のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

よいこの徒然草・第五十六段

お互いしばらくぶりに会ったというのに、相手の話も聞かず、自分の身の上話ばかりをぶちまけてしゃべり続けるのは、それは何ともよろしくありません。たとえ今さら遠慮をするような間柄ではないとしても、しばらくぶりにあって、遠慮を感じないのでありましょうか。教養や品位が劣る者は、ついちょっと外出しただけでも「今日はこんなことやあんなことがあってね〜」と息もつかせぬ勢いでしゃべり、勝手におもしろがっているものです。上品な人ならば、人が多く集まっている中、一人に向かって話しているだけでも周りの人も聞き入るようになるのですが、品のない人の場合は、どのような顔ぶれであっても遠慮もなしに大勢の中で話し出し、今目の前で起こっていることのようにおもしろおかしく語るので、一同大笑いになってしまい、その騒々しさといったらたまりません。風流な話題には全く関心を示さず、風情のカケラもない話をしてはゲラゲラ笑い転げる様に、品位の程度もうかがい知れようというものです。
他人の風采・容姿、教養ある人がその教養についてなど論議しているような場で、自分の容姿・才能を引き合いに出して何かを言うのは、聞き苦しくて嫌になりますね。

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そういえば3月はこの「よいこの徒然草」を掲載していなかったのでちょっと立て続けです。

確かに、久しぶりに会った友人などに対して、相手のご機嫌をうかがうよりも早く自分の身の上話ばかりをするのは下品かもしれないな〜と思います。
自分中心が当然のブログやってるとついついそうなっちゃう気がしますね〜。
まず相手を立てること、大切なことだと思います。

ボクも気をつけなくっちゃな〜w。