のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

よいこの徒然草・第七十八段、七十九段

第七十八段
最近流行の珍しい話題を言い広めてもてはやすというのもまた納得がいかない気持ちになります。そういう話題が世間から忘れ去られるまでそれを知らない人こそ奥ゆかしく思われます。
新しく集団に入ってきた人に、仲間内だけでしか通じない話や物の名を互いに言い合い顔を見合わせて、意味のわからない人にわけがわからずいやな思いをさせるのは、世間知らずで、きっと教養がなく下品な人物だからなのでしょう。

第七十九段
何事も深く立ち入らないで、あまり詳しくなさそうな顔をせず控えている方がいいのです。君子はたとえ熟知している話題であっても、自らの知識をひけらかすようなことは決してありません。田舎者ほど何でも知っているような顔をして受け答えするものです。だから、聞いているこちらが恥ずかしくなるくらいなのに、その自らの博識にうぬぼれている様子はみっともないことこの上ありません。
ですから、自分の得意とする話題にあっては、訊ねられない限りはことさらに口を開かずにいるのがよろしいのです。

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前回の続きのようなお話。

日本人の「雄弁は銀、沈黙は金」という風習というかなんというか。
ボク個人的には、双方使い分けが大切だと思います。
仕事なんかでは特にそうですね。
しゃしゃり出ると反感を買う場合もありますが、いざという時に自分をアピールしないと評価につながらない。
その間合いを見極めるのが大切だと思います。