のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

アサギマダラに魅せられて

ボク的3連休3日目。
一番天気がイイですね☆
きのうの紀州散策をこの日に持ってきた方がよかったかな~という気もしますが、過ぎてしまってどうしようもありません(^^;)

突然秋になった感のあることしのこの季節。
ここまで休日の天候に恵まれなかったこともあって旬の花をあんまり撮影できていませんでした。
和歌山の神社仏閣巡りを優先したというのもありますが(^^;)
萩とか彼岸花とか、あんまり撮れなかったな~。
そんな中、どうしても撮りたい藤袴
…というより、藤袴に舞い降りるちょうちょ、アサギマダラが撮りたい♪
ふわりふわりと舞う姿、浅葱色の美しい羽根、この季節の風物詩です。
京都では固有種の藤袴が絶滅の危機にあったところ、保全育成が盛んにおこなわれています。
そうした保全活動の一環として、上京区ではあす10月13日から藤袴が開催されますね☆
源氏物語』の第三十段のタイトルがその名も「藤袴」。
その前段・二十九段が「行幸(みゆき)」で、みかどの行幸先として登場するのが大原野、現在の京都市西京区にあたります。
その縁かどうかは知りませんが、藤袴祭が開催される上京区とならんで藤袴の生育に力を入れているのが大原野神社を中心とした地域です。
去年行ったら臨時休業だった藤袴生育地、ことしは生育が行われているみたいなので行ってみよう☆
朝の通勤渋滞を避けて少し早めにウチを出て、大原野神社に到着したのは7時半ごろ。
少しクルマで待機して時間調整後、神社の参拝は後回しにして藤袴生育地へ。
キレイに咲きそろった藤袴にアサギマダラが2、3匹ふわりふわりと飛んでます☆
やった~♪
20m四方くらいの小さな生育地をゆっくりゆっくり歩いて、花の蜜を吸うアサギマダラを撮影します。
絶好の快晴、風も弱くて最高のコンディション。
写真はトリミング前提でフレームに入ってさえいればいい、みたいな撮り方(^^;)
しばらくすると修学旅行?遠足?の中学生の団体が来て一気ににぎやかになっちゃいました。
ちょうちょと一緒にハチも飛んでたりするので女子はきゃ~きゃ~いいながらスマホ撮影してます。
まあでも、若い子らがアサギマダラというちょうちょと藤袴の生態や前述の源氏物語から古典に興味を持ってくれたらそれはうれしいこと。
温かく見守りましょうw。
学生たちが去った後もしばらく撮影を続行、ずっとみてっても飽きない花と蝶の風景です。

藤袴
藤袴とアサギマダラ
アサギマダラ
学生さんたちも撮影に挑戦

トリミングなしでいけそうな写真も撮れて、できれば飛んでる姿なんか撮れないかな~と試行錯誤。
蜜を吸ってるちょうちょが飛び立つ瞬間を狙ったらマグレで撮れました☆

トリミングなし、青空バック
手前ボケを利用して少し幻想的に
ふわり

実はこの藤袴生育地、数日前にはもう刈り取ってしまうはずだったのが雨で延期になっていたそうで、この日の午後には刈り取ってしまうそうです。
固有種保全のために種をつける前に刈り取る必要があるんだとか。
きょう訪れてアサギマダラにも会えたのはちょ~ラッキーでした☆
でもこの生育地もここに開設されて4年も経ちますので、そろそろ生育が悪くなって別の場所に移す必要があるかも…という係の方のお話。
はじめてアサギマダラに出会ったのはまだ善峯寺の近くに生育地があった時でした。
今後の動向に注意が必要です。

十分藤袴とアサギマダラを撮影できてほくほくしながら、大原野神社に改めて参拝。
生育地から運ばれた鉢植えの藤袴があるはずだから、そこにもアサギマダラはいるかな~?
お、いるいる♪
しかも神社の朱塗りの社殿とのコラボも撮れちゃった☆
もうこれ以上は望めないと思えるくらいですw。

アサギマダラ
藤袴、アサギマダラと社殿・狛シカのコラボ

ところで、大原野神社って藤袴とかまぼろしの桜と言われる千眼桜とか、さらに紅葉とかで何度も撮影に来てますが、ご祭神ってどんな神さまだっけ?
最近の神社散策でそうしたことが気になったのでちょっと確認すると…御雷タケミカヅチノミコト)!?
大国主の次男・建御名方命タケミナカタノミコト)を打ち負かして出雲から諏訪まで追っかけてったおっそろしい武神。
奈良の春日大社と同じですね…って、それもそのハズ、大原野神社平城京から長岡京に遷都されるにあたってみやこの守り神にするために藤原氏氏神でもある春日大社から勧進を受けて移してきた神社だったのです。
別名「京春日」。
長岡京は未完成のまま破却されたけど神社だけが残ったということ。
道理で狛犬ならぬ狛シカだったりシカのお手水だったり、シカに縁があるのはそのためだったのか…
今さらながらそれに気づくとは、一体どこをみて参拝してたんだのりりん(^^;)
こりゃこれまで参拝してきた京都の神社、特にご無沙汰のところは改めて参拝する必要があるのかも。

大原野神社・シカのお手水
大原野神社

帰りに昼食は長岡京市内、長岡天満宮の近くの「龍仙」で店の名を冠する「龍仙・チャーシュー増し」みためからインパクト抜群の鉢いっぱいチャーシューの下は濃い口豚骨醤油味のスープとシンプルなネギ・もやしのトッピングに好みの細めの麺で\(^▽^)/ウマウマ~☆
…でもこの場所「龍龍軒」じゃなかったっけ?と思ったら案の定、龍龍軒がリニューアルしたお店でした。
2009年に店主が変わってかららしいのでもう14年も前ではありますが(^^;)
しかも以前に行ったことのある城陽の「龍仙 麺屋京都」はこのお店の系列店だったんですね☆
店内に城陽店のメニューが今後リニューアルされる告知が掲示されてました。

龍仙・チャーシュー増し@龍仙

そんなこんなで、午前中だけのちょっとした散策でしたが、改めて神社をたくさん参拝するといろいろつながりがみえてくることと自分の無知を実感した1日でありました(^^;)