のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

仁和寺と嵐電散策

嵐電観音さま電車に乗った前回の散策。
観音さま電車が仁和寺観音堂修復落慶特別内拝の告知だと知って、これはお会いしに行くしかないと思いました♪

ホントはきのうきょうと連休のハズだったんですが、きのうは急きょ休日出勤(--;)
そんなことにはめげずに快晴のきょう、行って参りました♪
もちろん前回行けなかった嵐電の駅巡りの続きもかねて。

今回は北野白梅町駅周辺に駐車場があるかどうかを事前調査。
コインパーキングがいくつかありますが、あまり広くなさそうだから空いてなかったら困るな~と思いつつ向かったものの、都合よく空いていたので助かりました。
というわけで、北野白梅町駅から嵐電に乗車。
西大路通りに面した入り口近代的ですが、中は古びた倉庫のような駅舎で味わい深いです。

f:id:noririn_0610:20190919093859j:plain
北野白梅町駅の京紫号

実は北野白梅町から嵐電に乗るのははじめてです。基本単線なんですね~☆
等持院妙心寺龍安寺と、駅名もお寺の名前がずらり。
この辺のお寺をまとめて散策するのに便利かもしれませんね。
機会があったらまたこの辺の駅にも降りてみよう♪

で、御室仁和寺駅
駅を降りたら仁和寺の大きな仁王門まで一直線でよくみえるのですが、今まで何度も仁和寺に参拝しているというのに駅をみた記憶が全くありません。
今までどんだけスルーしてたんだかw。
そんな御室仁和寺駅は昔ながらの木造駅舎で、実はペーパークラフトの模型が販売されていて、嵐電では太秦広隆寺駅前よりも先にこっちのジオラマを作ってみたいので、入念に調査します♪

f:id:noririn_0610:20190919095127j:plain
御室仁和寺駅

鉄道調査はいったん休止して、仁和寺参拝。
御室桜の季節以外では、一度だけ紅葉の季節に参拝したことがあったかな?
桜シーズンの混雑がない仁和寺、仁王門をくぐるとその静けさと広々とした風景が新鮮に感じます。
御殿の庭園は後回しにして、中門をくぐって金堂方面へ。
あ、観音堂の特別内拝だけでなく「京の夏の旅」特別公開で金堂と経蔵も拝観できるんですね☆
それはもうまとめて参拝するしかないでしょう♪
ほの暗い堂内に金色を帯びたご本尊の阿弥陀三尊像
美しいお姿です☆
周りの仏さまももうちょっとよくみえたらいいのになぁ(^^;)
続いて経蔵も参拝。
こちらも小さいながら素敵な仏像が。
金堂・経蔵周辺の紅葉や桜の葉がほんのり色づいていて、小さな秋を感じます☆
弘法大師を祀る御影堂では修学旅行の学生が堂内で正座をしているうしろ姿が。
みるからに正座が苦手という感じの現代っ子、ちょっとかわいいです♪

そして観音堂へ。
ほかのお堂と違ってここは参拝客が多いですね。
堂内に入ると、ご本尊の阿弥陀さま以上に金色に輝く千手観音さま
そしてその両脇に彩り豊かな二十八部衆が所狭しと並んでおられます。
風神・雷神さまもいるんだ~♪
仁和寺にこんな仏像があったなんて知りませんでした(^^;)
堂内の壁を埋め尽くすほどに描かれた障壁画も必見。
特に仏像の裏手にある観音障壁画は初公開だそうです。
等身大くらいの六観音と、その下にそれぞれのお出ましになる六道の様子が描かれていて思わず見入ってしまいました。
堂内をぐるり一周して、二十八部衆仏像群を左側から眺めていたら、あ、いらっしゃった迦楼羅(かるら)、左端一番上。
やっぱりご縁があるw。
迦楼羅王のほかの仏さまたちも含めてお姿を左横からみていると、なんか感動して目頭が熱くなってきてしまいました。
久しぶりの仏像拝観、いやぁ来てよかった♪

最後に御殿を拝観。
宸殿が修復工事中なんですね(^^;)
その代わりなのかよくわかりませんが、黒書院前の石庭の真ん中に廊下が設置されて石庭のど真ん中から勅使門や黒書院をみることができるようになっています。
さらに北庭にも特設の廊下ができていて、池のすぐ脇まで張り出していて、今しかみられないアングルで庭園を眺めることができます。
これはこれでレアな風景ですね☆
しかしこれほど仁和寺の伽藍をじっくり鑑賞したのははじめてかもしれません。
いつも桜ばかりで人混みの中桜ばっかり眺めてますしw。

f:id:noririn_0610:20190919110647j:plain
修復中の宸殿と庭園

というわけで、仁和寺の参拝を終えて、改めて嵐電散策。
御室仁和寺駅から帷子ノ辻駅
ここで四条大宮からの線と合流です。
駅の上に商業施設があってトンネルのようになっています。
これも特徴のある駅だなぁ♪
今回は嵐山方面にはいかずに四条大宮方面に乗り換え、山ノ内駅でいったん下車。
京都府内唯一の路面電車停留場だそうで、ホームというか安全地帯の幅が60cm。
この安全地帯は安全か?というくらい狭すぎる(^^;)
さらに電車から駅に降りるにも駅から道路に降りるにも段差が普通の階段より高い。
電車から降りたらその段を降りたうえで車道を急いで渡らなければいけません。
乗る際は歩道で電車を待って、来たら車道1車線分を急ぎ渡って乗り込まなければいけません。
電車が止まってる間は一応車道の信号が赤になるのでクルマが走ってくることはなさそうですが、お年寄りなどには大変厳しいです。
昔ながらの風情を感じる反面、バリヤフリー化が進む現代社会にはちょっとそぐわない気がします。
でもおもしろい♪
次に乗った電車が観音さま電車だったんですが、乗りこむ前に写真なんか撮ってられない(^^;)

f:id:noririn_0610:20190919115357j:plain
山ノ内駅江ノ電

次に降りたのは西院(さい)
阪急の西院(さいいん)駅とつながっています。
西大路四条の市街地の中に車庫があったのを前回知ってびっくりしたので今回は降りてみました。

駅の写真は後にして、ここで昼食「麺屋 京都わたなべ」で「つけ麺(並)濃厚魚介・中太麺・チャーシュー増し」はじめてのお店かと思ったら「渡辺製麺」からの名称変更でしたw。
予想していたよりあっさりしたスープに食べやすい中太麺、最初から味付けされててそのまま食べてもおいしいチャーシューが(^▽^)ウマ~♪

西院の車庫は線路脇の歩道から普通に入って行けそうですが一応立ち入り禁止の看板。
なので嵐山方面行きのホームから撮影。
こんな街中なのにけっこう大きな車庫で、車両が何台入ってるのかよくわかりません。
8車線くらいあるかな?
すごいですね~☆

f:id:noririn_0610:20190919124723j:plain
車庫と本線のレトロ号

というわけで、今回の散策はこれで終了。
最後に西院駅から帷子ノ辻経由で北野白梅町に戻ったのでありました。
それにしても嵐電の駅はどれも個性的でおもしろいですね☆
仁和寺の仏像は堪能できましたが、嵐電の方はまだまだ不十分。
地下鉄と乗り換えができるようになった嵐電天神川駅とかレトロな蚕ノ社駅とか、そもそもまだ終着駅の嵐山駅まで行ってないんですよね(^^;)
あと1回くらいは嵐電で散策に行きたいと思います♪