のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

紅葉のあとに

京都では紅葉シーズンの喧噪が落ち着いて、冬のイルミネーションがはじまりつつあります。
嵐山花灯路が12日から開催されるみたい。
北山の教会通りのクリスマスイルミネーションはやらないみたいだけど(^^;)
ことしは1カ所くらいイルミネーション撮影に行こうかな?
どこに行こうかな?

なんてことを考える、まさに小春日和という快晴のきょう。
前回の日記で知恩院本堂御影堂)の修復工事は終わったのかな~と気になって、調べたら去年すでに終了して落慶法要等の行事も済んだとのこと。
この時期になったらもう観光客も少ないだろうから行ってみよう♪
ついでに(というと失礼だけど)、去年国宝に指定された八坂神社にも行ってみよう♪

朝の通勤ラッシュ時間にぶち当たっちゃったけど、朝9時前に八坂神社に到着しました。
八坂神社、知恩院はともに京都でとてもなじみが深い神社仏閣です。
特にボクが京都の社寺の中で一番たくさん参拝しているのが八坂神社です。
(以前にこのブログで述べているかもしれませんが)幼少時我が家の年中行事として元日1月1日に映画をみにいって、その足で八坂神社に初詣に行っていました。
そしていまはこの15年くらいほぼ毎年八坂神社の節分祭で舞妓さんの奉納舞と豆まきを撮影。
祇園祭でも前祭の石見神楽に後祭の奉納舞などなど、八坂神社に入り浸ってきました。
でも、イベントの撮影ばかりでちゃんと境内を撮影したことがなかった気がします。
特に摂社末社もマジメに参拝したことなかったな~(^^;)
去年本殿が国宝に指定されたもののコロナでお祭りが中止続きで少しご無沙汰だし、いい機会なのでしっかり境内を周ろう。
まず楼門をくぐってすぐ眼の前にあるのが蘇民将来命を祀る疫神社
祇園祭の粽には必ず「蘇民将来子孫也」と記されています。
蘇民将来の子孫なんでスサノオさん疫病から守ってくださいね」という意味です。
ウチにも粽あるからコロナからも助けてね♪
となりの太田社の脇にまだまだキレイな色づきの紅葉がありますね☆
祇園えべっさん」こと祇園蛭子社、縁結びの大国主は本殿から近い上比較的大きな社なので八坂神社参拝のたびに合わせて参拝します。
そして本殿。どっしりした朱塗り檜皮葺の社がみごとです。
いつもイベントの時に参拝するので人がごった返してたりすぐ横で福引きやってたりしてじっくり建物を鑑賞したことがなかった気がします。
参拝客はまだまばら。
朝早く来て正解でした☆

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八坂神社本殿

本殿向かって左脇の大年社は節分祭=年初めで行事があるからなじみがあります。
さらに本殿右側には女性の守り神の美御前社悪王子社…裏側にもたくさん社があるのを改めてじっくり参拝しました。

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悪王子社と忠盛灯篭
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美御前社

円山公園を素通りしてw、続いて知恩院
こちらは大学が浄土宗だったのでなじみが深いお寺です。
入学式後に本堂内で行事がありましたね~。
まずは巨大な三門。山門ではありません。
「空門」「無相門」「無願門」という悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わす「三解脱門」からその名があります。
江戸時代の建造物で、我が国最大の木造の門として国宝に指定されています。
知恩院にちゃんと参拝するのはかなり久しぶりですが、この巨大な三門は東山花灯路の時など必ず目に入りますねw。
その巨大な門をくぐって石段を上るとこれまた巨大な本堂・御影堂(みえいどう)。
こちらも江戸時代の建造物で国宝に指定されています。
このお堂が修復工事中だったのでしばらく参拝してなかったんですが、去年完了して落慶法要が執り行われました。
巨大で美しく荘厳、みごとな建造物です。
こんなに大きな建物、ほかの参拝客を入れることなく撮影するのはさすがに至難だと思っていましたが、参拝客も少なく運よく撮影できました♪

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知恩院御影堂

周囲の建造物を改めて確認しながら御影堂のなかへ。
常にお経の声が鳴り響く堂内にはまばゆい金色がちりばめられています。
お堂の脇から方丈方面へ。
久しぶりに庭園も鑑賞しちゃいましょう♪
…てか、御影堂から直接方丈に渡って行くのってはじめてかも。
ライトアップの時は外から直接書院にまわって行ったような…まあ、どうでもいいかw。
静かな方丈庭園から三亭庭園へ。
この先三亭庭園から、ひょっとしたらはじめての参拝かもしれない(^^;)

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知恩院方丈庭園
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知恩院三亭庭園

…引き返してくるものと思ってたら、そのまま勢至堂方面に抜けちゃいました。
しまった、小方丈の方に行きそびれちゃった(^^;)
勢至堂は開山堂ともいえる建物で、知恩院発祥の地です。
そのさらに上には法然上人の御廟があります。
ん~、やっぱりこの辺りの参拝ははじめてだ。たぶんw。
やっぱり桜や紅葉は諸堂をじっくり鑑賞する場合は不要、いやむしろジャマかもしれない。
この時期に参拝してよかったと思えます。

三門の正面の男坂に対して帰りはなだらかな女坂を下ります。
下ったところにあるのが友禅苑庭園。
池泉回遊式と石庭を組み合わせた庭園は友禅染めの始祖である宮崎友禅の生誕300年を記念して昭和29年に造園されたそうです。
ここも今の季節だと日陰が多くなっちゃいますね…
眼でみる分にはいいんだけど、写真では石庭の白を日なた日陰どっちに合わせるかで迷っちゃう(^^;)

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友禅苑の石庭

最後に東山通りに面した新門を撮影。
門の脇にまだ紅葉が残っていました☆

ここらでお昼。
そのまま西に向かって歩いていって、祇園白川の巽橋の近くにある「祇園麺処むらじ」で「鶏白ラーメン」とてもやさしい味のまったり鶏白湯スープに鶏チャーシューとごぼうのトッピングが\(^▽^)/ウマウマ~☆
ただしチャーシュー増量ができなかったので代わりに(?)欲張ってから揚げもいただきました。
これまた柔らかジューシーで絶品☆

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鶏白ラーメン&から揚げ@祇園麺処むらじ

というわけで、きょうの散策はこれにて撤収。
紅葉シーズンの混雑を避けてきたつもりでしたが、混雑がない上に思ったより紅葉が残っててくれたのがうれしい誤算でした♪
なじみの社寺も改めて参拝すると、思ったより今まで見落としてた部分や知らなかった部分が多いと感じました。
まだまだ京都を知り尽くすには至らないですね。
一生かけてもムリかもしれないw。
これからも決して知ったかぶりをせず知ってるつもりにならず、日々精進をこの年の瀬に誓うのでした☆

※更新しました。
noririn-0610.hatenablog.com