のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

とりあえず、選挙終了

まずは日本再生に向けて政権交代がなされたことに喜びを感じます

そもそもなぜ今まで交代もなく自民党第一党の国政が続いたのか、そちらのほうが不思議。
(かつての非自民連立政権でも衆院第一党は自民党でした)
日本の酷税も、中途半端な国防・外交も、利権主義社会も、全部自民党のこれまでの政治の成果です。
長きに渡る政権運営は政・官・業の癒着体質を生み出し、これまでにも何度か「今の日本は室町時代と同じ」とボクがいうような無駄なコストのかかる社会になってしまいました。

それでも自民党政治が続いたのは、偏に国民が「総中流」といわれたようにそれなりに裕福で不自由なく、政治がどうなっても生活に大きな影響がなかったからだと思います。
それがアメリカ型自由主義を推進した小泉政権の路線(決して「改革」路線とはいいたくありません)で雇用・医療・福祉を中心に多くの国民の生活自体が破綻しだしたことが今回の結果につながったのだと思います。

ボク個人的に、民主党の主に道路政策において賛同する意見ではありますが、今後心配な部分も多々あります。
各政策に対して「財源はどうするのか?」などといって攻撃した自公ですが、増税赤字国債しかなかった自公政権に比べればまだマシ。
ただ、まったく同じだとすると国民の支持が離れるでしょう。
そんなことよりも最大の懸念は、いわゆる歴史認識問題外国人参政権の問題。
マニフェストには明記されていませんが、民主党が旧来から主張しているこの点は決して賛同できません。
わが国の領土を不法占拠していたり、核ミサイルをこちらに向けているような国の国民にこの国の参政権を与えることは決して許せません
そのことは日本国民として強く念を押しておきたいと思います。

加えて民主党内の旧社会党勢力と、今後協力関係になるであろう社民党の存在は、特に歴史認識問題においてまたしても将来禍根を残すような発言を生み出すという強い懸念があります。
早くも社民党は「憲法審査会4年間凍結が連立参加の条件」などとでかい口を叩いています。
主張はどうであれ議論そのものを認めないという姿勢は昔の社会党とまったく体質が変わっていないことの表れ。
この言論封殺政党が今回も議席をとってしまったことが悔やまれてなりません。

あと、喜ばしいのは与党にいた宗教団体政党が党首などを含め大幅に議席を失った点w。
公明党の母体である創価学会があの日蓮宗の流れをくむ宗教だということを改めて強調しておきたいと思います。
念仏無間・禅天魔・真言亡国・律国賊」といって他の宗派を攻撃した日本では数少ない一神教、それが日蓮宗
異論を認めないその体質から内部対立・分裂を繰り返した結果が日蓮宗系宗派の分立であり、そのひとつが創価学会という宗教団体です。
こんな宗教団体を政治の世界に入り込ませてはいけません。

今後は与党だった自民党公明党が野党になって国会で新政権を攻撃します。
警察・検察などはこれら自公野党と結託して取調べの可視化を主張する民主党に不利な情報をリークして政権を潰しにかかる可能性があります。
選挙直前の小沢、鳩山両氏のスキャンダル発覚からすでにこの動きがみえています。
今後も続くであろうこの動きを新政権がしのげるか、そこも注目すべき点でしょう。

とにかく、大勝したからといってそれが民主党マニフェストや陰に隠れている政策・持論への100%の賛意であると勘違いしないでほしいと思います。
民主党前代表の前原 誠司さん(京都2区)が開票速報番組で同様の見解から「これからが大事」といっておられたことに期待を感じます。
できれば前原さんに外相とか重要ポストについてほしいものなんですが

まずはひと月、そして1年とこれからどうなるのか?
我々の選択が正しかったのか、また正しく進められるかを注視したいと思います。