昼食を終えて、ここからは紅葉散策。
まず向かったのは与謝野町のその名ももみじ寺 慈徳院。
慈善調査で紅葉の名所としてヒットしたお寺で、もちろんはじめての参拝です。
大江山の北側、与謝野町立古墳公園と明石(あけし)墳墓群という遺跡史跡に挟まれるようなかたちで建っているお寺。
真新しい本堂、周囲に植えられたばかりの紅葉の樹があるだけですねぇ…
ん?庫裏は道路をはさんで向かい側にあるの?
まず目を引くのは真っ赤に染まったどうだんつつじ。
で、明石墳墓群のある丘陵に上る道に沿って紅葉の樹がたくさんあります☆
キレイだけど…すぐ横に住居が建ってたりして撮影しづらい(^^;)
まあ、これからさらに整備していこうとしてる気配を感じますので、今後に期待しましょうw。
朝から快晴でしたが、ここに来て雲が多くなってきましたねぇ…
もう少しもってくれ~!
そう思いながら、早朝に雲海と朝日をみた大江山の西側を通って南下、福知山市内に入って長安寺に向かいます。
ここまで来ると丹後ではなく丹波の地域ですね(^^;)
聖徳太子の弟・麻呂子親王が用明天皇の勅命で古丹波の国三上山(大江山)に棲む3匹の鬼(英胡・軽足・土熊)の征伐に向かう途上で戦勝祈願のために薬師如来を刻みこの地に奉祀したのが長安寺のはじまりといわれています。
大江山の鬼退治伝説・第2ステージですね☆
中世以降火災等で荒廃、そして再建を繰り返して、現在の諸堂は1781(安永10)年の火災による焼失から再興された時のものだそうです。
「丹波の紅葉寺」と名高くWeb上でも紅葉の色づきが紹介されるほど、この地域の代表的な紅葉の名所です。
…が、「みごろ」という情報が入ったのは1週間も前のこと。
まだもってくれてるかなぁ?
それよりも何よりも、雲が多くなってきた空模様からパラパラ小雨まで降り出してきました(--;)
天気予報でも昼過ぎに曇天・小雨みたいなのが出てたっけ。
到着したのは13時半ごろ。
14時以降また晴れるらしいけど…
そんなことを考えてるうちに、早起きと山登りの疲れのせいか急に眠気が(^^;)
晴天待ちもかねてお寺の駐車場で少し休むことにしました。
おおよそ30分ほど軽く仮眠(ー-)zzz
まだ曇天ですが、これ以上ゆっくりしてると帰宅が遅くなっちゃうから、とりあえず境内散策をはじめることにしました。
ぎょ!ほぼ同じタイミングに観光バスの団体客が(--;)
まいっかw。
境内に入るとまず紅葉の森。
キレイだけど日の光が当たるともっとキレイだろうから後回しにして石段の上の山門をくぐります。
大方丈の前にある薬師三尊四十九燈の庭、ここの紅葉の写真がWeb上で紹介されますが、残念ながらほとんど散っちゃってますねぇ…
それでも石庭の波紋に沿って落ち葉が積もっているのがいい風情です。
しばらく庭の風情を楽しんでたら先ほどの団体客が大挙して大方丈に入っていきます。
こりゃゆっくり拝観できないなぁ(--;)
となりに薬師堂。
ご本尊大方丈のお釈迦さまだそうですが、この寺で最も古い仏像の薬師さま(薬師如来立像)は高雄・神護寺の薬師さまと同形式(弘仁様式)のものだそうですが、33年に一度しかご開帳されない厨子の中に安置されています。
厨子の前のお前立さまもかなり古く平安中期のものだそう。
回りには金ぴかの日光・月光菩薩さまと真新しい彩色を施された十二神将像。
なかなかみごたえがある仏像たちです。
さらに石段を上ると開山堂・大師堂。
ん?はからずも愛宕山のおみくじの「薬師・弘法大師を念じてよし」に沿う形になりましたね☆
石庭の紅葉は散っちゃってましたが境内の紅葉はキレイに色づいたものもいくつかあります。
ただ、いかんせん日射しがないのが個人的に残念な感じ。
あ、でも日射しが戻ってきつつある☆
伽藍の拝観を終えて先ほどスルーした紅葉の森に入ると西国三十三カ所の観音さまたちが。
どういう縁なのかはよくわかりませんがこんなところで会えるなんて♪
ここまで境内をまわってようやく空が晴れわたってきました☆
…が、この季節のこの時間帯(15時前後)の日は低く、また西の方には山林があって早くも日が陰りはじめています。
あと少し、紅葉を楽しませて~!
これだけ撮れれば十分でしょう☆
日も傾いてきたことだし、大好きな日差しを浴びる紅葉を探すにはもう時間がないということで、今回の丹後~丹波散策はこれにて撤収。
あしたも朝早起きしてお仕事だしね(^^;)
帰りにまた京都縦貫道の京丹波SA「京丹波 味夢の里」でお土産を買って、軽く買い食いして帰宅したのでありました。
それにしても丹波・丹後は楽しい♪
海あり山ありで豊かな自然風景。
鬼伝説に羽衣天女伝説、今回は行けなかったけど浦島太郎伝説もあったりして。
今回はスルーしたけど与謝野町の古墳群も気になる。
何より興味深いのが豊受大神というミステリアスな神さま。
そもそも男神なのか女神なのかもビミョ~に定かでない感じ。
羽衣天女が豊受大神なら女性で間違いないハズなんだけど…なぜ祀る社の千木が外削ぎ?
そんな疑問を抱きつつ、次に来る時は大江山(千丈ヶ岳)の山頂を目指そう!
浦島太郎伝説の地にも行こう!
また近いうちに再訪することを心に誓うのでした☆