のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

鳥居形の送り火

8月16日、お盆の最終日。
京都では恒例行事の五山の送り火が執り行われます。
去年「左大文字」を撮影して五山六カ所の送り火をコンプリート☆
で、ことしはどこに撮影に行こう?

これまで「いい形の送り火」を撮影することに重点を置いて、走り回って一度に2カ所、みたいなことをせずにひとつひとつをじっくり撮影してきました。
そういう意味で、もう少しいい形のものを撮影したいと思ったのが「鳥居形」。
前に鳥居形を撮影したのは広沢池からで、池のほとりの遍照寺灯篭流しと合わせて撮影しました。
(もう13年も前になるのかw。)

鳥居形の送り火と灯篭流し(2011年撮影)

いい風情なんだけど、鳥居の形がずいぶんイビツに思えます。
もう少しいい形の鳥居がみられる場所はないのかなぁ?
というわけで、今回は鳥居形。
午前中はいつもの母の通院サポート、お昼から出撃です。
まずは昼食、右京区は葛野大路の北の突き当りにある「らぁ麺や ふぢとら」で夏の涼麺「冷やし塩らぁ麺」みためも涼しい澄んだスープにコシの強い麺、チャーシューは冷たくっても柔らか\(^▽^)/ウマウマ~♪

冷やし塩らぁ麺@らぁ麺や ふぢとら

で、まずは嵐山・渡月橋の程近く、虚空蔵法輪寺へ。
嵐山には幾度となく訪れていますが、法輪寺の参拝はかなり久しぶりの参拝です。
前に参拝したのはいつだったっけかなぁ…
嵐山花灯路に合わせて行われた境内プロジェクションマッピングをみた記憶がありますが…
前回鳥居形を撮影したよりさらに前かもしれません(^^;)
で、この法輪寺境内から送り火を見物できるというのでまずはそれを確認しよう、と。
夏らしい緑に包まれた境内は参拝客もほとんどおらずとても静かでイイ雰囲気です☆

虚空蔵法輪寺

嵐山の中腹にあるお寺の展望台からは鳥居形のほか大文字や妙法も遠望できるとか。
しかし…鳥居形に面した箇所が少し狭く、参拝客が大勢来たらちょっと面倒。
三脚立ててのんびり撮影…ってわけにもいかない気が(^^;)
いい場所だけど、ここで撮影するのはやめとこう。

法輪寺から鳥居形を眺める

法輪寺から阪急嵐山駅、嵐山東公園あたりをてくてく歩いて鳥居形がみえる場所を探ります。

中ノ島橋(嵐山東公園
京奈和自転車道から

ん~、このあたりは川辺で少し土地が低いから建物に電線、電信柱が気になるなぁ(^^;)
全部地中化してくれたらいいのにw。
もう少し視線が高くってさえぎるものが少なそうな場所…松尾大社の門前、松尾橋にいってみるか。
法輪寺に向かう途上で橋の上からみた時は「少し遠いかな~」という印象だったけど、キレイに形がみえるという点ではイイ♪
そんなわけで場所を松尾橋に決めて、この時点でまだ15時くらい。
京都の神社再発見」という意味でも松尾大社は欠かせないと思っていたのでせっかくなので参拝。
お手水まわりの風鈴が涼しげな音色♪

松尾大社
お手水まわりの風鈴
松尾大社

あとはひたすら送り火が点火されるのを待つばかり。
日が暮れて暗くなってからカメラ等の機材を準備するのはちと面倒なので、日が暮れる少し前にスタンバイ。
事前に五点ほど火が灯されて、時間になったらそこから鳥居形になるとのこと。
確かに灯が点いていますね☆
橋の上は風が強くって涼しいですね~。
そういや関東方面に向かった台風はどうなったのかなぁ?

松尾橋の上から

日が暮れ切って20時20分に点灯。
事前に火が用意されてるからか、形になるのがほかの送り火より早い気がします。
気がつけば橋の上にかけっこうな数の見物客。
場所取りなんていうほどのことはしなくっても点灯の2~30分前くらいに用意すれば十分でしたねw。

鳥居形の送り火
鳥居形の送り火

やっぱりちょっぴり電信柱が入っちゃったなぁ(^^;)
まあ。これくらいならしかたないかw。
静かに送り火を眺めて、過ぎゆく夏を思うのでありました。