のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

よいこの徒然草・第三十九段

ある人が法然上人に「念仏の時にいつも眠くなってしまい、これでは修行を怠けることになります。どのようにして眠気を打ち払ったらよいでしょうか」と訊ねたところ、「目が覚めているときに念仏を唱えれば良いではないですか」と答えたといいます。何とも尊いお言葉ですね。
また「極楽浄土で生を受けること、これは確実だと思えば確実になるでしょう。しかしそうではないと思えば確実ではなくなるものですよ」とも言われたそうです。これもまた尊いことです。
さらに「たとえ疑っていても、念仏することで極楽浄土への往生は叶えられるのです」とも言われたそうです。これもやはり尊いことですね。

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祇園祭も終わってのんびり休日、かなり久しぶりな感じの徒然草です。

法然上人、いわずと知れた浄土宗の開祖。
兼好法師の時代より200年ほど前、平安末〜鎌倉時代初期の人物です。
なんとも穏やかでやさしいお人柄が垣間見られるようなお言葉ですね。