のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

GODZILLA

noririn_06102014-08-01

彦根に花火をみにいこうかな〜と思ってたんですが。
祇園祭でウチのことを放置しっぱなし、その後も残務処理…といっても録り溜まったビデオの整理とかですけどw、いろいろやっとかなきゃいけないことが多く、また帰りが深夜になると仕事にも支障が出るということで、行くのをみあわせました。
それにヨメ&坊主も花火行かないっていうので(−−;)

というわけで、普通にウチで過ごす休日。
で、マクドナルドで食事をした後買い物して…きょうが8月1日だということを思い出しました。
映画、サービスデーじゃん☆
ここで映画観なきゃもったいないじゃん♪
みるならやっぱGODZILLAでしょ☆

そんなわけでかなり久しぶりの映画。
ハリウッド版ゴジラ、公開後なかなかの評判であります。
ご存知の方かどうか知りませんが、のりりんは無類の特撮・怪獣映画好きでありますw。
これまでのゴジラ映画は新旧ほぼすべてみてます(確認したら2、3本みてないのがあるみたいですw)。
前のハリウッド版ゴジラゴジラっぽい爬虫類というかトカゲ、という感じでしたが、今回はCFなどをみる限りでは日本のゴジラらしいゴジラのようですが、どうなんでしょう?

1作目の白黒ゴジラをみたとき、街の破壊・炎上シーンは明らかに東京大空襲のイメージだと思いました。
もうすぐおとうちゃまのところにいくのよ!
燃え盛る街の片隅で子供を抱きかかえる若い母親の言葉が強烈に印象に残っています。
ああ、この映画はあの戦争を実際にみた人だけが作れる映画だと思いました。
で、このゴジラでの破壊シーンはというと…原発の倒壊、大津波
東日本大震災を強く印象付けるシーンが満載です。
震災を経験したからこそという描写。
失礼な言い方かもしれませんが、みごとだと思いました。
TVをみてて、地デジ各チャンネルが今回のゴジラを華麗にスルーしてるのに苛立ちを感じていましたが、震災を体験した人のトラウマ的描写ということを考慮すると、スルーせざるを得なかったのかなぁとも思えました。
電力会社への配慮(圧力?)というひと言では片付けられない、のかもしれません。
それほどリアルな破壊の描写でした。
震災だけでなく、9.11も入ってるかな?

でも、震災のトラウマが今なお残る中でも、この映画は今だからこそ公開する意義があったと思います。
地球環境を、天変地異を人間がコントロールすることなど不可能だ、いつか壊滅的な破壊が待ち受けている。
ゴジラの背中がそう語っているように感じます。
エネルギーが巨大であればあるほどその反動も大きい。
それが自然の摂理というものです。
原子力という巨大なエネルギーを手にした人間に、自然はどんな反動をもたらすのでしょうか?

人の森羅万象に抱く漠然とした恐怖。
たとえばちょっとした片隅の暗闇や人気のない場所での物音。
あるいは自らの行為に対するうしろめたさ。
ボクはこれらに対する人間の恐怖心が古来からの妖怪、オバケを生んだと考えています。
人知を超える大自然の猛威。
核という人間がまだ使い出して数十年しか知らない超巨大エネルギー。
最上級の恐怖が生む怪物、妖怪悪鬼の頂点。
それがゴジラというものなのかもしれません。
妖怪悪鬼も「八百万の神」といわれる日本、英語のつづりに「GOD」を冠することに妙に納得してしまうのです。

こういうことを考えさせてくれる今回のハリウッド版「GODZILLA」。
もはや制作が日本だのハリウッドだのと関係なく、ひとつの「ゴジラ」というものが描かれたのだと思えるのでした☆
今までのゴジラと比較しても秀作のひとつだったと思います。
すでに制作決定という次回作にも期待です☆