のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

’14 京の冬の旅

noririn_06102014-01-27

きょうはお休み、かねてから予定していた「京の冬の旅」非公開文化財特別公開の社寺に参拝してまいりました♪

どこに参拝しようか思案しましたが、大徳寺聚光院がきょうは拝観休止らしいので、別の場所へ行くことにします。
京都御苑の蝋梅が咲き始めてるというのでそれとあわせて洛中方面に行こう☆

前日の夜、仕事帰りに雪が舞っていたのでひょっとしたら積もらないかな〜なんて思いましたが、ほとんど残ってません。
でも、御苑から北山方面をみやると山々が雪をかぶって素敵な風情です。
蝋梅は出水の小川付近で黄色い花をつけていました。
ん〜、この香り、早くも春の気分にしてくれます♪
近くに寒桜(不断桜?)もけなげな姿で咲いていました。

さて、10:00を過ぎて、堀川寺ノ内方面へ。
妙顕寺は京都でもっとも古い日蓮宗のお寺で、伽藍も大変立派です。
その境内の端のほうにひっそりたたずむ庫裏、今回の特別公開はこちらから入ります。
まずは本堂内部、金色の仏像群と天蓋がきらびやかですが、その中で渋い色をした四天王像が逆に印象的でした。
そしてお庭を拝観。
この季節の石庭は波紋の陰影が際立ち、さらにそこに冬枯れの木々の陰がアクセントを加えてくれるのでとても好きです♪
禅寺ではありませんが「龍華飛翔四海唱導の庭」はいい感じの石庭ですね☆
孟宗竹の坪庭は狭いのにみる角度によって千変万化、ずっとみてても飽きません。
ただ、光琳曲水の庭はガラス張りの廊下からしか拝観できず、ガラス戸は1ヶ所しか開いていないのが少々残念(^^;)
光琳梅ということでしょうか、今にも咲き出しそうないい梅の樹もあったんですが、ガラス越しではもったいない気がしました。
その後伽藍をひと通り拝観。
日蓮宗のお寺でこんなにたくさん建造物があるお寺ってあんまり記憶がありませんがどうなんでしょう?

さて、続いては報恩寺
妙顕寺から歩いて5分ほどです。
建物そのものはそれほど立派ではありませんが、入り口の枯山水様の庭を配し、客殿前にも白砂に列石の枯山水があってなかなかみごとです☆
NHK大河ドラマ『軍師 官兵衛』の黒田官兵衛ゆかりのお寺で、客殿に官兵衛の位牌が安置されているだけでなく、官兵衛の子・長政が息を引き取ったと言われる「最期の部屋」も残されています。
その客殿の仏像もみごとで、快慶作と伝わる阿弥陀三尊像などが祀られています。
そして、「鳴虎図」。
豊臣秀吉が寺からこの鳴虎図を聚楽第に持ち出したら、夜な夜な吼えるので眠ることができず、寺に返したという逸話が残っています。
ん〜、ミステリーですね(^^)

いつもの通り午前中だけの散策、帰りは河原町今出川下ル「福仙楼河原町店)で「○福(○の中に福の字)スペシャ」。
北白川の名店東龍の系列店で福仙楼の2号店は昼間も開いてるうれしいお店♪
東龍らしい金色まったりスープに自家製太麺に加えてスペシャルは台湾風刻み肉とチャーシュー、そしてスジ煮込み3種の肉が入ってお得なメニュー\(^▽^)/ウマウマ〜☆

来週は節分で歩き回りますが、「京の冬の旅」期間は3月半ばまであるので、あと大徳寺二つの塔頭と妙心寺にも行きたいな〜♪