のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

樹木を極めたい

台風が猛威をふるっています。
関西は台風一過で天気も回復に向かっていますが、特に関東在住のみなさんはまだまだこれからだと思われますので、十分注意してください。
避難はちゅうちょなく!

そんな台風の休日。
せっかくの休みに…とも思いますが、仕事だったらそれこそ出勤から勤務中、帰宅まで大変なので、助かったと思うことにします(^^;)
で、悪天候の休日は相変わらずジオラマ作りw。
龍安寺石庭は、石庭そのものはおおかた出来上がりましたが、周辺部分の作り込みがいろいろ大変です。

石庭に向かって左側は塀の向こうに勅使門と門に続く石畳の参道があります。
さすがに勅使門は唐破風の曲線など容易には作れないので今回はパス(^^;)
でも、せめて境界線の塀くらいは。
石庭の檜皮葺きの油土塀とはまた違う感じ。

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この塀の続きで勅使門のすぐ横の白壁もつくる必要がありますね(^^;)

そして油土塀の向こう側。
檜皮葺の屋根にかかるように枝を伸ばす名物の枝垂れ桜。
前回制作方法を会得したハリガネ樹木で作ります。
先日ほぼ完成させた鉄道ジオラマ叡電高野川鉄橋っぽい鉄橋」(と、勝手に命名w)ですが、ヨメさんにみせたところ、ほかのどこでもなく「さくらの色がヘン」というありがたい批評を受けました(--;)
そんなこといったって、アレは既製品のだからメーカーに文句を言えよって(--;)

そんなわけで、今回はさくらの色に特にこだわって作りたい☆
で、まず用意したのはKATOのターフ「日本のさくら」。
KATOの「日本の色シリーズ」はまず草はらからはじまり、今後作るつもりの紅葉、そしてさくらとほぼすべてそろえてしまいましたw。
淡いピンクは確かに日本のさくらっぽい♪
作ったハリガネ樹木にスプレーのりを使って接着。
…綿を使ってもどうもボリュームが足りん。
さてどうしようか?

ここまで「ターフ」「フォーリッジ」などと簡単に言っていますが、こうしたジオラマ用の草木などを表現するパウダーやもふもふには細かさでおおまかに3段階あります。

ターフ」…スポンジ素材を粉状にしたもの
フォーリッジ」…スポンジを1cm前後の大きさにちぎったもの
フォーリッジ・クラスタ」…ほとんどかたまりのスポンジで自分でちぎって大きさを調節できるもの

…というのが基本です。
ターフだけだと細かい粒だけなので、ボリュームアップにはフォーリッジを使うのが常道でしょう。
そこでまず前に使った既製品のさくらのフォーリッジを使おうかと思いましたが、ヨメさんの言葉が脳裏をよぎって却下。
もうひとつの手段。
ターフもフォーリッジも元はスポンジということなので、じゃあ作っちゃえw。
百均で売ってる、食器洗い用なんかの普通のスポンジを粉々にちぎってフォーリッジにしちゃいましょうw。
よくあるピンク色のスポンジをちぎってちぎって。
…これはとてもめんどくさい(^^;)
10cm×5cmくらいの大きさのスポンジでかなりの量になりました。
少々不自然などぎついピンク色ですが、この上からターフをふりかけるので、いい陰影になりそう♪

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スポンジ枝垂れ桜
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ボリュームアップ枝垂れ桜

続いて、秋の主役になるもみじ。
枝垂れ桜の左に1本、右に2本配置しましょう。
さくらのシーズンなので新緑なのですが、これも意外と難しい。
まず枝ぶり。
もみじらしい枝ぶり、葉のつき具合というのを表現するのも難しいですね(^^;)
葉の表現はKATOのフォーリッジ「明緑色」とターフ「緑褐色」を使いましたが、ターフやフォーリッジ、ましてや百均スポンジの色では春の若い新緑のイメージに合わない気がします。
5月くらいの少し盛んな新緑みたいな感じになっちゃいましたw。
まあ、これはこれでよしとしますが、今後の課題ということで。

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新緑もみじ3本

さくらともみじ、ジオラマでも季節を表現するのにわかりやすい樹木です。
ひとくちに「樹木」といってもほかにもさまざま。
葉や花や幹の色合い、枝ぶりや葉のつき方、いろんな樹々を作り分けることができたらジオラマも深みが増すと思います。
写真を撮る時もそれなりにこだわって撮影してたつもりですが、作るとなるとまた違った視点で観察する必要がありますね。
いろいろ作り分けられるように観察して樹木マスターを目指さねば☆