のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

駈馬神事

5月5日は端午の節句、こどもの日。
特に休日指定をしていなかったんですがたまたまお休みをいただきました♪
京都では各地でいろいろ祭事が執り行われる日でもあります。
去年くらいからこの時期のお祭りも再開されていますが、去年は上賀茂神社賀茂競馬に行ってきました。
ことしは久しぶりに藤森神社駈馬神事をみにいこう☆

ウチからそう遠くない藤森神社。
端午の節句とは言わずに菖蒲の節句と呼びならわされており、その発祥地といわれています。
菖蒲の節句に合わせて5月の初めから藤森祭が催行されていて、きょう5日にはお神輿や鼓笛隊の行列が出て、参道で駈馬神事が執り行われます。
応神天皇の母・神功皇后がご祭神ということで、やはり男児のためのお祭りが盛大に催行されるんでしょうね。
「駈馬」は江戸時代にその形ができた曲乗りのような馬術で、流鏑馬のように弓矢を射るようなことはありませんが、戦時に敵を挑発したり襲い来る矢から身を守るための技が多くみられます。
流鏑馬などは京都以外でもみられますが、この駈馬は全国でここでしかみられない行事とのこと。
久しぶりの観覧、ロケハン含めて午前中から神社に…と思ったら、ちょうどお神輿が出ていくところに出くわしました☆
ハッピに「一」の神輿は「東福寺上の郷」とあります。
ほかにも「深草」という文字もみえますね。
京阪の駅でいうと墨染、藤森、深草龍谷大前)、伏見稲荷鳥羽街道東福寺
このあたり一帯を練り歩くことになるのかな?
お神輿は京都でも特に優雅な形だそうですが、いくつ出るのかな?

藤森祭・お神輿(東福寺上の郷)

いろいろ興味をそそられますが、駈馬を優先して神社に行きましょう(^^;)
境内は屋台もたくさん出て大いににぎわってますね~☆
コロナがすっかり過去のことのようなにぎわいですw。
駈馬神事は13時からですが、10時にしてすでに場所取りのカメラマンが多数。
まあ、最悪後方から脚立にのってと考えてたのであまり気にしません。
メインの観覧席の近くに陣取って、あとは時間を待つばかり。

祭の藤森神社

まずは神事が執り行われる馬場のお清め、そして試走に続いての曲乗り。
…ですが、試走から猛烈な速さで爆走する馬、ぱっかぱっかのんびり走る馬とまちまち。
例年事故が絶えない駈馬神事、今回も馬が馬場の奥の突き当りにある拝殿に乗り上がっちゃったりして大変です(^^;)
以前に観覧した際は馬が転倒したり鞍がはずれて落馬、救急車が来てたっけ。
今回も3頭の馬のうち前述の昇殿しちゃった馬ともう1頭ケガしちゃって、残ったのはのんびり走行の馬1頭のみ。
一時はどうなることかと思いましたが、最後は今回から新たに就任された乗り手頭が「藤下がり」をビシっと決めてくれて、よかったよかった☆
人馬一体の妙技、アクシデントがこの神事が命がけということを教えてくれます。
みせてもらえることがとても得難い貴重なことだと思えます。

爆走馬
速すぎて「手綱くぐり」失敗
「横乗り」
爆走馬・その2
「矢払い」
「一字書き」
「藤下がり」

いや~、やっぱり走ってる馬を撮るのはなかなかうまく撮れないけど楽しい♪
で、駈馬神事が終わったところに神社到着時に出発した鼓笛隊や武者行列が返ってきました。
かわいい隊員さん、みっけ☆

鼓笛隊
かわいい隊員さん、勇ましい☆

お神輿はいつ戻ってくるのかもわからないので、遅くなったら困るのでこれにて撤収。
お疲れさまでした☆

今月は15日にいよいよ4年ぶりの葵祭が控えています。
荒天の際の予備日・写真整理日をかねて15日だけでなく16日にもお休みをいただいています。
10日間でどこで撮影するかなどいろいろ計画を練ろうと思うのでした☆