のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

新年度にあたり

noririn_06102011-04-02

この4月から、古典を詳しく読みたいと思い立ちました。
さしあたって、ウチに岩波文庫があるので『徒然草』を読もうと思います。

はてなダイアリーにくる前のブログのタイトルは「のりりんのよしなしごと」と徒然草から引用したものでした。
「ブログって現代の随筆だよな〜」と思ってはじめたのがその所以です。
そうはいっても、中高の古典の授業で印象に残っている文章が多かったというくらいで徒然草を全文読んだわけでも特別に詳しいわけでもありません。
というわけで、さしあたって全文読もう、と。

でも、どうやれば詳しく読んだといえるのかなぁ?
そう考えて、全文訳を自分で作ることにしました。
う〜ん、我ながらみごとな極端さw。
常日頃、人に「事柄を知って、その事柄について自分の言葉で他人に説明できてこそ、その事柄を理解したといえる」といっているので、それを実践しようというわけです。

手法としては、まず原文を味わうために内容はそこそこにそのまま読む。
続いて、ネット上にある現代語訳を複数読んで、一読して意味がわからなかった部分などを確認する。
最後に一字一句にはあまりこだわらず文章全体の意味・流れに重点を置いて自分の言葉で訳文を作り直す。

現時点で第十段まで終えましたが、かなり新鮮な印象です。
学校では抜粋でしか読みませんでしたからね〜w。
ただ、『徒然草』は全部で第二四三段まであるのでいったいいつ読み終わることやら
まあ、気長にやることにしますw。

今後ここでその文章を発表していきますが、誤訳等の指摘がありましたら皆さんどうぞよろしくお願いいたします
まずは有名な序文。
ここだけ原文と一緒に記載しておきます。

〜☆〜★〜☆〜★〜☆〜

徒然草吉田兼好のりりん訳)

○序○
つれづれなるままに、日くらし、硯にむかひて、心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ

いやになるほど退屈な一日中、すずりに向かって、心に浮かんでは消えてゆくとりとめもないことをたくさん書き残しているうちに、なんともおかしな気分になってしまうのです。
…以下適当に続く。