のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

須弥壇

須弥壇(しゅみだん)とは、仏教寺院において本尊を安置する場所であり、仏像等を安置するために一段高く設けられた場所のこと。須弥山に由来する。 須弥壇の上は仏の領域とされ、壇上に直接諸仏を安置する場合と、厨子や宮殿(くうでん)を置いて、その中に仏像等を安置する場合がある。和様、禅宗様、折衷様がある。…」(Wikipediaより)

平等院鳳凰堂のプラモを作り始めています。
まずは仏像。
国宝の木造阿弥陀如来坐像
平安時代の著名な仏師・定朝の確証ある唯一の作といわれる大変貴重な仏像です。
1/150スケールではほんの2、3cmほどの大きさです。(人がだいたい1cm強)
キットでは金ピカのメッキパーツで再現されていますが、どうも違う気がするので、メッキをはがして塗装しようと思います。
プラモのメッキパーツは、一度ラッカーのうすめ液で洗った後キッチンハイターに浸してやります。
最近のプラモの金メッキは銀メッキの上からクリヤーイエローもしくはオレンジの塗料が塗布されてるみたいなので、一度うすめ液で洗って塗料を落とさないとハイターだけではメッキが落ちてくれないんですね。
その後プラにレッドブラウンで塗装して、金色でドライブラシ塗装する方針。

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仏像を塗装

で、仏像が乗っかってるところを冒頭Wikipediaを引用した「須弥壇」といいます。
この須弥壇が気になります。
世界の中心にそびえる聖なる山・須弥山になぞらえて、仏さまのおわすところという意味で須弥壇というそうです。
先日當麻寺に参拝した際、ご本尊の當麻曼荼羅厨子が置かれている須弥壇が「平等院鳳凰堂のものとならんで」大変貴重なものであるとの解説がありました。
平家による南都焼き討ちで焼失した當麻寺の再建時に源頼朝が寄進したものなのだとか。
とても美しい装飾が施され、釉で赤褐色に輝く一級の工芸品だと思ったものです。
そんなものと平等院須弥壇は同等なのか…
これは適当に作ることはできませんw。
完成したらほとんどみえなくなっちゃうんですがね(^^;)

しかし…
よくよく振り返ってみると、長い間鳳凰堂の内陣を参拝してないことに気づきました。
この須弥壇を全く思い出すことができません(^^;)
むかしは平等院を参拝すると普通に鳳凰堂内も参拝できたんですが、いつごろからか堂内の参拝が別料金になっちゃって、それ以来堂内を参拝してないのです(^^;)
Webで画像を調べてみても、仏像はあってもその下の須弥壇の画像はほとんどなく、資料としては不十分。
これは困った…
いっそ実物を確認しに行こうか☆

そう思い立ったら確認しなくちゃ気が済まない性分ののりりんw。
修復を終えて外観は真新しくなった平等院ですが、内陣はどうなったのか、まだみてません。
せっかく近場にあるんだし、紅葉シーズンも過ぎて参拝客もそう多くないでしょうから、次の休みにでもいってみるとしましょう♪
阿弥陀如来像だけでなく雲中供養菩薩像鳳凰堂中堂壁扉画天蓋といった国宝がひしめく堂内、写真ではわからない細部をみてみよう。
ことし二度目の平等院に。