のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

ジオラマ製作記・2

前回工程⑦「線路の装着」を飛ばして工程⑧「ストラクチャーの装着」の途中まで紹介しましたが、その続き。
仕上げの段階に入ります。

石垣を装着した時点で、石垣とベースの隙間が気になったので、なだれ込みで⑨「地面の仕上げ」の段階に入りました。
すなわち、フォーリッジなどを使って草を表現する作業です。

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フォーリッジ装着

並行して道路の部分も仕上げ。
中央線はオレンジ色で「線からはみ出しての追い越し禁止」。

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道路(黄色中央線)

で、川の部分の製作に取り掛かりました。
まず川底。
不必要かと思いましたが、石こうを打ったベースにタミヤの情景テクスチャーペイント「ダークアース」で泥の色を塗装。
その上に、石ころで囲われた部分を作り、中州や河原の部分を下準備。
石ころは先日行った「ボークス」でみつけたジオラマ河川・渓流用のもの(小・中)を使用しました。
「中」といっても5㎜程の大きさで身の丈の半分ほどの大きさになります。
その間を埋めるようにバラスト用の砂をまいて、バラストと同じ要領でボンド水で固定します。
あわせて石垣の下の部分に上記石ころの「小」を積んで石垣自作w。
ほとんど草に覆われてみえなくなるんですがね(^^;)

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河原の石と石垣

次に川底の塗装。
深いところは緑っぽく、浅いところは青っぽくが基本。
緑はタミヤ水性アクリル塗料「オリーブクリーン」青いところは「ライトブルー」を使用しました。
で、その中間に「ミディアムブルー」を…と思ったらウチになかった(^^;)
ラッカー塗料でよく使う色なのでてっきりあるものと…
(米海軍レシプロ機、空自F-2の機体からガンダムビームライフルなど幅広く用途がある色です。)
代わりにライトブルーに青っぽいグレーを適当に混ぜてそれらしい色にw。
参考の動画ではエアブラシを使ってましたが、もちろんそんなもの使えないので筆塗り。
色を置いて、乾かないうちに溶剤を使って色の境界線をぼかしました。

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川底塗装

この上から水表現の透明樹脂を流し込みます。
光栄堂の「モデリング・ウォーター」というアイテムで手軽に水表現ができるらしいので今回はそれを使ってみます。
使い方を説明書以外にYouTubeやWebサイトでも色々調べると、テープなどを使って流し込みたい場所をせき止めて、ジオラマ上にジェル状の樹脂を流し込むのですが、このせき止めが難しいらしいことがわかりました。
テープの粘着力が弱かったり隙間があったりすると乾く前に樹脂が流れ出てしまうらしいのです。
そこで、使ったのは普通のセロハンテープですが、貼ったあとこすったりしてしっかり貼りつけた上で、隅っこの部分にボンド水を流し込んでジオラマの切れ目の部分の隙間を埋めました。
流し込んだモデリング・ウォーターの透明度に感動☆

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モデリング・ウォーター」注入直後

しかし、この鏡面のように美しい水面を川が流れているように波立たせなければいけません。
15分程度で樹脂の硬化がはじまり、40~50分ほどで半乾きの状態になります。
それくらいになったら、つまようじやピンセットなど先のとがったもので波・せせらぎにみえるようにひっかきます。

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川面の波表現

うん、うまくいった(と思う)☆
あとは波頭を白く塗装したら水面は完了です。

一方、フォーリッジで作った河原にススキのような草を生やしてみようと考えて、「フィールドグラス」を使ってみたんですが…これがうまくいかない(--;)
最初、先に束を作って真ん中あたりを瞬間接着剤で固めて、固めた部分を切ったらできるかな~と思ってやってみたけど、どうも草にみえません。
次に、いろいろうまいやり方を調べて、真ん中でよじってよじった部分で切って、長いまま接着、接着剤が乾いたらすくようにタテにハサミを入れて長さを調整するというやり方に変更してみましたが…どうもイマイチ(--;)
結論として、フォーリッジを設置したあとの地面ではうまく接着できないのが原因と考えました。
やり直し
グラスを引っこ抜いて、河原部分のフォーリッジをはがして再チャレンジします。

川の部分がある程度できたので、ここで線路の装着。
前のジオラマで線路が少し浮いてしまったので、今回は確実に固定したいところ。
木工用ボンドで接着したあと、線路にあいている穴を使って画びょうで接着剤が乾くまで固定します。
固定出来たら前回のようにバラストをまいて塗装すればよし。
あとは鉄橋などにも錆色でヨゴし塗装を施しましょう。

グラスの再チャレンジを除けば、線路脇の架線柱と、道路のガードレール、電柱を装着してこのジオラマは完成となるんですが…
ここにきて残念なお話。
通販で注文したガードレールと電柱のストラクチャーが在庫の都合で届くのが11月になるとの悲報(--;)
完全な完成は11月までおあずけとなってしまいました。
…まあ、なくてもいいといえばいい部分ではあるのですがw。

やはり一筋縄ではいかないものです。
現時点でうまくいってない部分もありますが、あわてず確実な完成を目指します♪