のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

よいこの徒然草・第十二段

 気心の合う人とじっくり語り合いたい、風流についても、世のはかなさについても、包み隠さず心おきなく話をしたい、そうすればきっと喜ばしい気持ちになれるだろうと思うのですが、実際にはそんな相手に巡り会うことはまずないので、相手と話を合わせなければと思うあまり、よけいに孤独を感じてしまいます。
 確かに、お互い同じ意見をいおうとしているなら「なるほど」と聞く価値があるでしょうし、少し意見の違う者どうしで「そんなことはない」と言い争ったり、「そういうわけだから、こうだろう」などと語り続けたりして退屈しのぎにもなるでしょう。実際には、嘆きを口にするところが少しでも自分と違うような人とでは、とりとめもない世間話をするくらいなら何もすることのない物悲しさも慰められるくらいのもので、本当の心の友には、遠く及ぶものではないのが、やりきれないところです。

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「友達」とひとことに言ってもなかなか難しいものです。
ここ「はてなダイアリー」でこのブログを読む人にも旧知の友人もいればさらにはネット上だけで直接お会いしたことのない方もいるでしょう。
ただ、旧知だからといってブログにあるような話を話題にしているかというとそういうわけでもなく、不特定多数を相手にするからこそ話題にできるようなこともあるような気がします。

どんなことでも「包み隠さず心おきなく話をする」というのもなかなか難しいものですね(^^;)