のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

討ち入りでござる!(その2)

noririn_06102011-12-16

上野寛永寺は、京の比叡山延暦寺にならい江戸の町の鬼門を守る国家鎮護の寺です。
さぞかし参拝客・観光客でにぎわってるんだろう…と思いきや、東京の街の喧騒を忘れさせてくれるようなひっそりとした、静かな境内です。
本来上野公園の丘(山?)全体が寛永寺の境内だったそうですが、今はその大半が公園や大学、博物館に美術館となりました。
江戸から東京へ。
徳川将軍家菩提寺ということもあって維新の際に分断、縮小されたんですね〜。
浅草寺とはこれまたまったく違う雰囲気です。
いちょうの落ち葉に彩られたお地蔵さまが何ともいい感じ☆
根本中堂を参拝するとみごとな四天王・十二神将像がありますが、残念ながら近づいてじっくりみることはできませんでした。

上野公園内を進むと開山堂
寛永寺開山の慈眼大師天海僧正と、彼が尊崇していた慈恵大師(延暦寺横川中堂や三千院でおなじみ)の両大師を祀っています。
…おや、境内そこかしこに丸に二つ引き御紋、我が家の家紋と同じ。
奇妙なご縁を感じます☆
境内には桜の樹がたくさん植えられていて、今は葉も落ちてもの寂しげだけど、春はさぞかし華やかなんだろうな〜。

さらに上野公園散策を続けます。
むかしむかし、家族で上野動物園から公園を歩いた記憶を呼び起こします。
父に肩車してもらってランラン・カンカンをみたけど、記憶に残ってるのはたくさんの人の頭だけだったことw。
動物園が「上」野だから公園は「下」野だとか何とか話してたこと。
でも、風景や社寺の記憶なんてまったく残ってませんw。

上野公園は紅葉がまだまだ健在でステキな風情、そこには国の至宝を集めた施設が立ち並びます。
Web友さんが写真撮りまくりの国立博物館の常設展示もみてみたい〜♪
国立科学博物館シロナガスクジラの実物大模型やデゴイチはウチの坊主を連れて来てやりたいな〜。
国立西洋美術館では「ゴヤ」開催中で「着衣のマハ」が来てるみたい☆
もっと時間があったら絶対入りたいと思ったけど、今回は華麗にスルー。
関西には来ないのかな〜?
前庭までは入館料ナシで入れるみたいだったので、ロダンの彫刻などをさらっと拝観しました。

上野東照宮は修復工事中でハリボテw。
元旦から寒牡丹の展示があるようですがやけにキレイな紅葉があるので、紅葉でみせてくれればいいのに、なんて話しながら、木々の葉が落ちる冬以外は動物園内からじゃないとよくみえない寛永寺五重塔を眺めて。
さらに行くと水観音堂
京都の清水寺から観音さまを迎え、建物も清水の舞台を模したといいますが、ん〜、この舞台から飛び降りても何の決意も表せない気が(^^;)

気がついたら上野駅前、スタートした御徒町から数百?しかないところまで戻っていました。
さすがMさん、みごとな行程!
逆にボクの方向感覚は最初から最後まで完全に崩壊状態(^^;)

ついには御徒町まで戻り、少々早いけど夕食は昼に続いて二食目のラーメンw。
かなりの有名店らしい「麺屋武蔵・武骨」で「黒無骨チャーシューメンイカスミで真っ黒のスープはまったり濃厚なお味、そこに太めの麺と角切りチャーシュー(というか豚角煮)が贅沢な一品(^▽^)ウマー☆
さらに喫茶店を探して一服。
その途上できょうのお宿もみつけられて後顧の憂いなし♪
むっしゅさん、2月にはご上洛とのこと、その際にはご恩返しできるといいんですが(^^;)
日も暮れて、御徒町駅前でMさんと再会を期してお別れしたのでありました。

お宿はカプセルホテル。
いつもあまり歩かずクルマ移動の散策ばかりなのでかなり疲れたみたいで、お風呂に入ってほっこりしたら即座に寝ちゃいました
夜景を撮影したくて三脚まで用意してたのに、荷物になっただけでしたねw。
カプセルホテルは初体験でしたが、寝床が固い、枕が小さくて薄い。
早朝背中が痛くて起きてしまって二度寝三度寝。
ん〜、合わないのかもしれない(−−;)
それでも久しぶりの早寝で朝は快調、研修の方も大変有意義なものになったのでよしとしましょう♪

東京はビルが多くてヤダなんてヨメはいいますが、一度は連れて来たい、もう一度、いや何度でもまた来たいお江戸の下町でした。
天候も今にも雨が降りそうな曇天だったので、いい天気の時にまた来れたらいいな〜♪
その時はもう少し自分で歩けるようになりたいものですw。