のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

主に仕事が忙しかった8月が終わり、きょうから9月。
夜勤明けの余暇から始まりました。
貴重な月はじめの余暇は映画鑑賞がおトク♪
みにいってきたのはジュラシック・ワールド/新たなる支配者
ウチの近所のイオンシネマは子供向け作品をメインに公開してる感じで、字幕上映がすぐ終わっちゃう傾向があるんですが、何とか間に合いました(レイトショーだけしかありませんがw)。

これまで「ジュラシック・パーク」から「ジュラシック・ワールド」すべての作品を映画館で鑑賞してきました。
最初の作品が1993年ですから、もう30年にわたって続いてきたんですね。
今回の作品が最後となるらしいので、これはいっとかねばと思いました。
最後の作品らしく、これまでの前三部作からの主要キャストも勢ぞろいで豪華なキャスト。
そんな中で前作「炎の王国」で子役で登場した少女(メイジー)役のイザベラ・サーモンちゃんがかわいくって、女優としての将来性を感じる活躍だったのがよかったです(^^*)
内容の方はというと、ぶっちゃけ過去の5作品、ほとんど内容は同じようなものでw。
恐竜を蘇らせました→公開施設建てました→トラブルで恐竜が逃げ出し暴れ出しました→脱出成功、めでたしめでたし…みたいな(^^;)
今回は少し違って、前作で恐竜が世に放たれてしまって、人間社会との共存を模索するという段階まで進んでいます。
その先は…みてのお楽しみということでw。

現代の人間社会と恐竜は共存できるのでしょうか?
人間という生き物はとかく排他的な生き物です。
自らの生活に支障をきたすような生き物は容赦なく排除するでしょう。
漁業の網を破るからとトドなどの海獣を「駆除」し、家畜を襲われまいとオオカミなどを撃ち殺す。
あるいは有用だからと食うだけに飽き足らず皮や羽毛などを奪って殺す。
そうしてわれわれ人間はあまたの他の種を絶滅に追いやりました。
歩くだけで家屋や人そのものをカンタンに踏みつぶすサイズの生き物を人間がどうするか?
そしてあの巨体を支える食料を得るにはそれ相応の広さの土地が必要でしょう。
人間が自らを犠牲にして彼らのために広大な土地を明け渡すとは到底考えられません。
これまでのシリーズの中で登場人物のマルコム博士が言っていたように、科学の力で仮に恐竜を復活させられたとしても、それを実行するのはあまりいいことではないような気がしてきます。
「できるから作ってしまった」というなら核兵器と同じように人類を滅ぼすだけの産物になるでしょう。
クローン技術、ゲノム解析、遺伝子操作…
かつてSFの世界の話だった技術が今にも実現しようとしている世の中、それらを制御するのがサルほどの理性の生き物ではどうしようもありません。

科学の進歩について行ける程度に人間という生き物は理性を磨かねばならない。
30年にわたるこのシリーズに一貫して込められた警鐘なのかな、と思うのでした。

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者