あっという間に桜の季節からそのあとの百花繚乱の季節に突入。
京都各地で早すぎる春花開花の知らせが届くなか、夜勤明けにちょっとぶらり。
(あすの休みは母の通院サポートがあるので(^^;))
行き先は建仁寺です。
茶の湯発祥の地にして禅宗・臨済宗の大本山の建仁寺、ちょっと久しぶりの拝観。
境内で一番大きな建造物の法堂の周囲を取り囲むように咲くのは牡丹の花☆
通常ゴールデンウィーク前後くらいに咲く印象ですが2週間以上早い気がします(^^;)
そういや先日北海道で観測史上最速の桜の開花宣言が出ましたが、これも例年より3週間ほど早いとか。
ちょっと世の中が狂い始めてる気もしますが、花の美しさは変わりませんね。
大輪の花に香りにも酔いしれそうな境内です。
久しぶりの拝観なので、方丈・書院の方も参拝しよう。
京都でも屈指の名園といわれる建仁寺の石庭、枯山水庭園。ボクも大好きです♪
さらに襖絵もみごとな建仁寺。
有名な国宝「風神雷神図屏風」に法堂天井の阿吽の「双龍図」もみごとです☆
ここまで参拝してもうお昼時。
昼食は建仁寺のすぐ北側にある「無双心」で「チャーシュー麺」天下一品系のこってりまったりスープは上品な味わい、バラチャーシューも(^▽^)ウマウマ~♪
さて、建仁寺に続いてお次は…と思ってたら、眼に入った案内看板。
塔頭・「如庵」正伝永源院が公開中とのこと。
先月愛知・犬山市に行った際に残念ながら参拝できなかった国宝茶室の如庵がもともとあったのが正伝永源院でした。
看板みるまですっかり忘れちゃってました(^^;)
これはきっと呼ばれてるに違いないw。
というわけで参拝♪
まず入口付近で紅白のハナミズキがお出迎え。
その奥にこじんまりとしつつも端正な庭園、新緑に彩りを添える霧島つつじ☆
正伝永源院はもともと正伝院と永源庵という2つあった塔頭寺院が明治期に統合されたものです。
鎌倉時代に開かれた正伝院は織田信長の弟である織田有楽斎の隠棲の地となり、その際に茶室「如庵」も建てられました。
一方の永源院は細川家ゆかりの寺院ですが明治期までに無住の寺院となっており廃寺、正伝院に統合されました。
正伝院は永源庵の跡地に移り、如庵を含む建造物は売却され移築されることになった、というわけです。
で、如庵は東京に移築され、さらに神奈川・大磯町を経て、ちょうどボクが生まれたころに犬山市に移築され現在に至る、と。
なるほど~、数奇な運命をたどった建造物なんですね☆
現在の正伝永源院にはその如庵を忠実に再現したレプリカが建てられています。
とっさに参拝する気になったのはやはり誰かがボクを呼んだのかな?
気のせいかな?
つつじがキレイな境内をしばし散策。
お寺の人の話ではこちらもひと月ほど開花が早いとのことで、公開の時期を急きょ早めたんだそうです。
新緑の緑につつじの赤、美しい春の彩り☆
というわけで、きょうはここらで撤収。
梅・桜シーズンに京都で写真が撮れなかった分、ほかの花で挽回したいということで少しムリしちゃいました。
何度も参拝していろいろ知ってるつもりの建仁寺でしたが、やはり京都の社寺は奥が深い(^▽^;)
はじめての場所を開拓する楽しさにお気に入りの場所を繰り返し味わう楽しさ。
両立するにはいくら時間があっても足りないけど、どちらも捨てられない楽しさですね☆