のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

京の冬(?)の旅

梅、早咲き桜ときて、いよいよ本格的な桜シーズンを待つばかりとなりました。
次はどこに行こうかな~なんて考えてたら、延期になっていた「京の冬の旅」非公開文化財特別公開が3/1から開始されたとのこと。
基本的に予約制らしいですが、行きたいところはあるかな?
これまでの流れから国宝建造物がみたいな~と思うと、東寺と東福寺の特別公開がありますね♪
東寺は先日行ったところだから、東福寺にしよう☆

紅葉の名所として名高い東福寺、紅葉だけでなく新緑の季節にも何度か参拝したことがあります。
今回特別公開の龍吟庵も何度か参拝したことがあります。
花や紅葉は美しいですが、改めて石庭や建造物をじっくりみるとなるとかえってわずらわしいものです。
何もないこの時期に静かに眺めるのもいい、かな?(^^;)
予約はネットから、参拝が始まる10時ですんなりとることができました♪
で、9時過ぎに到着、先にひと通り伽藍を参拝。
東福寺には龍吟庵方丈のほかにも三門が国宝に指定されています。
内陣も同じ「京の冬の旅」で特別公開中ですがこちらはスルー(^^;)
外観だけ改めてじっくり撮影します。

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東福寺三門

で、龍吟庵へ。
境内にはちらほらほかの参拝客もみられましたが紅葉シーズンなどと比べるといないも同然w。
龍吟庵も誰も来ていないようです。
予約の必要なかったかな?(予約でいっぱいでなければ当日その場で参拝可能です。)
国宝の方丈と重森三玲による石庭「龍の庭」を独り占め♪
…でも、今回の「京の冬の旅」ルールで写真撮影は携帯・スマホ以外ダメとのこと。
どういうことでしょう?
意味がわからない(--;)
スマホとかの方がよっぽどマナーの悪い人ばかりじゃないか。
上にかかげて後方の人のジャマを平気でするし、撮ってその場で送信したりしてどいてくれないし。
まあ、文句を言ってもしょうがない。
ルールに腹が立つというよりそれがなぜかが不思議ですが、全然撮れないよりはマシなので。
もともと建物が撮影禁止なのは知ってるので、撮影は主に石庭。
ただまっすぐの波紋があるだけの「無の庭」。
雲間から現れる龍の姿を象った「龍門の庭」。
そして赤い砂の「不離の庭」。
全く違った特徴の石庭がみごとです☆

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東福寺龍吟庵「無の庭」
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東福寺龍吟庵「龍門の庭」
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東福寺龍吟庵「不離の庭」

誰もいないので係の女性3人とも少し会話して、写真のことを話してみましたが、やっぱりなぜそうなのかは係の人にも伝えられていないようでした。
ん~。
係の人もクレームつけられたら困るでしょうに。

お昼にはまだ時間があるので、せっかくだからと本坊の方も参拝しとこう♪
こちらも同じ重森三玲の「八相の庭」があります。
いつみても飽きない変化に富んだ石庭です。

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東福寺本坊庭園

続いて通天橋方面。
紅葉の樹々は葉を落とし、「洗玉澗」と呼ばれる水路がよくみえます。
奥に進むと開山堂があります…が、開山堂のとなりの普門院が修復工事中。
個人的に好きな市松模様の石庭がみられない(--;)
左の方は視界から外して拝観しますw。

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通天橋からの眺め・早春バージョン
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開山堂前の庭園

お昼は伏見・深草まで下がって「ラー麺 陽はまた昇る」で「とりとんこつスペシャ」まったりコクのあるスープに細めの麺、鉢をぐるっととりまくチャーシューも相変わらず\(^▽^)/ウマウマ~♪
近鉄伏見駅前から移転して以来はじめてでしたが、知らないうちに2号店(藤森店)もできてるんですね☆
そちらは醤油味メインとのこと、いってみなくっちゃ♪

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とりとんこつスペシャル@ラー麺 陽はまた昇る

ところで、その後もしばらく普通のカメラNG・スマホ携帯OKの理由を考えてたんですが…
この時期マスクをして一眼レフを使ってるとファインダーが曇って困ることがあります。
するとマスクをずらしたり外して撮る人もいるかもしれません。
ひょっとしたらそれが理由なのかもしれません。
それ以外に理由が思いつきません(^^;)

そんなわけで、久しぶりに東福寺の庭や建造物をじっくり拝観することができました。
紅葉のシーズンは人混みでそれどころではなくなりますしねw。
そういう意味ではこれからの桜シーズンも同じですね。
せわしなく花を追いかけて神さま仏さまのご鎮座されている建物をないがしろにするようなことのないようにしたいと思うのでした。