のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

旅と桜のラプソディー・その1

残念ながら、22日~24日で予定していた旅行(予定では高知or愛媛)を断念しました。
2週間予報からずっとチェックしてましたが、高知は変わらず雨予報。
3日の間にまる1日でも晴れがあったら行こうと思ってたんですが…

当初この3日の間に晴れの予報が出てるのは北海道・東北、北陸(金沢以東)と沖縄だけでした。
一時本気で北海道に行ってやろうかとも考えましたが、さすがに予算の都合が合わず(^^;)
で、雨さえ降らなけりゃ近所で夜桜でもみにいこうかな~と思って、引き続き天気予報をチェックしてました。
…あれ?
22日の近畿の予報、くもりのち雨なのに1時間予報でみると昼間に晴れがある。なんじゃこりゃ?
そうこうしてると22日だけ近畿以東けっこう広範囲で晴れ予報に。
四国や九州はくもり雨予報のままですが(^^;)
一方で、桜の開花後の天候があまりよくなく寒の戻りもあったせいで開花が足踏み状態のようですねぇ。
ウチや職場の近所の桜の樹をみても、花が少し咲いてるのに開花が続かないうちに早くも花が落ちちゃってるのをみかけたり。
22日は晴れても桜満開!とはいかないみたいな気配。

さて、どうしたものか…
京都では先日も述べた通り、早咲き系の桜が次々とみごろを迎えてる模様。
これが京都の桜がほかと違うところで、圧倒的に品種が多いので、ソメイヨシノが咲く前後半月くらい、早咲きから遅咲きまで探せばどこかでだいたいみごろの桜があるんです。
なじみの場所に行けばいくらでもそうした桜をみることができます♪
…が。
やっぱり旅行に未練があります。
日帰りでも少し遠出したい気分満開。
旅行の目的はお城、現存12天守閣。
22日晴れのエリアで、関西以外で、現存12天守閣があるところ…ただし、おととし行った信州松本、去年秋に行った備中松山は除外。
元々ことし行きたかったけど現在修復工事中で無期限延期にした弘前も除外。
となったら残るは一つ、国宝天守犬山城
きっと桜も満開ではなくても多少は咲いてるだろうし、よし、行こう☆

国宝天守、現存12天守を改めて巡ると思いたってから、実は優先順位が低かったお城です。
犬山城は一度絶好の桜満開の時に登城(撮影)したことがあるので(^▽^;)
とはいえ、それももう20年近く前。
まだフィルムカメラだった時にはじめて登城、桜は満開、天気も快晴でしたが、何とパノラマモードスイッチが入ってるのに気づかず写真全滅。
翌年はじめてのデジカメを購入して行ったらバッテリーを忘れて使用不能、しかたなく携帯写メ撮影(桜は咲きはじめ、犬山祭開催中)。
そして3年連続で行ってようやく満足のいく写真が撮れました。
3年を費やして撮影した写真を上回るのはそうそうカンタンではないと思って遠ざかってたというわけ。
でも、最近InstagramなどWebで犬山城木曽川の夕焼け?朝焼け?の写真をみかけて。
調べるとどうも方角的に朝焼けみたい。
どっから撮るんだろうな~、こういうのも撮ってみたいな~と思ってました。
というわけで、桜は咲いてりゃラッキーくらいの気持ちでれっつごう☆(前置きながっw)

かつて3年連続で行った犬山城、道はよく覚えてます。
京滋BPから名神で小牧ICへ、そこから北上。
問題は出発の時刻。
京都からだとだいたい2時間かかる→春分直後なので日の出は6時ごろ→明るくなってくるのはその30~40分前
この前三重・津で日の出をみた時よりさらに早く、草木も眠る夜中の3時にウチを出発(^^;)
少し早めなのは、お城の駐車場が朝8時半にならないと入れないので、現地でほかにクルマを停めるところを探す必要があるからです。
あ、お城の入り口の神社(針綱神社)の駐車場がある♪
朝焼け撮影後に神社に参拝するとして、そこから木曽川沿いへ。
愛知と岐阜の県境、木曽川にかかるライン大橋の上から、スマホで真東を確認してスタンバイ。
イイ天気の朝、でも寒い!
日の出が近づくにつれて川の上流、北東方向からの風が強まってきます。
でも、こういう日は絶対イイ朝焼け、イイ青空になる、期待ばかり高まります♪

朝焼けの白帝城犬山城
白帝城犬山城)の日の出

朝からイイもんがみれた♪
日が昇ってから改めて神社参拝。
ライン大橋からお城を目指すとまずお城の駐車場(キャッスルパーキング)の脇に犬山神社があります。
成瀬正成以降の歴代犬山城城主と、戊辰戦争から太平洋戦争までの戦没者を祀っているそうな。
境内に桜の樹がたくさんありますが、枝垂れ桜1本を除いてまだ咲きはじめですね。
朝の光を浴びる枝垂れ桜、キレイだ~♪

犬山神社
犬山神社の枝垂桜

駐車場のある神社…の前に、そのおとなり、三光稲荷神社
元々は犬山城の南西の三光山に鎮座していて、成瀬氏の守護神だったそうですが、けっこう最近の昭和39(1664)年にこの地に移転されたそうです。

三光稲荷神社
お稲荷さん

で、針綱神社尾張五社のひとつに数えられる古社で、元々犬山城天守閣のあたりに鎮座していましたが、築城の際に別の場所に移転、明治になって今の場所に戻された神社だそうです。
尾張の国を開拓したという尾治針名根連命(おわりはりなねむらじのみこと)を主祭神とします。
国の開拓といえばどこに行ってもこの神さま、大国主命大己貴命)も祀られてるみたい。
木曽川を渡るともう美濃の国というこの地域ですから、古くから国境(くにざかい)の守り神とされてきたんでしょうね。
ちなみにご利益は主に安産、子授けだって(^^;)オラトカンケイネ~w。

針綱神社
神馬像と桜

さて、ひと通りお城の前の社を参拝して、まだお城の開門まで時間があります。
最初に駐車場を探して一度木曽川を渡って岐阜側(各務原市)を少しみてきて気になった名勝木曽川展望台に行ってみよう♪
犬山城天守と同じくらいの目線で対岸から木曽川をのぞむ展望台、ここからの天守閣もなかなかですが、少し遠いかな(^^;)
久しぶりにプチトレッキング、日が昇って一気に日差しも強くなってきて、汗かきながら展望台まで上り下りw。

名勝木曽川展望台
展望台からの犬山城天守

で、8時半に開くお城の駐車場に戻って、少し歩いて木曽川沿いの桜の咲き具合を確認。
桜はまだまだ咲きはじめって感じですね~。
こっちからのお城は見覚えのある風景です。

木曽川上流からの犬山城

で、ようやく城内へ。
城内も桜は五分咲き未満。
まあ、予想通りです。
写真でいいとこ撮りでごまかそうw。
あまり大きくないお城ですが、砦としての機能をしっかり詰め込んだ端正なお城という印象。
2019年に令和の修復工事を済ませており白漆喰がキレイですね☆
その優雅なたたずまいとは対照的に、犬山城は戦国時代を通して戦乱の巷のまっただなかの城として歴史を刻んできました。
木曽川をはさんで尾張の織田と美濃の斉藤がにらみ合った地は、小牧長久手の戦いでも秀吉がこの地に陣を張って家康と対峙しました。
そう考えると不戦不焼の姫路城とは同じ国宝天守閣でも好対照ですね。
付近の地形を一望できる天守閣の最上階から、武将たちがいかに守るか攻めるか、治めるかを考えてたのかな~なんて思いをはせるのでした。

犬山城と咲きはじめの桜
桜と天守
天守閣からの眺め

ここまでで長くなりすぎたので、つづきはまた(^^;)

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