のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

選挙

あすはいよいよ総選挙ですね。
ボクはあすは24勤務でずっと仕事なので、きょうヨメと坊主を連れて役場で期日前投票を済ませました。

与党・民主党と自公の対立軸に乱立する第三極と、にぎやかな選挙戦でしたが、それもあすで一応の落ち着きをみせるかと思います。

この選挙期間に改めていろいろ勉強したりして、自分の論理・選択は正しいのかを考えました。
そんな中、「池上彰の政治の学校 (朝日新書)」を購読、改めて感じたことをひとつだけ。

今回の新党ブーム、実に様々な対立軸があるようにみえますが、実は各党とも根本的に大きな政策の違いはないということ。

アメリカやイギリスのような二大政党政治にあこがれて前回の選挙では日本も民主・自民の二大政党なんていってましたが、そもそもこの両者にそれほど大きな差異はない。
いやそもそも日本には国論を二分するような大きな政策的対立なんて存在しないといっても過言ではありません。
強いて言えば「改憲か護憲か」くらいのものでしょうか。
結局はTPPだの脱原発だの、数ある政策のうちの1つ2つで意見が食い違ってるだけで、それ以外ではいつでも離合集散してもおかしくないものばかりだし、事実選挙間際にその動きが活発化しました。
まさに「大同小異」の世界。
もし選挙後のあさってくらいに民主党自民党が合併するといっても別に驚きはしないでしょう。

アメリカの場合、「大きい政府=保護経済=民主党」「小さい政府=自由経済共和党」という根本的な政策の違いがあります。
この2つの政策の違いが南北戦争を引き起こしたといっていいほど根深い対立です。
ちなみに保護経済政策は他国と軋轢を生じさせるため、アメリカが海外で戦争を始める際の政府は大半の場合が民主党政権です(ブッシュ親子は数少ない例外)。
日本にはそれほどの大きな対立する政策的違いは存在しないのです。

福祉を充実させ、経済を発展させ、地域を振興し、文化的発展を遂げる。
これに異論がある人がいるでしょうか?
日本の政治家も、要約すればほぼ全員がこれと同じことをいっています。
違うのは手段だけなのです
アメリカの自由主義者なら「経済も地域社会も、みんな自分で勝手にやるから国は口を出すな。福祉なんて必要最低限でかまわない」というでしょう。

我々に与えられた選択肢は結局方法論や優先順位だけなのです。

自分にとって今何を一番優先すべきか。
政治は何を一番優先すべきと思うか。
その点で選択すれば、一番納得がいくのかもしれません。

あすの選挙の結果、どうなでしょうね〜?

各党党首が最後の訴え、16日投開票
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121215/elc12121523560076-n1.htm