のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

そして後祭へ

怒涛のように過ぎ去った祇園祭の前祭。
息をつく間もなく後祭がはじまります。
ボク的には、18日までお休み、19・20とお仕事。
きょう21日は母の通院サポートで休んで、22日にひとつだけ夜勤で働いて23日夜勤明け、後祭の宵山という流れ。
夜勤明けに前祭の時のように鉾町散策を昼の部・夜の部と歩き回るのはキビシイなぁ(^^;)
そう思ってきょう、通院サポートを終えてから昼の部だけでも済ませちゃおうと思い立ちました。
きょうから後祭の宵山がスタートするので山鉾も建ちあがってることでしょう☆

そんなわけで、朝の通院サポートを終えて、また京都の繁華街へ。
いつもの定番ルートで御池通りの駐車場からスタート。
今回は寺町京極をすと~んと南下せずに途中から新京極に入りました。
新京極の方が屋根から下がってる提灯が密な感じでイイですね~♪

新京極商店街の提灯

まずはハラごしらえ、新京極から六角通りを少し東に入ったところ「京つけめん つるかめ六角」で夏の辛麺「旨辛つけめん・炙りチャーシュートッピング」通常の豚骨魚介スープに辛味はそれほどキツくなく、香ばしく炙ったチャーシューにつるつる太麺も(^▽^)ウマウマ~☆

旨辛つけめん・炙りチャーシュートッピング@京つけめん つるかめ六角

さて、新京極通りに戻ってさらに南下。
天満宮では一礼だけしてスルーして(笑)四条通りに出ると、向かいに八坂神社の境外摂社・御旅所があります。
17日の神幸祭で八坂神社を出たお神輿がここに安置されています。

八坂神社御旅所のお神輿

3つのお神輿の中央が中御座、八坂神社のご祭神であるスサノオノミコトを祀っています。
向かって右側が西側なのになぜか東御座、スサノオの奥さまであるクシナダヒメを祀ります。
スサノオヤマタノオロチから守ったお姫さまですね☆
左側が西御座で、スサノオクシナダヒメの子である八柱御子神を祀っています。
御旅所には西殿社東殿社があって、お神輿の安置されている場所の左右になっています。
京都で一番の繁華街の中にあるのにやけにひっそりとした雰囲気の東殿社と、2柱の随身に守られた西殿社。
西殿社のさらに右(西)側に冠者殿社があります。

八坂神社御旅所・東殿社
八坂神社御旅所・西殿社
冠者殿社

冠者殿社はスサノオの荒魂を祀る社で、誓文払いでも有名だそうです。誓文払いって?
調べてみると、商売上の駆引きで客を欺いた罪を払い神罰を免れることのようで、特に商人や花街の人々に篤く信仰されているんだそうな。
スサノオという神さまはとにかく記紀等で多くの伝説・逸話を残している神さまです。
この誓文払いというのも、スサノオの有名な逸話が元になっています。
父・イザナミ高天原を追放されたスサノオ
黄泉の国にいる母・イザナギに会う旅に出ようと思い立ったスサノオ高天原の姉であるアマテラスにその旨挨拶に赴いたところ、アマテラスはスサノオ高天原を奪いに来たと勘違い、武装して待ち構えていました。
スサノオはその誤解を解くために「誓約(うけい)」という占いで正邪を判断することを提案、誤解を解くことに成功しました。
誓文払いにはそうしたスサノオ信仰が由来なんだそうです。
前祭の宵山の際に八坂神社で奉納される石見神楽「オロチ」の題材にもなってるヤマタノオロチ退治の逸話。
祇園祭のシンボルの粽と「蘇民将来」の逸話。
そうしたスサノオの逸話をまとめたら、奇想天外なストーリーになっちゃいますね☆

さて、前祭ではまず八坂神社に安置されているお神輿をみて、きょうは御旅所のお神輿を拝観しました。
ここから前祭同様、全山鉾の会所巡りを敢行します。
御旅所から四条通りをさらに西に進んで烏丸通りをこえて、まず向かったのは新町通り大船鉾
後祭で唯一の鉾で、かつ唯一四条通りの南側に会所があります。
前祭で船鉾の粽を授かったので対の大船鉾でも粽を授からないといけませんw。
神功皇后が韓国征伐に出た際の「出征」船鉾が前祭の船鉾、大船鉾は帰ってきた「凱旋」船鉾です。
神功皇后のご神体の人形、船鉾にはありましたが大船鉾にはいないんですね~。
ついでに前祭で展示されてた龍頭もみあたらないや。
ことしは着けないのかな?

大船鉾
大船鉾のご神体

そのまま新町通りを北上すれば南観音山・北観音山ですが、そのあたりをゴール地点にすることにして、烏丸通りに戻って北上。
蛸薬師通りには後祭で唯一くじ取らずで先頭を行く橋弁慶山…ですが、まだ提灯があがってないや(^^;)
でもご神体の弁慶と牛若丸はみえますね♪

橋弁慶山、提灯なし
橋弁慶山の弁慶と牛若丸

どんどんいきましょう、ことしのくじ1番・浄妙山鯉山黒主山役行者鈴鹿

浄妙山のご神体と懸装品
檜扇の花(鯉山会所)
真夏の桜(黒主山)
役行者山のご神体
鈴鹿山の会所、懸装品

…と、ここまで来てふとみやると手ぬぐいで有名な永楽屋細辻伊兵衛美術館で「昭和の怖い手ぬぐい・妖怪展」開催中ですって!
こりゃたまらん、おもしろそう♪というわけで入館。
館内写真撮影OKってのもたまらん♪

怖い手ぬぐい
妖怪展
怖い絵
細辻伊兵衛美術館

鉾町散策に戻りましょう。
真新しい鷹山
実は鷹山で手ぬぐいを授かろうと思ってたんですが、宵山が始まる前にお目当ての手ぬぐいは品切れ!?
やっぱり大人気ですね~(^^;)
…そういやご神体人形とダルメシアン(?)の展示もみあたりませんね。
まだ開いてないのかな?

鷹山

続いて、八幡山

八幡山のご神体と懸装品

で、友人との集合場所になってる北観音山
平日の真昼間、しかもまだ宵山がはじまってないこともあって、2人位しかご挨拶できませんでした(^^;)

北観音山

屏風展示をみてから、最後に南観音山
北に負けず劣らず、好きだな~♪
鷹山でスカを食らって、ココで龍の手ぬぐいを授かったのでありました♪

南観音山

前祭の23基と比べると後祭は11基と半分以下なので1周にそれほど時間はかかりませんが、やっぱり暑い!
なので、烏丸四条のおなじみのホリーズカフェで一服してから、撤収することにしました(^^;)
帰り道の錦小路商店街でもちょっと買い食い(写真ナシw)(^▽^;)

23日は夜勤明けなので夕方くらいに出撃して前祭とはまた少し雰囲気が違う宵山を味わって、前祭ではスルーした日和神楽まで楽しみたいと思います♪