のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

京都の夏は祇園祭から

7月に入って、京都の街は祇園祭の雰囲気でいっぱい♪
アーケード商店街は提灯で飾られ、そこかしこから祇園囃子がきこえてきます。
7月のはじめから祭に関連した行事が執り行われていますが、我々庶民にもわかりやすい行事は10日あたりからです。
ただ、ことしは梅雨が明けるのがとってもはやかったからか、例年10日からはじまる鉾建てが9日からスタートしたようです。
来年以降も9日からはじめるのかな?
そんな祭気分が高まる鉾町、そして祇園祭ゆかりの地を散策しましょう♪

まず最初に向かったのは八坂さんとも鉾町とも全く別方向、南区上久世にある綾戸国中神社(あやとくなかじんじゃ)です。
場所はR171久世橋通りの久世橋とJR桂川駅の間です。
毎日のように仕事でこの神社の前を通りますが、今まで参拝したことはありませんでした(^^;)
かつては綾戸社と国中社は別々の社でしたが、戦国時代のころに国中社境内に綾戸社が移されてひとつになったそうです。
特に国中社は八坂神社・祇園祭とのつながりが深いことで知られています。
八坂神社と同じくスサノオノミコトが祀られていて、八坂神社が和御魂、国中社が荒御霊で、両者はふたつでひとつの関係。
この綾戸国中神社の氏子の中から久世駒形稚児が選ばれ、祇園祭神幸祭還幸祭でお神輿を先導するという重要な役割を担います。
いわく、7月17日の神幸祭で駒形稚児が来るまでは決して神輿を動かしてはならぬ、動かすと必ずバチがあたって疫病が蔓延する、とのこと。
おおこわ。
そんな綾戸国中神社は新幹線の高架橋のすぐ脇にこぢんまりと鎮座されています。
なぜか祇園祭ではなく時代祭の幟が(^^;)
二礼二拍手一礼。

綾戸国中神社
綾戸国中神社
綾戸国中神社

さて、続いては鉾建てが進んでいる鉾町に向かいましょう。
そのあと八坂神社に参拝する予定なので、京阪三条駅前の駐車場にソリオくんを停めて、まずは昼食。
三条河原町交差点、商店街の入り口にある「くそオヤジ最後のひとふり」で夏の涼麺「冷やしらーめん」店舗名とは対照的なやさしい貝出汁の利いたスープに平打ち麺、大根おろしととろろ昆布が涼感を増してくれて(^▽^)ウマウマ~♪

冷やしらーめん@くそオヤジ最後のひとふり(河原町三条店)

観光客でにぎわう寺町通りを南下して天満宮にもお参りしておきましょう♪
まだ七夕の笹の葉飾りがありますね☆

壁にめり込む鳥居
天満宮、笹の葉飾り

寺町通りを抜けて四条通りを南に横断すると八坂神社の御旅所・冠者殿社があります。
もちろんこちらにも参拝。
お神輿を迎える準備はまだの模様。

八坂神社御旅所・東殿社
八坂神社御旅所・西殿社
冠者殿社

四条通りを西に進むと、おお、鉾建てやってるやってる♪
長刀鉾は本体から鉾頭部分の仕上げに入ってますね。
1日早く始まってる分作業の進捗も早いわ♪
続いて函谷鉾、こちらは本体の部分の縄がらみ作業中。
あ、早くも粽の授与がはじまってる!
次に来るのは16日、なくなってると困るから今のうちに授かっとこう♪
それにしても、クギを使わないうえて手作業で行われる鉾建てはいつみても匠の技ですね~☆
鶏鉾月鉾も本体部分作業中。
新町通りを南にみやると船鉾…はまだ作業がはじまってないようです(^^;)
菊水鉾は本体が終わって鉾頭作業に入る前に、いったん本体を横倒しにする準備が進められています。
どこもビミョ~に作業工程に差があって、いろんな作業を見物できますね~♪
(しまった、放下鉾を確認するの忘れてたw)

長刀鉾、鉾建て
長刀鉾、榊設置中
匠の作業
函谷鉾、鉾建て
木槌でこんこん
鶏鉾、鉾建て
月鉾、鉾建て
縄がらみの妙技
匠の技術はもはや芸術
菊水鉾、鉾建て

で、函谷山まで戻ってきたらいつものタリーズカフェで一服して。
さあ、八坂神社に向かおう…と思ったらすでに長刀鉾が立ってました☆

青空に長刀
長刀鉾、立った♪

神輿洗い式が執り行われるに先立ち、夕方16時半からお迎え提灯行列が巡行します。
その前に八坂神社に到着して参拝。
相変わらず参拝客・観光客でぎやかな境内ですが、さすがにこの暑さ、みんな日陰に逃げ気味(^^;)

八坂神社
社にお迎え提灯スタンバイ

で、お迎え提灯行列、巡行開始。
7月24日の花傘巡行の時にも巡行する子供たちが続々。
久しぶりの巡行行列ですが、例年なら梅雨の真っただ中。
雨で短縮バージョン、四条大橋で折り返して八坂神社に戻ることが多かったのですが、きょうフルバージョンの巡行です。
かつての花傘巡行のルート=八坂神社→四条河原町交差点→京都市役所→寺町通り→四条通り、八坂神社という長いルート。
夕方といっても炎天下、小さな子どもたちには過酷ですが、それ以上にボクも追っかけはムリw。
先日足を痛めたばっかりなので、仕事や16・17日の祭見物に支障をきたしてもマズいので(^^;)

お迎え提灯行列
日和神楽(北観音山)
稚児武者
小町踊りの少女
小町踊りの少女たち
赤熊の子どもたち
万灯踊りの子どもたち
万灯踊りの少女
駒長稚児

多くの子どもたちと付き添いのお母さん(?)が和傘ではなく遮光の日傘を持って巡行してますねぇ…
絵的にキツいけど、この強烈な日差しじゃしょうがないか…
なかなか子供たちの表情を捉えきれないので、四条大橋あたりまでちょっとだけ追っかけ(^^;)

駒長稚児
万灯踊りの少女
万頭踊りの少女たち、四条大橋

神輿洗い式は日も暮れた20時に東・中・西御座の神輿三基のうち中御座の一基を四条大橋の上まで担いで川の水で神輿を清める神事です。
川の水は事前に汲み上げられており、神事の際には神職が桶の水で榊をひたして神輿にふりかけてお清めをする、と。
橋上や橋の近辺で待機することはできないみたいので、近くで待機しますが…ちょっと遠いなぁ(--;)
滞留できなくても通ることはできるので、ここはちょっとムチャを承知で橋を歩きながら神輿と神事の雰囲気だけ。
ことしは祇園祭の神輿に焦点をあてて撮影すると決めたので、せめて神輿だけでも!
報道カメラ以外はマトモに撮影はできないみたいです(^^;)

中御座(四若)神輿
中御座(四若)神輿

何とか神輿をみるだけみることができました☆
しかし…神輿洗いの神事そのものはムリ(^^;)
どちらかというと八坂神社のある西側からみる方がいいのかもしれない。
ただ、どういう通行規制がかかってるのかよくわからないし・
これが精一杯、かな?

そんなこんなで今回の祇園祭散策はこれにて終了、撤収するとしましょう。
ここでこれまでなら帰宅途上に禁断の一日二麺、みたいな話になるんですが。
苦節20年あまり、ひたすら散策の前後はラーメンばかり食べてきてましたが、ここ最近「カレー食べたい欲」が頭をもたげてきてまして(^^;)
思えば夜勤で仕事の時は決まってカレーライスを食べてばかりで外食でカレーを食べようと思うことはありませんでした。
当時の相方にヘンな時間に夕食をt用意してもらうのは悪いと思って、ご飯だけあれば簡単に食べられるレトルトカレーの食べ比べをしながらカレーばかり食べてました。
それがなくなってはや5年以上。
実は何よりカレー好きののりりん、カラダがカレーを求めてる!
というわけで唐突に、今後京都限定で散策時に一日に二度食事をとるときなどにラーメンだけでなくカレーの食べ歩きをしようと思い立ちましたw。
仕事の合間などに日常的に食べるカレーに巷でウワサのカレー店など、ちょくちょくやっていこうと思います。
まずは味の評価のベース作りからということで普段カレー。
職場の仲間にウマいと勧めてくれた「かつや(京都新堀川店)」で「カツカレー・竹」ご飯の上にキャベツの千切りが乗っかってるところが金沢カレー風ですね☆

カツカレー・竹@かつや(京都新堀川店)

次の祇園祭散策は夜勤明けでいきなり宵山の16日。
メインは八坂神社で奉納される長刀鉾の日和神楽をみてみようと考えています。
乞うご期待!(?)