さて、きょうも京都ミステリースポットめぐり♪
24勤務明け、歯医者で今回の治療を完了して気分も晴れやかになってれっつごう
まずはハラごしらえ、京阪出町柳駅近く「つけ麺マン」で「味玉つけ麺・チャーシュー増量」別盛りチャーシューにオーソドックスな濃厚魚介スープはヨメの好みかな?のりりんも満足(^▽^)ウマー♪
おお、おとなりで鬼盛り15分完食スゲー☆
さて、お昼ご飯を終えて、今出川通りを西へ。
最初に向かったのは…
エントリーNo.4「白峯神宮」
平安末期、保元の乱に敗れた崇徳上皇は配流先の讃岐で五部大乗経の写経に専念して、戦死者の供養と反省の証にと、完成したものを京の寺に収めてほしいと朝廷に差し出しました。
しかし後白河天皇は「呪詛が込められているのではないか」と疑ってこれを拒否し写本を送り返したため、激しく怒った崇徳院は、舌を噛み切って写本に「日本国の大魔縁となり、皇を取って民とし民を皇となさん」「この経を魔道に回向(えこう)す」と血で書き込み、爪や髪を伸ばし続け夜叉のような姿になり、後に生きながら天狗になったといいます。
時は平安末から鎌倉時代、武家社会の到来によって崇徳院の予言めいた呪いの言葉は現実となり、崇徳院は日本最大最強の怨霊として恐れられました。
時が下って幕末の動乱期、孝明天皇は異郷に祀られている崇徳上皇の霊を慰めるためその神霊を京都に移すよう幕府に命じられましたが、その後間もなく崩御。
子の明治天皇がその意を継ぎ、京都御所の北西の地に社殿を造営し、慶応4(1868)年崇徳院が祀られている白峯陵(香川県坂出市)御影堂の神像を移して神体として白峯宮を創建されました。
大政奉還、武家社会の終焉です。
明治6(1873)年藤原仲麻呂の乱に巻き込まれて淡路に配流されてそこで亡くなった淳仁天皇(淡路廃帝)の神霊を淡路から迎えて合祀、昭和15(1940)年に官幣大社に昇格し、神宮号の宣下を受けて今の白峯神宮なりました。
境内には修学旅行の学生もちらほら。
ここのご祭神にまつわるこんな話は教えてもらったのかな?
どっちかというと蹴鞠=サッカーはじめスポーツの神さまとして参拝しに来たのかな?
エントリーNo.5「源頼光と土蜘蛛伝説」
源頼光は平安時代中期の武将です。
頼光が原因不明の熱病にうなされていたら襲ってくるものがあったので、これを名刀膝丸で切りつけました。
一太刀浴びせたその血の痕を家来である渡辺綱ら四天王が追っていくと「北野のうしろ」に大きな塚があって、その上に大きな山蜘蛛が現れたのでこれを退治すると、頼光の熱病もすっかり快癒したそうです。
北野天満宮の参道の西脇にある東向観音寺に「蜘蛛塚」があります。
これは元々近所の田畑の中に蜘蛛塚と語り継がれた石塔があったのを移設したものだそうで、それがどういう由来のものかよくわからないようです。
一方、上品蓮台寺境内北側、思いっきり墓地の中に立つ大きな椋の木の根元に「源頼光朝臣塚」とかかれた石碑があります。
千本鞍馬口西入ルにあったものを移築したものだそうですが、これが「北野のうしろ」の土蜘蛛が出現した塚だとか。
蓮台寺の方にうかがったところ、かつては石柵で囲まれていたそうですが樹の成長で倒れてしまい、今は石碑と説明の立て札だけになってしまったとのこと。
実はこの塚の中にまだ土蜘蛛が眠ってる…?
エントリーNo.6「源頼政と鵺伝説」
『平家物語』などによると、平安時代末期、御所・清涼殿に、毎晩のように黒煙と共に不気味な鳴き声が響き渡り、近衛天皇がこれに恐怖し、遂に病の身となってしまい、薬や祈祷をもってしても効果はありませんでした。
側近たちはかつて源義家が弓を鳴らして怪事をやませた前例に倣って、弓の達人である源頼政に怪物退治を命じました。
頼政はある夜、家来の猪早太(井早太とも)を連れ、先祖の源頼光より受け継いだ弓を手にして怪物退治に出向きました。
すると清涼殿を不気味な黒煙が覆い始めたので、頼政が山鳥の尾で作った尖り矢を射ると、悲鳴と共に鵺が御所の北方あたりに落下、すかさず猪早太が取り押さえてとどめを差しました。
その時宮廷の上空には、カッコウの鳴き声が二声三声聞こえ、静けさが戻ってきたといます。
これにより天皇の体調もたちまちにして回復し、頼政は天皇から褒美に獅子王という刀を貰賜したそうな。
その時頼政が血のついた鏃(やじり)を洗ったのが現在の二条城の北側、二条公園にある「鵺池」です。
鵺というと、祇園祭宵山に八坂神社で奉納される石見神楽の演目のひとつ「頼政」を思い出します。
児童公園の中に「鵺池碑」とかろうじて読める石碑とそれをぐるりと囲む池、井戸のような出水施設。
北側には「鵺大明神」の祠もあります。
休憩中の作業員風のおっちゃんがベンチで休んでたりママに連れられた幼児たちが遊んでる公園の中で、なんかそのあたりだけ雰囲気が違う気がw。
というわけで、きょうのミステリースポットめぐりはここらでおしまい。
「非公開文化財特別展示」なんかにも行きたかったんですが、それはまたの機会に