のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

しめくくりの湖国

さてさて、2日連続の湖国散策ですが、どうもきょうも午後から雲が多くなるみたい。
まあ、行けるところまで行ってみましょう♪

行き先は近江八幡方面ですが、どうやって行こうか?
高速を使って竜王とか八日市とかまで行く手もありますが、地道で大津から琵琶湖大橋を渡って湖岸道路で行くこともできます。
ん?琵琶湖大橋
そういえば前に2度ほど朝焼けを撮ろうと思ったけど雲が多くてイマイチだったっけ。
ことしここまで散々滋賀県を散策して、いい朝焼け・夕焼けが撮れてない。
香川に旅行に行った時も朝焼けは一度撮れたものの夕焼けがダメだった。
琵琶湖の夕焼けはどうしても比叡山・比良山があるのでなかなかいいポイントがつかめないし。
ここは琵琶湖大橋ルートを採用して、改めて浮御堂の朝焼け、琵琶湖の朝日を拝みたい。
というわけで、朝5時すぎに出発。
少し出遅れたかな?
到着前に明るくなってきちゃったよ(^^;)
でもまだ日の出には時間がある。急がねば!
で、前回と同じ場所から再度チャレンジ。
今回は北の方に雲があるものの東は晴れ渡ってる♪

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琵琶湖の日の出
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朝焼けの浮御堂

日の出と浮御堂を一緒に撮影するためには広角レンズが必要ですねw。
ともあれイイ風景♪

さて、今回の目的地は近江八幡
琵琶湖大橋を渡って湖岸道路で、まずは日牟禮八幡宮へ。
日の出撮影から30分ほどで到着。
単純に、近江八幡市というけどどこに八幡社があるのかな~と気になって調べたので行ってようと思いました(^▽^;)
香川の善通寺市と同じパターンですw。
昭和29年のこの地域の市制移行時にこの八幡宮があったことが近江八幡市の名の由来といわれています。
…と、日牟禮八幡宮のHPにありますが、ビミョ~にあいまいな表現ですねぇ。
ほかに由来になりそうなものがあるんでしょうか?
それはさておき。
伝記によると、元々社があったこの地に応神天皇行幸され、還幸の際に御座所を設けて休憩されました。
その後、この仮屋跡では日輪の形を二つ見るという奇瑞があったため、祠を建てて日群之社八幡宮と名づけられたといいます。
八幡山の断崖を背に建つ八幡宮は厳かな雰囲気です。
元は八幡山の上にも社があったそうですが、豊臣秀次が山上に八幡山城を築城する際に上社と下社を合祀して現在の一つの社になりました。
ロープウェイで山上にも行けますが、きょうはやめときましょう(^^;)

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日牟禮八幡宮
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日牟禮八幡宮本殿

八幡宮の周辺、近江八幡の街並みの特徴として八幡堀の風景があります。
秀次の八幡山城の城下町としてこの地域は大津に並ぶ賑わいがあったといい、八幡堀は街の繁栄を支える大動脈でした。
いまは廃れましたが、現在も白壁の土蔵や旧家が立ち並び風情ある街並みが残っています。
川沿いの紅葉もキレイですね☆
まだお店なんかは開いてませんが、ちょっとぶらっと一周♪

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白雲橋から、八幡堀の風景

続いては東近江市に移動して、石馬寺
紅葉情報サイトで名前が挙がってたので行ってみました。
聖徳太子が「霊地は近江にある」との占卜から馬に乗って繖山(きぬがさやま)にさしかかったところ馬が動かなくなり、傍らの松の樹に馬をつないで山に登ったところ、瑞雲たなびく風光明媚な風景が広がっていたので深く感動して再び山を下ると、馬が傍の池に沈んで石となっていたというのが寺号の由来だそうです。
聖徳太子ゆかりのお寺はこの近くにも百済寺がありましたね☆
寺に向かう石段がごつごつとしてて少し歩きにくいですが、ずんずん上っていくと3つに分かれています。
真ん中の石段の先には雨宮龍神、左に六所神社、そして右に石馬寺とあります。
六所神社は帰りに寄るとして、雨宮龍神社に向かう石段は鳥居の先にず~っと続いてるみたいなので、ここまででもけっこう石段上ってきたし、また今度ということで(^^;)
到着して受付けを済ませると係の女性が宝物庫に案内してくださいました。
丈六の美しい阿弥陀さまを中央に、観音さま、四天王像、役行者像。
みごとな仏像です。
境内には小さな石庭があって、そのうしろに池が。
不思議なところにと思ったら、そのまたうしろの岩場からの湧き水で、涸れることがないんだそうです。
境内は寂れ具合が情緒たっぷり、静かでいい雰囲気♪
紅葉もいい風情。
異形の石馬寺不動さんほかたくさんの石仏、石塔があります。
こういう雰囲気のお寺、好きだなぁ♪
参拝後、後回しにしていた六所神社にも参拝して山を下りました。

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石馬寺本堂
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石馬寺石庭
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六所神社

お次はまた近江八幡市に戻って教林坊
繖山の北側の石馬寺に対して南側にこの教林坊があって、どちらも聖徳太子由来の寺院です。
こちらも紅葉情報サイトで名前が挙がっていて、今ちょうど紅葉がみごろらしい。
春と秋に期間限定で公開される、庭園の美しいお寺ということですが…
むちゃくちゃ参拝客が多い(ーー;)
多いな~と思って様子をみてると団体客が続々と。
写真はまあ撮れるように撮るだけですが、杖やストックを両手について歩くご老人もしばしば見受けられます。
通路が狭いのでそうした人と軽く接触しただけでも…そう思うとこわくって。
境内一面、みあげると全部紅葉でとても美しいし、小堀遠州作という名勝庭園もみごとなんですが、回遊式なのでどっちを向いても人が入りそう(ーー;)
みあげる分には問題ないんですが、書院の縁側は座ってる人で埋め尽くされて動きそうにもありません。
こりゃゆっくりじっくり撮影なんてしてられないや。
できるだけ人が入らないように撮影。
人とぶつからないように、後続をさえぎらないように急いで撮影。
本堂もごった返し状態で、ご本尊は太子自作の観音さまの石仏だそうですが堂内をじっくり鑑賞するヒマはありませんでした。
で、そそくさと退散。
何か疲れちゃいました(^^;)
写真はしっかり撮れたから、まあいいやw。

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教林坊(本堂)
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教林坊(書院)
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教林坊の紅葉

そろそろお昼。
予報通り少し雲が多くなってきたな~。
昼食食べてたら晴れてくれないかな?
そう思いつつ、東近江市でも少し離れた「麺庭 寺田屋永源寺店)」で「鶏ガラ醤油(チャーシュー増し)」のりりん好みのブラック醤油スープはみかけによらずあっさり味で太めのストレート麺に薄切りのたっぷりチャーシューも(^▽^)/ウマウマ~☆

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鶏ガラ醤油・チャーシュー増し@麺庭 寺田屋永源寺店)

昼食後は晴れるどころかいっそうのくもり空。
しょうがない、ここらで撤収にしますか。
朝焼けもよかったし、紅葉の風情も、この時期らしい混雑のわずらわしさもあって盛りだくさんでした。
あといくつか行きたかったところがあったけど、またの機会に。

ことしの紅葉はこれで最後かな?
去年は奈良で、ことしは滋賀。
「京都日和」のタイトルそっちのけですが、地元京都を知り、近隣を知る。
そして日本全国を知ることが最終目標なので、ご理解賜りたいと思います(^^;)
京都というかウチの近所に1カ所だけことしの秋の内に行っときたいところがあるんだけど、行けるかなぁ?