のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

最後の灯

母が入院、手術をすることになったので、きのうから3連休をとりました。
きのう午後に入院、手術はあす20日
入院手続きと荷物の持ち込みで付き添いましたが、コロナ感染予防のために病室まで行けず、お見舞いも手術の立ち合いもできないとのこと。
ん~、せっかく休みをとっても特に何もできませんね(^^;)
まあ、母はもともと壮健な人なので特に心配はしてないんですが、気がかりなのはガマン強そうなところ。
つらかったり痛かったりしてもガマンしちゃって悪化させてなかったらいいんですが。
さらに心配なのは、母が不在の間の父。
ここ最近めっきりモ~ロクしてるけど、1週間ほどの一人暮らしは大丈夫かなぁ(^^;)
ちょくちょく顔をみにいかなくっちゃ。

というわけで、3連休中日のきょうは特にすることもなく。
午前中に実家に父の顔をみにいくついでに実家の自分の部屋の掃除。
一人身になって2年になる来年春をメドに実家に戻ろうと思っているので、掃除というより部屋のモノを処分して自分の居場所を確保しなければいけません。
断捨離でずっと置きっぱなしになってた本・マンガなどを、捨てるのはもったいないので古本屋に売って少しでも引っ越し費用の足しにしよう。
今まで3回ほど売りに行って、おカネになりそうなものはあらかたなくなったかなw。

で、夕方。
京都の冬を照らす嵐山花灯路がことしを最後に開催されなくなるとのことで、最終日のきょう、行くことにしました。
今まで17年続いたイベントですが、何度足を運んだことでしょう。
ここ数年は行ってませんでしたが、これでみおさめと思うとやはり最後にみておきたい。
色々思い出しちゃいそうだけど、それも含めて最後に楽しもう♪

以前行ってた時は花灯路のエリア各所に展示されている生け花(いけばなプロムナード)をオリエンテーリーングのように周ってました。
夕方5時の点灯と同時にJR嵯峨嵐山駅前からスタートして消灯の8時半まであわただしく歩き回ったものです。
今回はそこまで必死に歩く気はありません。
要所要所、のんびり歩いて行けるところまで行ければいいやってなもんで。
JR二条駅前にクルマを停めてJRで嵯峨嵐山へ。
まずは渡月橋方面。
日暮れにはまだ時間があるけど、終わるまで夕食はおあずけになるので少し買い食いw。
定番の嵯峨野コロッケ

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嵯峨野コロッケと和牛メンチ

徐々に日が暮れて、渡月橋と青く照らし出される山。
今回初めて川の流れのほとりまで下りて撮影してみました。

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渡月橋と青い山

その後渡月橋は渡らずに宝厳院方面へ。
青い山が大堰川に写るこの辺りの風景も好きです♪

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青い山と大堰川

百人一首の博物館・嵯峨嵐山文華館(旧時雨殿)にいつもながらいけばなプロムナードの生け花がありました。
渡月橋近辺は日曜でしかも最後の花灯路の最終日ということでものすごい混雑になってますが、このあたりは閑散としていて、生け花に興味を示す人もあまりいません。
毎年この生け花を撮るために散々歩き回ってたんだけどなぁ…
なんか切ない気分になっちゃいます(^^;)

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いけばなプロムナード(嵯峨嵐山文華館)

来た道を引き返して、竹林方面へ。
こちらもすごい混雑です(^^;)
まあ、雰囲気だけ撮りに来たようなもんだから、混雑のジャマにならないよう気をつけながら。
相変わらず青い光がちょっとオバケ屋敷みたいw。

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竹林のライトアップ
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竹林のライトアップと花灯篭

大河内山荘から常寂光寺へ。
常寂光寺前の生け花はいい場所にありますが、通る人のジャマにならないように。

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いけばなプロムナード(常寂光寺)

落柿舎前の休耕田(?)ではプロジェクションマッピングのような光の絵が映し出されています。
行燈を持っている人が行燈を箱の上にのっけると光が動き出す仕組みのようです。
思えばここが一番趣向を凝らして毎回違ったいろんな光の催しをしてたような気がしますね~。
今回のもとってもキレイです☆

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落柿舎の光の絵

そして二尊院
結局ここまで来ちゃいました(^^;)
はじめて花灯路に来た時にここの夜間拝観に入った記憶がありますが、今回は夜間拝観やってないみたいですね。
閉ざされた荘厳な山門の前に生け花。
この雰囲気もいいですね♪

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いけばなプロムナード(二尊院

最後に前から夜に撮影してみたいと思ってた嵐電嵐山駅のキモノフォレストで撮影。

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キモノフォレストの龍の玉

そのまま嵐電に乗って帰路に。
嵐電天神川地下鉄東西線に乗り換えてクルマを停めてた二条に戻ってきたのでありました。

帰り道にささっと入れそうなお店ということで「ラーメン横綱吉祥院本店」で「チャーシューメン」チェーン店はやっぱり本店ですね(^ー^)ウマ~♪

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チャーシューメン@ラーメン横綱吉祥院本店

思い出が多すぎる嵐山花灯路に行くのは少しためらいましたが、やっぱり最後に来てよかった。
少しセンチな気分になりましたが、来年から開催されないというのもひとつの区切りにちょうどいいかもしれません。
京都の冬もまた来年以降、新たなスタートになるのかな?
混雑はカンベンだけどw。

紅葉のあとに

京都では紅葉シーズンの喧噪が落ち着いて、冬のイルミネーションがはじまりつつあります。
嵐山花灯路が12日から開催されるみたい。
北山の教会通りのクリスマスイルミネーションはやらないみたいだけど(^^;)
ことしは1カ所くらいイルミネーション撮影に行こうかな?
どこに行こうかな?

なんてことを考える、まさに小春日和という快晴のきょう。
前回の日記で知恩院本堂御影堂)の修復工事は終わったのかな~と気になって、調べたら去年すでに終了して落慶法要等の行事も済んだとのこと。
この時期になったらもう観光客も少ないだろうから行ってみよう♪
ついでに(というと失礼だけど)、去年国宝に指定された八坂神社にも行ってみよう♪

朝の通勤ラッシュ時間にぶち当たっちゃったけど、朝9時前に八坂神社に到着しました。
八坂神社、知恩院はともに京都でとてもなじみが深い神社仏閣です。
特にボクが京都の社寺の中で一番たくさん参拝しているのが八坂神社です。
(以前にこのブログで述べているかもしれませんが)幼少時我が家の年中行事として元日1月1日に映画をみにいって、その足で八坂神社に初詣に行っていました。
そしていまはこの15年くらいほぼ毎年八坂神社の節分祭で舞妓さんの奉納舞と豆まきを撮影。
祇園祭でも前祭の石見神楽に後祭の奉納舞などなど、八坂神社に入り浸ってきました。
でも、イベントの撮影ばかりでちゃんと境内を撮影したことがなかった気がします。
特に摂社末社もマジメに参拝したことなかったな~(^^;)
去年本殿が国宝に指定されたもののコロナでお祭りが中止続きで少しご無沙汰だし、いい機会なのでしっかり境内を周ろう。
まず楼門をくぐってすぐ眼の前にあるのが蘇民将来命を祀る疫神社
祇園祭の粽には必ず「蘇民将来子孫也」と記されています。
蘇民将来の子孫なんでスサノオさん疫病から守ってくださいね」という意味です。
ウチにも粽あるからコロナからも助けてね♪
となりの太田社の脇にまだまだキレイな色づきの紅葉がありますね☆
祇園えべっさん」こと祇園蛭子社、縁結びの大国主は本殿から近い上比較的大きな社なので八坂神社参拝のたびに合わせて参拝します。
そして本殿。どっしりした朱塗り檜皮葺の社がみごとです。
いつもイベントの時に参拝するので人がごった返してたりすぐ横で福引きやってたりしてじっくり建物を鑑賞したことがなかった気がします。
参拝客はまだまばら。
朝早く来て正解でした☆

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八坂神社本殿

本殿向かって左脇の大年社は節分祭=年初めで行事があるからなじみがあります。
さらに本殿右側には女性の守り神の美御前社悪王子社…裏側にもたくさん社があるのを改めてじっくり参拝しました。

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悪王子社と忠盛灯篭
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美御前社

円山公園を素通りしてw、続いて知恩院
こちらは大学が浄土宗だったのでなじみが深いお寺です。
入学式後に本堂内で行事がありましたね~。
まずは巨大な三門。山門ではありません。
「空門」「無相門」「無願門」という悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす「三解脱門」からその名があります。
江戸時代の建造物で、我が国最大の木造の門として国宝に指定されています。
知恩院にちゃんと参拝するのはかなり久しぶりですが、この巨大な三門は東山花灯路の時など必ず目に入りますねw。
その巨大な門をくぐって石段を上るとこれまた巨大な本堂・御影堂(みえいどう)。
こちらも江戸時代の建造物で国宝に指定されています。
このお堂が修復工事中だったのでしばらく参拝してなかったんですが、去年完了して落慶法要が執り行われました。
巨大で美しく荘厳、みごとな建造物です。
こんなに大きな建物、ほかの参拝客を入れることなく撮影するのはさすがに至難だと思っていましたが、参拝客も少なく運よく撮影できました♪

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知恩院御影堂

周囲の建造物を改めて確認しながら御影堂のなかへ。
常にお経の声が鳴り響く堂内にはまばゆい金色がちりばめられています。
お堂の脇から方丈方面へ。
久しぶりに庭園も鑑賞しちゃいましょう♪
…てか、御影堂から直接方丈に渡って行くのってはじめてかも。
ライトアップの時は外から直接書院にまわって行ったような…まあ、どうでもいいかw。
静かな方丈庭園から三亭庭園へ。
この先三亭庭園から、ひょっとしたらはじめての参拝かもしれない(^^;)

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知恩院方丈庭園
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知恩院三亭庭園

…引き返してくるものと思ってたら、そのまま勢至堂方面に抜けちゃいました。
しまった、小方丈の方に行きそびれちゃった(^^;)
勢至堂は開山堂ともいえる建物で、知恩院発祥の地です。
そのさらに上には法然上人の御廟があります。
ん~、やっぱりこの辺りの参拝ははじめてだ。たぶんw。
やっぱり桜や紅葉は諸堂をじっくり鑑賞する場合は不要、いやむしろジャマかもしれない。
この時期に参拝してよかったと思えます。

三門の正面の男坂に対して帰りはなだらかな女坂を下ります。
下ったところにあるのが友禅苑庭園。
池泉回遊式と石庭を組み合わせた庭園は友禅染めの始祖である宮崎友禅の生誕300年を記念して昭和29年に造園されたそうです。
ここも今の季節だと日陰が多くなっちゃいますね…
眼でみる分にはいいんだけど、写真では石庭の白を日なた日陰どっちに合わせるかで迷っちゃう(^^;)

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友禅苑の石庭

最後に東山通りに面した新門を撮影。
門の脇にまだ紅葉が残っていました☆

ここらでお昼。
そのまま西に向かって歩いていって、祇園白川の巽橋の近くにある「祇園麺処むらじ」で「鶏白ラーメン」とてもやさしい味のまったり鶏白湯スープに鶏チャーシューとごぼうのトッピングが\(^▽^)/ウマウマ~☆
ただしチャーシュー増量ができなかったので代わりに(?)欲張ってから揚げもいただきました。
これまた柔らかジューシーで絶品☆

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鶏白ラーメン&から揚げ@祇園麺処むらじ

というわけで、きょうの散策はこれにて撤収。
紅葉シーズンの混雑を避けてきたつもりでしたが、混雑がない上に思ったより紅葉が残っててくれたのがうれしい誤算でした♪
なじみの社寺も改めて参拝すると、思ったより今まで見落としてた部分や知らなかった部分が多いと感じました。
まだまだ京都を知り尽くすには至らないですね。
一生かけてもムリかもしれないw。
これからも決して知ったかぶりをせず知ってるつもりにならず、日々精進をこの年の瀬に誓うのでした☆

※更新しました。
noririn-0610.hatenablog.com

<まとめ>大阪の国宝建造物

住吉大社本殿(1件4棟)(大阪市

第一殿
第二殿
第三殿
第四殿

〇櫻井神社拝殿(堺市

観心寺金堂(千早赤阪村

〇孝恩寺観音堂貝塚市

〇慈眼院多宝塔(泉佐野市)

5件8棟

<まとめ>京都の国宝建造物 - のりりんの京都日和
<まとめ>奈良の国宝建造物 - のりりんの京都日和
<まとめ>滋賀の国宝建造物 - のりりんの京都日和
<まとめ>兵庫の国宝建造物 - のりりんの京都日和
<まとめ>和歌山の国宝建造物 - のりりんの京都日和

なごり紅葉

2021年も最後の月に入りました。
ことしの紅葉シーズンは滋賀をメインに、うどん県香川に旅行に行ったりもしましたが、地元・京都も少しくらいは楽しみたい。
京都の紅葉は例年12月初頭くらいまでは楽しめるんですが、ことしは色づきが早かった上に、きのうの11月末日は夜半から強風に大雨。
これでトドメかな~と思っていたきょう、休日の朝。
思ったより朝の天気がよかったので、紅葉には期待せず、ウチから2番目に近い世界遺産の神社に行ってみました。

ウチから1番近い世界遺産平等院
宇治川をはさんで、2番目に近いのは宇治上神社です。
何度か参拝してるのですが、前回はもう12、3年ほど前のこと。
初詣に行って、丑年の干支の置物を授かったのでよく覚えています。
で、国宝建造物の写真を確認していたら本殿の写真がみあたらなかったので改めて撮影したいと前から思っていました(^^;)
紅葉シーズンに参拝したことがなかったのですが、参道の紅葉が思ったよりキレイです☆
きのうの風雨にも負けずに残っててくれてよかった♪

紅葉と鳥居(宇治上神社
参道の紅葉(宇治上神社

で、早速参拝。
宇治上神社の本殿は平安時代後期のものとされ、現存する最古の神社建築として国宝に指定されています。
ご祭神は菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)・応神天皇仁徳天皇で、本殿内に3つの社が並んでいて左・中央・右にそれぞれ祀られています。
中央の応神天皇の社は両脇の2つよりひと回り小さいもの。
この三者皇位継承にまつわる関係も興味深いです。
菟道稚郎子命応神天皇の皇子で、皇太子に立てられたものの異母兄の大鷦鷯尊(おおさざきのみこと、後の仁徳天皇)に皇位を譲るべく自殺したと「日本書紀」に記されています。
一方で「播磨国風土記」には「宇治天皇」という表記があり、実は菟道稚郎子命はいったん即位したものの仁徳天皇に謀殺されたという説もあるようです。
応神天皇をはさんで両者を祀る宇治上神社、歴史の真相はいかようなのでしょうか。

宇治上神社本殿

拝殿も鎌倉時代の建造物で国宝。
12年と11か月ぶりの参拝で前回のことをあまりよく覚えていませんがw、ここまで各所で国宝建造物をじっくり鑑賞した上でこれらを拝観すると、とてもみごとな建造物だと思えますね~。
特に拝殿は神社の建物と思えない感じ。
奈良・石上神宮の拝殿は同じ鎌倉時代の建物で皇居からの移築といわれていますが、それと似通った雰囲気を感じます。
前に参拝してからそのあと改修もされているようですがこんなに立派だったっけ?(失礼!)
小さな境内ですが摂社末社も多くっておもしろいですね♪

宇治上神社拝殿

ともあれ、京都の国宝建造物もあともう一息でコンプリートできそうです。
知恩院の本堂は修復工事終わってるのかな?
綾部にもいかなくっちゃいけないので先は長いな~(^^;)
noririn-0610.hatenablog.com

さて、これできょうの目的はほぼ達せられたのですが、せっかくだからもう少し付近を散策しましょう♪
宇治神社宇治上神社と対をなす神社で、ご祭神も宇治上神社と同じく菟道稚郎子命
明治前は宇治上神社を「上社」・「本宮」と呼ぶのに対して、宇治神社は「下社」・「若宮」と呼ばれ、両社を合わせて「宇治離宮明神」・「宇治離宮八幡宮」と総称されていたそうです。
明治期に分離したのは、郎子が天皇に即位しなかったとする説を明治政府が支持したということなんでしょうかね。
本殿は国宝には指定されていないものの鎌倉後期の建造物で重要文化財に指定されています。
ウサギちゃんのお手水で有名(?)。

宇治神社

続いて宇治川に沿って歩くと興聖寺があります。
そろそろ雲が多くなってきたけど、ここまできてもったいないのでこちらも参拝。
入り口の琴坂は紅葉の名所として有名です。
もうちょっと日差しがあったらよかったんだけど(^^;)

琴坂の紅葉

興聖寺曹洞宗を開いた道元が創建したお寺で、もとは伏見にあったものを江戸時代にこの地に移したそうです。
たくさんの堂宇が庭園に囲まれていて、美しい境内です。
前に参拝したときは拝観料とかもなく境内に入れましたが、最近はライトアップもやってるんですね~(^^;)
境内にいくつもある手水鉢が花で彩られていますね♪

興聖寺(本堂)
花手水

さらに宇治川にかかる朝霧橋を渡って塔の島あたりをぶらっと散策。
源平合戦時、「宇治川の合戦」があった古戦場ですが、ボク的には小中学生のころに学校の写生大会なんかでよく来たなじみの場所ですw。
少し前まで公園整備、護岸工事なんかでよく工事をやっていましたが、今はかなり整備が済みましたね。
若い紅葉の樹もたくさん植えられています。
塔の島がそう呼ばれる所以、ここの十三重石塔は現存する近世以前の石塔としては日本最大だそうです。
雲の多い空ですが、時折出てくる晴れ間をねらってパシャパシャ撮影散歩w。

宇治川の流れ
浮島十三重石塔と喜撰橋

実はきょうのもうひとつのメインはお昼に予約していた宇治のまぜそば専門店w。
ちょ~人気店で以前は10時くらいから店舗に行って名簿記入しないと店に入れないようなお店でした。
たかだか1000円程度のラーメン食べるために1日に2度も足を運んでられるかって思ってたんですが、今はネットで3日前から予約できるようになってスムーズに入店できるようになったので予約してみたというわけです。
天気が悪かったらここで食事するだけで散策はナシの予定でした(^▽^;)
そんな人気店「晴耕雨読」でどのメニューにしようか迷って「魚介だし担々まぜそばまぜそばといってもスープがみえるほど入っていてこれが辛いだけでない複雑な香辛料の深い味わい\(^▽^)/ウマウマ~☆
おいしいスープと残った具材がもったいないのでミニごはんで残さず食べちゃいました♪
限定メニューなので、ほかの定番メニューもまた予約して食べにこなくっちゃw。

魚介だし担々まぜそば晴耕雨読

近所でことし最後のなごり紅葉は思ったよりキレイでうれしかったです♪
この歳になってもいろんなところに行っていろんなことを学んで、近所でも以前に参拝した神社仏閣でも、また違った印象を持つようになって。
学び続けることの楽しさを実感できた一日だったのでした☆

しめくくりの湖国

さてさて、2日連続の湖国散策ですが、どうもきょうも午後から雲が多くなるみたい。
まあ、行けるところまで行ってみましょう♪

行き先は近江八幡方面ですが、どうやって行こうか?
高速を使って竜王とか八日市とかまで行く手もありますが、地道で大津から琵琶湖大橋を渡って湖岸道路で行くこともできます。
ん?琵琶湖大橋
そういえば前に2度ほど朝焼けを撮ろうと思ったけど雲が多くてイマイチだったっけ。
ことしここまで散々滋賀県を散策して、いい朝焼け・夕焼けが撮れてない。
香川に旅行に行った時も朝焼けは一度撮れたものの夕焼けがダメだった。
琵琶湖の夕焼けはどうしても比叡山・比良山があるのでなかなかいいポイントがつかめないし。
ここは琵琶湖大橋ルートを採用して、改めて浮御堂の朝焼け、琵琶湖の朝日を拝みたい。
というわけで、朝5時すぎに出発。
少し出遅れたかな?
到着前に明るくなってきちゃったよ(^^;)
でもまだ日の出には時間がある。急がねば!
で、前回と同じ場所から再度チャレンジ。
今回は北の方に雲があるものの東は晴れ渡ってる♪

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琵琶湖の日の出
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朝焼けの浮御堂

日の出と浮御堂を一緒に撮影するためには広角レンズが必要ですねw。
ともあれイイ風景♪

さて、今回の目的地は近江八幡
琵琶湖大橋を渡って湖岸道路で、まずは日牟禮八幡宮へ。
日の出撮影から30分ほどで到着。
単純に、近江八幡市というけどどこに八幡社があるのかな~と気になって調べたので行ってようと思いました(^▽^;)
香川の善通寺市と同じパターンですw。
昭和29年のこの地域の市制移行時にこの八幡宮があったことが近江八幡市の名の由来といわれています。
…と、日牟禮八幡宮のHPにありますが、ビミョ~にあいまいな表現ですねぇ。
ほかに由来になりそうなものがあるんでしょうか?
それはさておき。
伝記によると、元々社があったこの地に応神天皇行幸され、還幸の際に御座所を設けて休憩されました。
その後、この仮屋跡では日輪の形を二つ見るという奇瑞があったため、祠を建てて日群之社八幡宮と名づけられたといいます。
八幡山の断崖を背に建つ八幡宮は厳かな雰囲気です。
元は八幡山の上にも社があったそうですが、豊臣秀次が山上に八幡山城を築城する際に上社と下社を合祀して現在の一つの社になりました。
ロープウェイで山上にも行けますが、きょうはやめときましょう(^^;)

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日牟禮八幡宮
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日牟禮八幡宮本殿

八幡宮の周辺、近江八幡の街並みの特徴として八幡堀の風景があります。
秀次の八幡山城の城下町としてこの地域は大津に並ぶ賑わいがあったといい、八幡堀は街の繁栄を支える大動脈でした。
いまは廃れましたが、現在も白壁の土蔵や旧家が立ち並び風情ある街並みが残っています。
川沿いの紅葉もキレイですね☆
まだお店なんかは開いてませんが、ちょっとぶらっと一周♪

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白雲橋から、八幡堀の風景

続いては東近江市に移動して、石馬寺
紅葉情報サイトで名前が挙がってたので行ってみました。
聖徳太子が「霊地は近江にある」との占卜から馬に乗って繖山(きぬがさやま)にさしかかったところ馬が動かなくなり、傍らの松の樹に馬をつないで山に登ったところ、瑞雲たなびく風光明媚な風景が広がっていたので深く感動して再び山を下ると、馬が傍の池に沈んで石となっていたというのが寺号の由来だそうです。
聖徳太子ゆかりのお寺はこの近くにも百済寺がありましたね☆
寺に向かう石段がごつごつとしてて少し歩きにくいですが、ずんずん上っていくと3つに分かれています。
真ん中の石段の先には雨宮龍神、左に六所神社、そして右に石馬寺とあります。
六所神社は帰りに寄るとして、雨宮龍神社に向かう石段は鳥居の先にず~っと続いてるみたいなので、ここまででもけっこう石段上ってきたし、また今度ということで(^^;)
到着して受付けを済ませると係の女性が宝物庫に案内してくださいました。
丈六の美しい阿弥陀さまを中央に、観音さま、四天王像、役行者像。
みごとな仏像です。
境内には小さな石庭があって、そのうしろに池が。
不思議なところにと思ったら、そのまたうしろの岩場からの湧き水で、涸れることがないんだそうです。
境内は寂れ具合が情緒たっぷり、静かでいい雰囲気♪
紅葉もいい風情。
異形の石馬寺不動さんほかたくさんの石仏、石塔があります。
こういう雰囲気のお寺、好きだなぁ♪
参拝後、後回しにしていた六所神社にも参拝して山を下りました。

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石馬寺本堂
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石馬寺石庭
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六所神社

お次はまた近江八幡市に戻って教林坊
繖山の北側の石馬寺に対して南側にこの教林坊があって、どちらも聖徳太子由来の寺院です。
こちらも紅葉情報サイトで名前が挙がっていて、今ちょうど紅葉がみごろらしい。
春と秋に期間限定で公開される、庭園の美しいお寺ということですが…
むちゃくちゃ参拝客が多い(ーー;)
多いな~と思って様子をみてると団体客が続々と。
写真はまあ撮れるように撮るだけですが、杖やストックを両手について歩くご老人もしばしば見受けられます。
通路が狭いのでそうした人と軽く接触しただけでも…そう思うとこわくって。
境内一面、みあげると全部紅葉でとても美しいし、小堀遠州作という名勝庭園もみごとなんですが、回遊式なのでどっちを向いても人が入りそう(ーー;)
みあげる分には問題ないんですが、書院の縁側は座ってる人で埋め尽くされて動きそうにもありません。
こりゃゆっくりじっくり撮影なんてしてられないや。
できるだけ人が入らないように撮影。
人とぶつからないように、後続をさえぎらないように急いで撮影。
本堂もごった返し状態で、ご本尊は太子自作の観音さまの石仏だそうですが堂内をじっくり鑑賞するヒマはありませんでした。
で、そそくさと退散。
何か疲れちゃいました(^^;)
写真はしっかり撮れたから、まあいいやw。

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教林坊(本堂)
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教林坊(書院)
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教林坊の紅葉

そろそろお昼。
予報通り少し雲が多くなってきたな~。
昼食食べてたら晴れてくれないかな?
そう思いつつ、東近江市でも少し離れた「麺庭 寺田屋永源寺店)」で「鶏ガラ醤油(チャーシュー増し)」のりりん好みのブラック醤油スープはみかけによらずあっさり味で太めのストレート麺に薄切りのたっぷりチャーシューも(^▽^)/ウマウマ~☆

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鶏ガラ醤油・チャーシュー増し@麺庭 寺田屋永源寺店)

昼食後は晴れるどころかいっそうのくもり空。
しょうがない、ここらで撤収にしますか。
朝焼けもよかったし、紅葉の風情も、この時期らしい混雑のわずらわしさもあって盛りだくさんでした。
あといくつか行きたかったところがあったけど、またの機会に。

ことしの紅葉はこれで最後かな?
去年は奈良で、ことしは滋賀。
「京都日和」のタイトルそっちのけですが、地元京都を知り、近隣を知る。
そして日本全国を知ることが最終目標なので、ご理解賜りたいと思います(^^;)
京都というかウチの近所に1カ所だけことしの秋の内に行っときたいところがあるんだけど、行けるかなぁ?

三井寺の国宝

前回の散策で行く予定にしてた三井寺
取りやめたことでいろいろ予定が狂ってしまいました。
24、25日が11月最後の休日。
25日は天気がよさそうだけど、24日はイマイチっぽい。
さらに次の休み(12月1日)も天気が悪そうなので、この2日がことし最後の紅葉散策、最後の湖国散策になります。
締めくくりに、近江八幡周辺のまだ行ったことがない神社仏閣に行こうと思ってたんですが、取り残した三井寺にも行きたい。
三井寺から近江八幡、1日で両方行くとなると、行程がとても面倒だしせわしない(^^;)
さて、どうしたものか…

そんなことを考えて明けた24日の朝。
散策に行く気がなかったので7時起床。
…むちゃくちゃ天気イイじゃんw。
三井寺近江八幡、どっちか一方でも行っといたら25日の工程がすっきりする☆
というわけで、急きょ出撃することにしました。
夜明け前から出発したかったところですが出遅れたし、イイ天気といってもいつまで続くかわからないので、近い方の三井寺へ。
石山寺と同様おととし参拝してますが、その時はイベントの準備などで境内がごちゃごちゃしてて建造物を満足に撮影できなかった記憶があります。
今回の目的は紅葉ももちろんですが、三井寺の国宝建造物をいま一度確認すること。
朝イチはイイ天気でもたぶん昼までにはくもりがちになると思いますが、建物を撮る分には多少くもるくらいならOK。
行けるところまで行ってみましょう♪

三井寺も朝8時から参拝できるところを出遅れてしまいました。
地道では山科できっと渋滞すると思ったので、石山まで京滋BP。
これも結局浜大津あたりで渋滞しそうなんですが(^^;)
それでも9時までには到着できました。
まだ参拝客が少なくってよかった♪
仁王門前からとてもキレイな紅葉ですが、ここ2,3日の風雨と急激な冷え込みでかなり葉が散っちゃった感があります。

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紅葉と仁王門

門をくぐって、まずは国宝の金堂を改めてじっくり撮影します。
質素ながらも随所に美しい装飾が施されている金堂、好きな建物です。
屋根の曲線が相変わらず美しい☆

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三井寺園城寺)金堂

現在特別拝観で普段公開されてない内陣に入ることができるとのことなので、迷わず拝観。
ご本尊の弥勒菩薩さま厨子の中ですが、阿弥陀さま、薬師さまと西国三十三所の33の観音さまなどが立ち並びます。
どれもあまり大きな像ではありませんが、とても美しく華麗な像ばかり。
西国三十三所の観音さまは各所のものの形まで模したものではないようです。
さらに堂内の諸仏を鑑賞。
ここの仏像はホントどれもみごとです☆
続いて一切経蔵、三重塔、灌頂堂とならぶ諸堂を拝観。
確か前回境内でイベントをやってたのは灌頂堂の修復工事終了を祝う法要だったっけ。
今はどの建造物もしっかりみることができます♪

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灌頂堂と三重塔

で、三井寺の国宝建造物はあと3つ。
勧学院客殿光浄院客殿新羅善神堂
勧学院、光浄院はともに三井寺塔頭寺院で、ともに非公開で写真の撮影ができません。
それでもとりあえず門前まで行って確認したい。
あわよくば屋根くらいみえなかな?
そう思って境内地図を確認したところ、光浄院は金堂の北側で通り過ぎちゃってる(^^;)
いかん、金堂に目を奪われすぎてたw。
先に勧学院、さらに西国三十三所の札所でもある観音堂を参拝してから引き返そう。
で、勧学院
書院建築の代表的建造物で、室町時代武家住宅の典型である「主殿造」のたいへん貴重なものだそうです。
…が、入り口付近に植え込みがあって、ほとんど建物を確認することができません。
事前予約で拝観できるらしいので、またいつか拝観してみたいものです(その場合も写真撮影不可だそうです)。

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勧学院

紅葉の回廊を抜けて、三井寺にはじめて参拝したときから素通りできない衆宝観音さまの像に一礼、観音堂へ。
金堂と観音堂、釈迦堂、五別所寺院の水観寺と微妙寺の5ヶ所で「コロナ後の世界に向けて・希望と追善の祈り」と題して特別拝観が催されています。
金堂内陣の特別拝観もこの一環です。
なので観音堂から石段を下りて水観にも来たんですが、その先は出口で再入場不可。
金堂の裏側の光浄院に行くためにまた石段を上るハメに(^^;)
光浄院は勧学院のような植え込みなどがなく一応建物がみえます。
こちらも書院造の代表的遺構で、内部には狩野派による障壁画があり、室町時代後期の庭園も名勝史跡に指定されているそうです。
勧学院同様事前予約で拝観できるらしいので、勧学院と合わせてまたいつか拝観してみたいです。

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光浄院

ここらでかなり雲が多い空になってきました。
時折日が射すのでそのタイミングで撮影しますが、あとひとつだけでも。
新羅善神堂は金堂などがあるエリアから少し離れていて、北におよそ500mほどのところにあります。
京阪石山坂本線の駅ひとつ分ほど歩いて、大津市役所の裏の山のあたり。
このあたりを三井寺北院伽藍というそうです。
ここに祀られる新羅明神は、三井寺発展の基礎を築いた智証大師円珍が唐留学からの帰国の際に船中に現れ、円珍に伝えられた経法を永遠に守護することを誓った神さまだそうです。
「堂」といっても建物は神社建築そのものの三間社流造で、その典型として国宝に指定されています。
でもやっぱり日本の神さまではないので「社」「殿」ではないんですね(^^;)
すぐ近くに弘文天皇大友皇子)長等山前陵もあるので合わせて参拝しました。

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新羅善神堂

これで三井寺の、そして滋賀県の国宝建造物コンプリートです☆
延暦寺根本中堂は修復中でしたがw。)
当ブログ「<まとめ>滋賀の国宝建造物」にまとめてありますので、よかったら合わせてごらんください。
noririn-0610.hatenablog.com


お昼はJR大津駅前の「らーめん みふく」で「焼きあご醤油麺(大盛り)」香り高くあごだしが利いたスッキリしたスープに中太ストレート麺がするする食べられる(^▽^)コリャウマ~☆
ひとつ残念なのがチャーシューを増量できないので、代わりに大盛りにしちゃいましたw。

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焼きあご醤油麺@らーめん みふく

くもりというほどではないけど雲が多くなってきたので今回はこれにて撤収。
大津から国道1号線で山科を抜けて帰宅したのでありました。

あすはことしの紅葉シーズンと湖国・滋賀散策を締めくくるつもりで近江八幡方面に行こうと思います☆

息つくヒマなく

香川旅行から帰って、その余韻を思いっきり引きずったまま翌日からお仕事。
気がつけば関西でも続々紅葉がみごろとの情報。
この秋追い続けてきた湖国滋賀県も続々みごろという情報が入って来ました。
湖国のとびっきりの紅葉をみてみたいとの思いから、帰って早々出撃することにしました。

まずは石山寺
ウチからは京滋BPを通れば1時間もかからず行くことができます。
それに朝8時から参拝できるので、次を考えると何かと都合がいいw。
国宝建造物の撮影も兼ねていて、多宝塔の写真はあるものの本堂は樹々に覆われて全体を見渡しにくいこともあって、これまであんまり写真を撮ってませんでした。
開門前に到着すると入山する前から付近の紅葉が美しく色づいています♪
こりゃ境内もさぞかしキレイだろうと思ったら案の定、東大門をくぐった先は錦秋の彩り☆
前回はおととしに参拝していますが、その時は午後遅めの時間でした。
今回は朝イチ、こっちの方が好みだなぁ♪
国宝の多宝塔をみあげる石山の紅葉も前回はみごろを過ぎそうだったのがみごとに真っ赤っか。
ベストのタイミングだったようです☆

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石山寺多宝塔と紅葉

同じく国宝の本堂はというと、やっぱり樹々に囲まれていて全体を見渡せる場所があまりありませんが、すぐ下からお堂をみあげるポジションが建物を鑑賞するのに一番いいかもしれない。
逆に本堂を背にしてみわたすと紅葉黄葉が入り混じって美しい色合いの風景でした☆

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石山寺本堂をみあげる
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紅葉黄葉

続いては、ことし湖国散策を思い立った際に「そういえば近江国一之宮ってどこ?」と思ってた建部大社へ。
瀬田の唐橋の東側で、石山寺からそう遠くありません。
ただ瀬田の唐橋はクルマだといっつも渋滞するポイント(^^;)
案の定ちょっと渋滞してましたが、そう急いでるわけでもないのでのんびり行きましょう♪
まず大きな鳥居があって、参道を左に曲がると社殿があります。
入り口の神門はよくある華麗な楼門とは違って質素ですが味わい深いですね。
その先に拝殿、本殿と権殿は垣根の中で間近にみることはできません。
拝殿の右側には池のある美しい庭園になっていて、右側にも石庭っぽく整えられたお庭があります。
それほど広くはありませんが、美しい境内です。
七五三の家族連れ中心にかなり参拝客も多いですね。
みんなキレイに着飾っててかわいいなぁ♪
ところどころに紅葉やどうだんつつじが真っ赤に色づいています☆
ご祭神は日本武尊ヤマトタケルノミコト)。
第12代景行天皇の皇子で、第14代仲哀天皇の父にあたり、熊襲(クマソ)征討・東国征討を行ったとされる日本古代史上の伝説的英雄です。
西国のクマソタケルを女装して討った時にクマソからヤマトタケルの称号を贈られた逸話は、兄からもらった本(マンガ?)を読んでかなり幼いころから知っています。
武運長久の神さまで、平治の乱で敗れた源頼朝が伊豆に流される際にこの建部神社に参拝して源氏再興を祈願してみごと成就させたことで知られています。
で、本殿のとなりの権殿に祀られてるのはオオナムジ?また大国主ですね☆
オオナムジは根の国という異界でスサノオとその娘で妻となるスセリヒメノミコトと出会い、その根国から帰ってから「偉大な国の主人」という意味で大国主といわれるようになりました。
それはそれで、何で両者がならんで祀られているのでしょう?
孝徳天皇の代に権殿に大国主が奉祀されることになったそうですが、理由がよくわかりませんね(^^;)
その際に一夜にして成長したと伝わる御神木の三本杉が拝殿のすぐ前にあるのみです。
ここ数年で神社参拝の機会が増えて、そこで得た知識がいろいろつながってきて、ますます神社参拝が楽しくなってきました。
その一方でまだまだ知らないこと、わからないことが多くってそれが次の興味につながります。
大阪にあるヤマトタケルの神社である大鳥神社にも参拝してみようかな?

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建部大社、拝殿と三本杉
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建部大社、庭園と紅葉

建部大社から近江大橋を渡って坂本方面へ。
昼食で堅田まで行こうと思ったんですがちょっと渋滞してますね~。
そう思ってクルマを走らせてると、坂本の湖岸あたりにたくさん人が集まっています。
湖畔に山王鳥居がみえたので日吉大社の関係の場所かと思ったら、どうやら坂本城みたい。
そういえば最近琵琶湖の水が減ってきて、湖水に隠れてた坂本城の石垣などが出てきたというようなニュースがありました☆
それで見物客がたくさん来ているようです。
ボクも興味を持ちましたが、人が多そうなので今回は見合わせました(^^;)
で、昼食は堅田の人気ラーメン店「ラーメン与七」。
想定より少し到着が遅れて入店の際に少し待ちましたが「とんこつチャーシュー」京都南部の有名店「無鉄砲」から学んだという超濃厚とんこつスープはこってりしつつも味わい深く、チャーシューもたっぷりで(^▽^)ウマウマ~☆

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とんこつチャーシュー@ラーメン与七

で、坂本方面に引き返して西教寺へ。
滋賀県の紅葉スポットを調べてて、行ったことがないので行ってみようと思ったんですが、日吉大社のすぐとなりなんですね(^^;)
この前日吉大社に行った時には全然気づかんかったw。
ここも明智光秀ゆかりの地で、光秀の供養塔があることからかなりの参拝客が来ています。
坂本城跡からこっちに来てるんですかね~?
参道の紅葉が有名とのことですが、奥の六角の手水社付近の紅葉が特にキレイですね☆
本堂の金色の阿弥陀さまを参拝した後、大本坊へ。
大小の石庭枯山水のお庭が美しく、伏見城の遺構といわれる客殿にある客殿庭園小堀遠州の作庭だそうです。

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西教寺の紅葉
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客殿庭園

天気は悪くないはずなんですが少し日差しが隠れてきちゃいましたね。
比叡山の山ぎわだからかな~?
それとけっこうな混雑。
このあとここまでの社寺同様紅葉がみごろという三井寺に行こうと思ってたんですが混雑してそうな気がして、やめて撤収することにしました。
石山寺と同じで午前中の早い時間帯に参拝した方がいいとも思えるので。
また数日後の休みの日にでも♪

帰りは国道1号線から山科を抜けてのんびり帰宅。
湖国のとびっきりの紅葉にはじめて参拝する社寺と、満足の散策だったのでありました☆