のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

秋花散策は続く

コスモスと同じくらい好きなこの季節の花に秋明菊があります。
秋花を求めてこの時期は奈良に行くことが多いですが、秋明菊は別名「貴船」。
京都を代表する花のひとつだと認識しているので、やはり京都で鑑賞したい♪
…とはいっても、貴船に行ってもそれほどたくさんみられるわけでもありません。
秋明菊がたくさん咲いてるところといって真っ先に思い浮かぶのは西山善峯寺
きのうに続いて絶好の快晴、そろそろみごろとの情報を得たので行ってきましょう☆

思うところがあってきょうは昼スタート、まずは昼食。
長岡京のつけ担々麺の人気店「風来房」で「鳳凰」は「白虎」をベースに辛味、肉みそ等を加えた店一番のゴージャスメニュー、思わず替え玉\(^▽^)/ウマウマ~☆
しかしいまだ限定メニュー「青龍」を食べられず、全メニュー制覇はいつになるのか…(^^;)

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鳳凰@風来房

さて、善峯寺。
京都屈指の花の寺として有名ですが、この時期は境内いたるところに秋明菊が植えられます。
白やピンク色の一重の方が少し咲くのが早く、赤紫色の八重があとから咲きますが、ちょうど今は両方楽しめるタイミング♪
山門をくぐって、遊龍松と多宝塔付近、釈迦堂、そして薬師堂と、たくさん咲いてますね☆

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秋明菊
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奥の院薬師堂前の秋明菊

山の上は紅葉の色づきも早く、ほんのり秋色を帯びてきていました。
紅葉シーズンも近いですね☆

午後に動き出したのには理由があります。
以前まで善峯寺に行く山道の途中に藤袴の生育地があって、9月末から10月はじめごろに渡り蝶のアサギマダラが飛来することで知られていたのですが、ことしから生育地が移転したとのことで、ちょっとみにいこうと思ったのです。
アサギマダラが活発に動くのは夕暮れ前の時間帯。
そんなわけで、善峯寺を参拝したあとそちらに向かいました。

移転先は大原野神社から歩いて15分ほどのようです。
大原野神社にも生育地から持ってきた鉢植えの藤袴があるらしいのでまずは参拝。

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大原野神社の鉢植えの藤袴

アサギマダラはいるかな~?
…あ、いた☆
1匹だけひらひら鉢植えの藤袴の周りを飛んでいます♪
でも、とまってくれないな~(^^;)
そう思って花を撮影していたら、姿がみえなくなってしまいました。
どこかにとまっているのかな?と思って探すと、あ、やっぱり花にとまってる…と近づいてみたら。
ぎゃ~!
何と花に潜んでいたカマキリにつかまっちゃってるじゃないですか!?
うかつに引っ張ったら羽根が破れちゃいそうで手を出せずにいて、神職さんにそのことを告げるとうまい具合にカマキリから逃がしてくれました。
ほっとひと安心。
ちょうちょは弱々しく飛び去っていきました。
ちょうちょは生かしてやれてよかったけど、ちょうちょを生かすということはカマキリを殺すということになり、少々カマキリがかわいそうな気も。
そんな複雑な気分でしたが、アサギマダラがここにいるということは生育地にもいるかなぁ?

生育地は神社から山を下る方向におよそ15分ほど歩いたところにあります。
近所にクルマを止めるところがないので神社の駐車場に止めて歩いていくというわけ。
前は山ぎわを開いたような畑でしたが、新しい生育地は住宅もある平地の隅。
藤袴はたくさん咲いていましたが、ちょうちょはみあたらず。残念(^^;)
朝夕に活発に蜜を吸いに来るアサギマダラ、昼間や夜は山の森に隠れていると以前聞いたことがあります。
この生育地だと山から少し離れてるのでなかなか来られないんじゃないかな~?
以前の場所は連作で土地が弱っていたらしいので、これもしかたないですね。
花自体が絶滅危惧種、その復活が目的でちょうちょはオマケみたいなものですしw。
せっかくだからとたくさん咲いてる藤袴を撮影して撤収となりました。
花の咲き具合もそろそろ終盤。
アサギマダラはもう南に飛び去ったのかな?
また来年以降、会えるといいな♪

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生育地の藤袴

秋花を求めて奈良京都。
でもまだコスモスが満開をむかえていません。
今月中にもう一度奈良に行こうと思っています。
その時もきのうきょうのような快晴だといいんですが(^^;)