のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

ニュースより

総務相「総理の意向でも認可せず」 西川社長続投巡り(朝日)
http://www.asahi.com/politics/update/0603/TKY200906030344.html

月曜発売の某雑誌に、日本郵政の社長進退問題いかんによっては自民党分裂の可能性があるとの記事がありました。
西川社長続投を認めない鳩山邦夫総務相
彼は旧郵政官僚の代弁者。
一方郵政民営化の推進者はほかでもない小泉純一郎元総理で、その傘下のいわゆる小泉チルドレン、その筆頭ともいえる中川秀直元幹事長。
この両者が鋭く対立しているようです。
麻生総理は小泉とそのチルドレンの「数」を恐れて西川氏続投についたのかなぁという気がします。
なんてったって今の自民党衆議院議員はほかならぬ小泉の郵政解散・総選挙で議席を獲得した人々ですから、これに造反されてはたまりません。
雑誌記事では、これによって鳩山邦夫が離反して兄・由紀夫の民主党に奔る可能性を示唆していました。
ぶっちゃけ、どっちに転んでもバカげた話です
郵政という本来国民のためのものが堕落した官僚たちの利権として温存されるか、あるいはいわゆるグローバリズムという名の化け物に呑み込まれるか。
そのいずれかのせめぎあいというわけです。
いったい誰のための郵政なんでしょうか?

ただ、ボクは経済分野に関してはまったくの門外漢で、「グローバリズム」という言葉の意味もいまだにイマイチ理解できていないというのが現状ですw。
なので、昨今の経済情勢などについて目下猛の勉強中

サブプライム・ローンって何?」
「何でそれが全世界の金融・経済に大打撃を?」

…という素朴な疑問を持って色々調べると、ここ10〜20年前くらいの、特にアメリカの政治・経済の流れ=歴史を知る必要があるということがわかってきました。
まだまだわからないことだらけですが、「歴史」と名がつけば興味を持たずにいられない性分なので、さらに学んでみようと思います。
ボクと同じように「今、何が起きているのか?」について疑問を抱いているそこのアナタ、一緒に勉強していきましょう☆

もうひとつ。

足利事件の菅家受刑者を釈放へ、東京高検が再審容認意見書(読売)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090604-OYT1T00359.htm

裁判員制度が実施されるにあたり注目していた事件について大きな進展があったので。

この足利事件に関しては、とりあえず釈放となったことに安堵を覚えています。
しかし忘れてはいけないもうひとつの事件があります。

飯塚事件足利事件
足利事件発生から約2年後の1992年、 福岡県飯塚市 で小学1年の少女が二人殺される事件が起きた。
そして菅家さん逮捕から約3年後の1993年、1年間刑事に尾行されていた久間三千年(くまみちとし)さん(当時54歳)が、「科警研が行ったMCT118法DNA鑑定により、真犯人のものと思われる血液のDNA型と久間さんの型が一致した」として逮捕された。
彼は一貫して容疑を否認し続けたが、2006年9月、最高裁で上告が棄却され、死刑判決が確定してしまった。そして無実を叫びながら、昨年2008年10月、なんと、処刑されてしまった。再審準備中だったという。
今、関西では、この足利事件そっくりの冤罪事件が大きな問題となっている。
かたや足利事件では、DNA再鑑定が行われている。それなのに、かたや飯塚事件では、無実を訴えながら、最高裁で確定してからたった2年で処刑されてしまった。いったいどうなっているのだと。

雑誌『冤罪ファイル』No.5
「処刑された死刑囚は本当に真犯人だったのか」(著:今井恭平)
※下記のWebサイトを発見し引用しました。
http://www.watv.ne.jp/~askgjkn/iiduk.htm

この酷似した2つの事件が科学捜査、特にDNA鑑定というものの「怪しさ」を物語っています。
我々一般人は「少女・幼女に対する残虐な犯罪」というだけで犯人に激しい嫌悪と憎悪を感じます。
それを助長するメディアによる犯人(逮捕された被疑者)の悪魔化があります。
さらにそこに捜査当局による科学鑑定という葵の御紋が突きつけられたらどうでしょう?
我々は冤罪を見抜くことができるでしょうか?
これから裁判員になる可能性があるすべての人に、この事件のことを決して忘れないでほしいと思います。
もちろんボク自身も。