のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

京の節分

2月3日、節分です。
葵祭祇園祭とともに、例年ボクが1年でいちばんたくさん写真を撮る日です。
とはいうものの、去年は各所の節分行事がコロナ禍でどこも中止でした。
ことしはぜひやってもらいたいとの願いを込めて、2・3・4日と休みをとりました。
八坂神社節分会は早々にことしも中止が決まりました(ーー;)
ならば2日は吉田神社追儺に…と思いましたが、こちらも1月最終週くらいに中止が決定(ーー;)
壬生寺節分壬生狂言は回数を減らして開催とのことですが、とにかく豆まきは参拝客が密集して奪い合いになるのでどこも中止。
しかたないといえばしかたないか。
そんな中、唯一普通に開催されるらしいのが蘆山寺鬼法楽、通称鬼おどり
これは行くしかないでしょう☆

午後3時くらいに開催ということで昼前にウチを出て、まずは昼食から。
京都御所、蘆山寺からそう遠くない今出川通り新町を上ったところにある「汁なし担々麺ラアノウミ」で「ラアノウミwith白ごはん」担々麺にしては細めの麺に濃厚なタレ(?)と辛味がからまって、肉ミソにシバ漬け?おもしろいトッピング(^▽^)ウマウマ~☆
はじめてだったので「1辛」にしたけど、もう少し辛くても大丈夫かな?

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ラアノウミwith白ごはん@汁なし担々麺ラアノウミ

さて、京都御苑の駐車場にクルマを停めなおして、御苑の東側、梨木神社のおとなりにある蘆山寺へ。
源氏の庭」と呼ばれる桔梗の花の石庭で有名です。
鬼おどりも京都で有名な節分行事ですが、なんせ節分というとこれまで10年以上ほぼ毎年八坂神社に入り浸ってたので今回が初めての観覧です。
本堂の前に舞台があって、この上でやるみたいだけど、どう動くのかな?
…なんて思ってたら、以前八坂神社の節分会でお会いした方がいらっしゃってて、いろいろ教えてくださいました☆
あんまり舞台に近すぎたら撮るの大変かも(^^;)

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蘆山寺、鬼おどりの舞台

鬼おどりは正式には「節分会追儺式鬼法楽」といわれる行事で、平安時代に寺を創建した元三大師良源が、宮中で約300日の護摩供をしていたときに出現した鬼を退治した故事に由来する伝統行事です。
護摩供の前にお堂では邪気払いされた鬼によって身体の悪いところを加持してもらい病気平癒・身体健全をはかる「鬼のお加持」も執り行われています。
ひとりひとり松明と宝刀でお祓いをしてもらって、悪いところも宝刀で撫でてもらうんですね。おもしろい♪
鬼おどりのあともやるらしので、撮るのはあとにしよう。
舞台の脇で待機してたらかなりの混雑になってきました。
これでも例年より人出は少ないんだとか。
八坂神社ほどではないけどかなりの混雑です。

そうこうしてると午後3時。
まずは雅楽の楽器の音色とお坊さまが舞台から本堂に入り、護摩供がはじまります。
ど~ん!ど~ん!
…と太鼓の音と、ほら貝が鳴り響くと鬼が登場。
松明と宝剣を持つ赤鬼、大斧を持った青鬼、大槌を持った黒鬼が四股を踏みながら練り歩く姿は迫力があります。
3色はそれぞれ「貪欲」「瞋恚」「愚痴」の三毒を表しています。
吉田神社の鬼は赤・青・黄色でしたね。
雲が多い空ですが時折日差しが出て、そうすると思いっきり逆光になります(^^;)
まあこれはこれでおもしろい♪

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赤鬼
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青鬼
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黒鬼
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松明を持つ赤鬼

そうしてお堂に入った鬼たちですが、護摩供と邪気払いの法弓の力によって追い出されます。
弓矢は東西南北そして中央と5回放たれた後、鬼がお堂から退散する姿がまるで踊っているみたいw。
「鬼おどり」と呼ばれる所以ですね☆

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邪気払いの法弓
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おどる鬼
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おどる鬼

最後にお坊さんや年男さん福娘さんによる豆まき・餅まきが執り行われて行事は終わります。
事前に福餅・福豆を授与所で授かっていましたが、まかれた餅もひとつだけGETできました☆

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お坊さんの「福は内」

再開された「鬼のお加持」を少し見物してから撤収することにしました。

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鬼のお加持

いやおもしろかった☆
はじめての観覧でいい場所でみることができてよかった♪
蘆山寺の鬼は厳めしく迫力満点ですが、どことなく愛嬌がある気がします。
特にお腹のあたりが他人とは思えなくってw。
来年以降もなんだかんだで八坂神社の節分会に行く可能性が高いので、こんな機会がなければみにくることがなかったと思います。
災い転じて福となす、ですね(^▽^;)

帰りに恵方巻を買って帰って、福豆・福餅と一緒に夕食でいただいたのでした。
ことしもいい節分だった♪
来年はコロナ禍も過ぎ去って、各地の節分行事が無事執り行われますように☆

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蘆山寺の福餅・福豆

今週のお題「鬼」