のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

再びの雲海と丹波路の紅葉

「兵庫の年」と思ってことし1月から兵庫県の名所旧跡等を巡ってきました。
広大でしかも関西圏ではウチから少し遠い兵庫、1年でどこまで行けるかと思ってましたが、まあここまでがんばってきました(^^;)

で、いよいよ紅葉シーズン到来☆
兵庫県で紅葉と言ったら…
2件ほど頭に浮かぶ場所があります。
ひとつは姫路・圓教寺
もうひとつは丹波関西花の寺のひとつに数えられる高源寺です。
姫路の方はまだ紅葉の色づきが進んでないみたいなのでもう少ししてから行こう。
丹波は山あい、すでにみごろを迎えてるみたい☆
…ただ、行ったことがある場所だけじゃつまんない。
ほかに丹波方面で紅葉の名所あるのかな?
そう考えて調べてみると、藤の花で有名な百毫寺は紅葉もいいらしい。
あと、養父神社がシーズン中に紅葉まつりも開催される名所とのこと。
養父神社はこれまでに参拝した出石神社粟鹿神社に続く但馬三ノ宮でもあるみたいだし、参拝してみたいなぁ。
じゃあこのあたりに行ってみようかな♪

そう考えて地図をみてみると…
丹波と養父のちょうど真ん中に先日行ったばかりの竹田城があるじゃないかw。
しかも関西北部の天気を振り返ると、5日雨、6日快晴で、7日の早朝はぐっと冷え込む見込みで、絶好の雲海日和になりそう!
これは再び雲海を狙いに行くしかない!

というわけで、日勤の仕事が終わって帰宅後、さっさと夕飯・風呂を済ませて就寝、目覚ましは午前2時半にセット。
3~4時間は寝られるかな?
で、2時間ほどの夜間行軍で夜が明けて明るくなる前に到着という算段です。
今回は前回晴れわたってから行った立雲峡から狙ってみよう☆
第一展望台まで40分ほど山登りする必要があるのでその分早く着いときたいけど…大丈夫かのりりん(^^;)
今回は最短時間で到着できるように京都縦貫道をを爆走する行軍ですが、福知山あたりから「キリ走行注意」の掲示板。
こりゃ今回も期待大☆
立雲峡の駐車場に到着すると…ものすげ~数のクルマ(^^;)
停める場所が…駐車場からはみ出て道路上みたいな場所に何とか停められたw。
で、冬装束でカメラバッグに三脚、そして懐中電灯を持って、登山開始。
最初は寒かったけど、息が切れて、ヒザにピリピリ痛みが走って、15分ほどでもう汗だくw。
でも、運動不足上がりだった前回に比べればだいぶマシ♪
第三・第二展望台は雲海の中なので通り過ぎて、無事第一展望台に到着しました♪
おおおおお☆
前回の藤和峠は朝焼けが見事だったけど、やっぱり立雲峡は竹田城が近い!
そしてみごとな雲海☆
今回は前回持ってなかったリモートスイッチを用意してバルブ撮影してみました。
(今まで持ってた7D用スイッチはR7では使えないんでまた新たに購入しました(^^;))
バルブ撮影すると液晶ディスプレイにシャッター秒数のカウントが出るんですね☆
便利じゃないかR7!
そしてお城が近くにみえるので、より近づこうと望遠レンズをメインに使用して撮影しました。

天空の城。竹田城(夜明け前、バルブ撮影)
天空の城・竹田城(30秒シャッター)

うん、イイ感じ♪
こんな風に雲がふわっと流れてるような写真を撮りたかったんだ。
…でも、夜明けとともに全部雲海の下に隠れちゃったよ(^^;)
この間に第一展望台からさらに上って3分程度、立雲峡テラスに上ろう。
(前回はヘタってて上りませんでしたw。)
こっちの方が視界が開けてていいなぁ☆

天空の城・竹田城
立雲峡テラスから

隠れたお城が再びみえるようになるまでにかなり時間がかかりそう。
今回はあくまで紅葉がメインなので、それを待つこともないと思い下山しました。
北上して次に向かうのは養父神社
…しかし、雲海が晴れないということは地上は曇天と同じ(^^;)
日射し大好き、透過光大好きののりりんとしては、やっぱり雲海が晴れるのを待った方がよかったかなぁ…
まあ、はじめて参拝する神社仏閣は天気は二の次。
養父神社は前述の通り、出石神社と粟鹿神社とともにうんとむかしからこの地に鎮座する神社です。
ご祭神はスサノオの娘で農業・穀物の女神さまである倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)。
そしておなじみ大己貴命(オオナムジノミコト)=大国主命少彦名命スクナビコナノミコト)の国造りコンビ、地元の神さまとみられる谿羽道主命丹波道主命、タンバノミチヌシノミコト)・船帆足尼命という父子神さま。
出石神社が渡来系の神さまで粟鹿神社が中央から派遣された四道将軍の神さま、そしてこの養父神社はアマテラス系と地元の神さまですか。
3社それぞれでおもしろいですね☆
紅葉は境内全体で5分程度の色づきですかね~。
紅葉まつり開催ということでライトアップされてるんでしょうか?
竹灯りがそこかしこにセッティングされています。
紅葉の色づきもライトアップ紅葉っぽいものが(^^;)
拝殿の前に屋台のテントがいっぱい並んでてにぎやかそうですが、朝早すぎてまだ開店準備も始まってませんでした。

養父神社(鳥居)
養父神社(本殿)
紅葉

で、来た道を戻って、竹田城付近を通り過ぎて丹波市高源寺へ。
今回の「兵庫の年」の紅葉散策で参拝したいと思った理由は、以前関西花の寺巡りで参拝したときにあまり天気が良くなくて、しかも紅葉がほとんど終わっちゃってたからです。
早めに訪れてみましたがどうかな~?
養父からおよそ30分、到着するころには雲海はすっかり晴れて絶好の快晴になりました♪
高源寺は鎌倉時代に開かれた臨済宗の古刹で、甲州の栖雲寺(せいうんじ)が東天目と呼ばれるのに対して、高源寺は西天目と呼ばれる丹波屈指の名刹です。
天目かえで」は寺の開山・遠谿祖雄(えんけいそゆう)禅師の修業の地、中国杭州の天目山より持ち帰ったとされる楓で、葉が小さく枝が全体に垂れてくるのが特徴だそうです。
境内全体で色づきは八分。
谷あいの境内は日当たりに差があるからでしょうか、場所によって色づきに差がある気がします。
もう枯れちゃってるところもあるので、今くらいが一番かもしれません☆
惣門からの石段(また石段か…)を上ると山門、仏堂、そして方丈。
三重塔のような多宝塔も特徴的な伽藍です。
…逆光で写真撮りづらい(^^;)
下りは急な石段ではなくなだらかな坂道で、紅葉ひろばへ。
天目かえでってこれのことかなぁ?
どうだんつつじの紅葉もキレイですね☆

高源寺(仏堂)
高源寺(多宝塔)
天目かえで(?)

最後にもう1ヶ所…と、その前に昼食。
柏原町ふくちあん」で「ふくちあんらーめん・肉盛り」豚骨系なのにすっきりした味わいのスープに細めの麺、バラチャーシューにトロチャーシュー(軟骨チャーシュー)の二種盛りチャーシューがボリューム満点(^▽^)ウマウマ~☆
ちなみに「ふくちあん」はその名で連想できるように京都・福知山市に本店があるラーメン店ですw。

ふくちあんらーめん・肉盛り@柏原町ふくちあん

昼過ぎですが、最後に向かったのは同じ丹波市内の百毫寺
こちらは藤の花が有名らしく、ことしの春に参拝しようと考えてたんですが、コロナの影響で藤の季節の参拝謝絶で断念した経緯がありました。
来年の春は参拝できるかなぁ?
境内に入るとまず弁天さまの心字池と周辺の紅葉☆
ノムラモミジ」というひときわ鮮やかに色づく品種だそうです。
いい色づき、みごろです☆
不思議な太鼓橋、鐘楼の脇にあるイチョウもキレイに色づいてます。
立派な藤の木もありますが、今はほんのり黄色くなった葉っぱだけw。
フジバカマも植えられていますが…さすがにもう寒くなってきてるからアサギマダラはいませんね(^^;)
高源寺はたくさんの参拝客でしたが、こちらは参拝客も少なく静かですねぇ♪
のんびり山里の境内を散策しました。

百毫寺、心字池の紅葉
百毫寺、鐘楼とイチョウ
ノムラモミジ

日勤と日勤の間の1日だけの休日でしたが、ちょっとムリして遠出して雲海撮影しちゃいました(^^;)
日が暮れるまで走り回ると翌日に疲れが残りそうな気がするので、きょうはこれにて撤収。
紅葉シーズンはムリしてでも撮影に出たい半面、あまりムリしすぎると仕事に支障が…毎年このジレンマですw。
次に散策に出られそうなのはもう11月も後半になっちゃいそうです。
姫路方面に行けるのは12月になっちゃうかなぁ?