のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

やりたい放題

6月末。
2023年、令和5年、ことしもちょうど半分が過ぎようとしています。
去年12月、2022年最後の休日にやりたい放題やってからちょうど半年。
6月は自分の誕生月でもありますので、半年ぶりにやっちゃおう(^▽^;)

でも天気があんまりよくなさそうだし、遠出するってわけにもいかないなぁ…
そうだ、京セラ美術館でイイ展覧会やってるみたいだしみにいこう☆
美しいものに触れることは一番のストレス解消、眼の保養です♪
…天気が悪くってもせっかくの6月末日、神社にも参拝したいし花もみておきたいなぁ。
あのへんでどっかないかなぁ…って、平安神宮があるんですけど、さすがに雨の中あの広大な神苑を歩くのはちょっと。
神社はともかく、蓮の花が咲いてるというお寺なら近くにあるし。
とりあえずれっつごう♪

向かった先は京都御所の南東、寺町通丸太町を少し下ったところ、革堂・行願寺
西国三十三所音霊場のひとつで、都七福神寿老神担当(?)。
今月中ごろには境内のの蓮の花ことしの第一号が咲いたときいています。
クルマを近所のコインパーキングに停めて…あれ、入り口どこだっけ?
そう思ってたらおとなりの下御霊神社の入り口に行き当たりました。
茅の輪もみえてるし、先に参拝しとこう♪

水無月の なごしの祓 する人は ちとせの命 のぶといふなり
思ふ事 皆つきねとて 麻の葉を きりにきりても 祓へつるかな
宮川の 清き流れに 禊せば 祈れることの 叶はぬはなし

…なぁんて覚えてるわけでもないので無言で茅の輪をくぐりますw。
千年の歴史を持つ古社、厄災をもたらす怨霊神を鎮める八所御霊をお祀りする御霊神社ですから、霊験もあらたかでしょう☆

下御霊神社
下御霊神社の茅の輪くぐり

で、改めて革堂。
小ぢんまりしたした境内に所せましと蓮の鉢が並べられています。
キレイに咲いてるのは…5つほどかな?
本格的なみごろはもう少し先でしょうか。
蓮の花は仏教と深くかかわりがあり、神聖な花として京都のお寺でも蓮の鉢がたくさんあるのをみかけます。
でも、なかなか池沼などに自生している蓮の花をみることが難しくなりましたね。
琵琶湖畔、烏丸半島付近の蓮も一度すっかりなくなっちゃったけどまた復活してくれないかな?
じめじめしたこの季節に咲く清らかな花、しゅっと筋が通って涼しげな花びら、そして咲いて5日目には散るというはかなさ。
大好きな花のひとつです。
小雨がパラつく天気でしたが、一生懸命蓮の花を撮影している間にほんの少しだけ日差しが出てくれました♪

革堂行願寺の蓮
蓮の花
革堂行願寺の蓮
革堂行願寺

さて、雨がいつザ~っと降ってくるかわからないきょうの本命は京セラ美術館で開催されているルーブル美術館展・愛を描く
「愛」を題材としている点に興味が惹かれました。
むかし若いころ、カメラの師匠に「カメラは愛だ!」と教わりずっとそれを信条にカメラをやってきました。
カメラを続けていくうちに、なんとなくですがカメラが愛だとわかってきた気もしています。
被写体をいかに美しくみせるか?
アングル、構図、レンズの絞りに倍率、シャッタースピード…という具合に、被写体を美しく撮るために様々な試行錯誤を繰り返す行為は、被写体への「愛」がなければやれるものではありません。
そうわかっているものの…その「愛」を感じてもらえる写真を撮れるのはきわめてまれです(^^;)
展覧会等で絵画などをみて学ぶのも、そうした表現の幅を広げるために大切ですね。
しかも今回の展覧会のテーマがずばり「愛」となればなおさらです。
また最近イラストをちょこちょこかいてることもあって、そっちの勉強のためにも美しい女性画がみたい。
展覧会には入場の事前予約があるのを知らずに入りましたが、当日入場ももちろん可能。
土日祝だったらヤバそうですがw。

京セラ美術館
ルーブル美術館展・愛を描く

入場すると、かなり人が多いですが絵がみえないというほどではありません。
のんびり美しい絵画を観賞。
17~18世紀の作品が多いみたいですね。
古典主義からバロック、そしてフランス革命が起こる、という時代。
神の愛を説くキリスト教絵画のほか、ルネサンス以降絵の題材に用いられるギリシアローマ神話、そして革命後は人々の生活に根差した絵画へと移り行く展示です。
個人的にギリシア神話が好きなボクが興味をそそられたのは愛の女神ヴィーナスの子であるアモル(イタリア語「アモーレ」の語源、キューピットの別名)と人間の王女プシュケの愛の物語を題材にした絵画。
展覧会のポスターにも用いられている、2人の恋がはじまる最初のキスの絵のプシュケ、一見無表情っぽい気もするんですが、そこに恋の戸惑いや照れ、喜びも感じられるようで特に印象深かったです。
しかもその絵を含む数点は写真撮影OKと粋な計らい☆
多くの人がスマホで撮影してる中、一応持ってきてたデジ一眼でちょこっと撮影しました♪

「アモルの最初のキスを受けるプシュケ」
「ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊」

ほかにも姫や女神を含む様々な女性を男が誘惑したり略奪したり、逆に男を誘惑する女性がいたり。
一方でイエスを抱くマリアの絵は観音さまみたいな表情も美しかったです☆
とってもいい展覧会だったので、結構高額な図録と、特に印象深かった絵の絵ハガキを5枚ほど購入しちゃいました(*^^*)
美を堪能した上やりたい放題w。
こういう展覧会が好きそうな父にもみせてやろうw。
少しはアタマもシャキッとするかなぁ?(^▽^;)

お昼は京都御所付近に戻って「京都鶏白湯そば 純」で「まぜそば」とオマケのから揚げ2コ、ダイブめしまで追加してやりたい放題w、濃いけどしつこさを感じないタレにガーリックの歯ごたえがおもしろくておいしい一品、そして残ったタレにごはんをダイブ(^▽^)ウマウマ~☆

まぜそば&から揚げ@京都鶏白湯そば 純

最後にウチの近所に戻ってきて宇治天然温泉 源氏の湯で湯あみとリラクゼーションで半年分の疲れをゆっくり洗い流してもみほぐしてもらいました♪
茅の輪くぐりとあわせて夏越の祓の効果も倍増です…かね?(^^;)

宇治天然温泉 源氏の湯

そんな感じで気の赴くままやりたい放題やってやった一日。
今月はなかばから完全にお祭りモードに突入します。
その合間にもうちょっと社寺散策もしたいけど、天気次第・気分次第ってことで(^▽^;)