもみにこようかな?