のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

奇跡の晴天、葵祭

noririn_06102015-05-15

5月15日の京都は恒例行事、葵祭です。

例年この日はお休みをいただいて観覧しています。
去年は小雨の降りしきる中、上賀茂神社ではじめて斎王代さんが輿に乗ったまま参進されるのを見ました。
なかなか珍しい風景だな〜とは思いましたが、ことしも同じ風景をみたいとは思いません(^^;)
ただでさえ雨で暗めの中、輿に乗っちゃってたらお顔もほとんどみえませんし、大切な時代装束も雨で台無しだし。
ことしはぜひとも晴れてほしい!
でも週間予報の雨マークは当日まで消えず(−−;)
降るのは夜かららしいけど、いつ降り出すかなんて予想もできません。
途中から降り出したらドロップアウトしちゃおうかな〜、いっそことしは観覧をみあわせようかな〜、なんて低いモチベーションできょうを迎えました。
雨が予想より早く振って来たときのことを考えて、ことしは京都御苑の、しかも行列がスタートする地点である建礼門前から撮影を開始することにしました。
御苑での撮影ははじめて葵祭を観覧したとき以来です。

久しぶりの京都御苑にはじめての撮影ポイントということで、会社の出勤時間と同じ時間に目覚ましをセットして早朝からスタンバイすることにしました。
朝起きたときは薄曇りだった空でしたが、到着後さわやかに晴れてきたではありませんか☆
これも日頃のおこないか、単なる神さまの気まぐれか、気象予報士がそろってボンクラなのかw。
路頭の儀がはじめられる建礼門前では牛が取り付けられる前の牛車を間近でみることができたりなかなか楽しい上、御所の壁と門のおかげで背景がすっきりしているのがいいところです。
難点といえば、やはり列までの距離が少し開いているところくらいでしょうか。
10時30分、壁伝いに進んできた参列者は門の前で直角にカーブして、係員の指示で適度な感覚をおいて参進を開始します。
無駄なものが視界に入らない参進の様子は、むかしの葵祭そのままの風景なのかな〜などと思える趣のあるものでしたクローバー
しかしやはり少々遠く、斎王代さんのお顔がよくみえない…

さて、4〜50分ほどで列は粛々と行き過ぎ、次の場所、上賀茂神社へ移動します。

…と、その前にお昼ごはん。
地下鉄今出川駅近辺でラーメン屋さんはないかな〜と思ってたら目に飛び込んできたタイ料理店イーサン」。
なになに、タイ料理カレーを出してくれるとのこと。
急に天気がよくなって暑くなってきたのでちょうどいい、暑い日には厚い国の料理が一番と思って店に入り、「カオソーイ」をチョイス(ほかにもトムヤムクンラーメン、辛くない麺もあるとのことでした)。
ココナッツ風味のタイカレー独特の味わい、追加トッピング別盛りで自由自在、そして妥協のない辛さにもう汗だく(^▽^;)カラウマ〜☆

ハラごしらえも終えて改めて上賀茂神社へ、横着してタクシー利用(^^;)
到着してすぐ、神社の前でやすらい祭に遭遇☆
やすらい祭は太秦広隆寺の牛祭、鞍馬の火祭とならんで京都三大奇祭のひとつに数えられるお祭りで、現在は今宮神社など4ヶ所で伝承されていますが、そのうちの上賀茂の地域だけ葵祭と同じ5月15日に催行されます。
以前葵祭の前に大田神社にいこうとしてみかけたことがありますが、じっくりみるとこれまた楽しそうなお祭りですね☆
鼓笛の軽快な拍子に「大鬼」といわれる装束の一団の踊りは祇園祭の傘鉾を彷彿とさせます。

さて、15時半ごろ、上賀茂神社に行列が到着。
雨予報は完全にハズれたようで最後まで晴れ間のみえる天候が持続してくれました☆
全員下乗しての参進、雅楽の演奏もあって、これをみないとただの地味な仮装行列とすら思えてしまう葵祭です(失礼!)。
何といってもここまで輿の上でお顔もよくみえない斎王代さんがほかの女官・童女を引き連れて百合のように歩き進む姿がすばらしい☆
路頭の儀を終えて、社殿での社頭の儀がおこなわれ、最後の締めくくりは走馬の儀
厳かなで粛々とした祭が最後に勇壮な走馬で締めくくりを迎えます。
これがまたイイ☆
馬の流し撮り撮影が楽しいんですよね〜♪

帰りは北大路あたりまで賀茂川沿いを歩きましたが、力尽きてまたタクシー(^^;)
ふりだしの御所近辺に戻って停めておいたマイカー・リックに乗り換えて帰宅したのでありました。

夕食時に帰宅したので、ヨメ&坊主と3人で近所にオープンしたばかりの「かつや」にカツ丼を食べに行きました♪
一人遊びまわってたうしろめたさもございますのでw。

結局現時点までいまだ雨は降らず。
奇跡のような晴天に感謝☆
賀茂の神さまにも感謝☆
そして、きょう出会ったたくさんの美しき人々にも感謝☆
そんなことしの葵祭の一日であったのでした☆