貴族だろうと平民だろうと、子はなさない方がいいのです。
さきの中書王も九条の太政大臣も花園の左大臣も、どなたも自らの血筋が絶えることを願っておられました。『大鏡』によれば、染殿の大臣も「子孫などない方がいいのですよ。逆にぐ〜たら息子ができたら大変です」とおっしゃったそうです。聖徳太子も自らの墓を作らせるときに「あれもいらない。これもいらない。わたしは子孫を残すつもりはないのだから」とおっしゃったといいます。
※「さきの中書王」=中務卿・兼明親王。
九条の太政大臣=藤原信長。
花園の左大臣=源有仁。
染殿の大臣=藤原良房。
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子をなしてすみません(^^;)