のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

よいこの徒然草・第六十二段

延政門院さまが幼い頃、父である上皇の仙洞御所へ参上する者に、ことづけて詠んだという歌があります。

ふたつ文字 牛の角文字 すぐな文字 ゆがみ文字とぞ 君はおぼゆる
(あなたのことを「こ」「い」「し」「く」思われます)

父上さまに会いたい気持ちでいっぱいだ、ということでしょうか。

※「延政門院」=後嵯峨天皇の皇女、悦子内親王(1259〜1332年)。後嵯峨天皇崩御の折は14歳。

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なんというんでしょうか、可憐な少女の素直で率直な気持ちを感じる歌ですね。
天皇崩御される前後に詠まれたんでしょうか?
父の日も近いということで(^^;)