のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

メリー・ポピンズ リターンズ

ボクにとって、人生を左右するほど影響を受けたといっていいくらい好きな映画というのがいくつかかあるのですが、1964年製作のミュージカル映画メリー・ポピンズ』はその中の一本です。
もちろんボクが生まれる前の映画なのでTV放送やビデオでしかみたことがなく、初めてみたのがいつだったのかもよく覚えていないんですが、兄と一緒にもう何度も何度も繰り返し、それこそビデオテープがすり切れるほどみました。

つらくて悲しくてくじけてしまいそうなときも明るく楽しく歌を歌って吹き飛ばしてしまおう。
夢をみることを忘れずにいよう。
人が苦しんでいたり困っていたりしたら決して素通りせずに助けてあげよう。
人のやさしさを決して忘れず見逃さずに感謝しよう。

そんな人として生きる道を『メリー・ポピンズ』が指し示してくれました。
ボクという人間の人格形成に深く刻まれている映画です。
そして、大人になって社会に出てから改めてこの映画をみると、自分がそうした道を忘れて踏み外しているかもしれないことを思い、これまでにあったつらいことや悲しいことを思い出したり自己嫌悪にさいなまれたり、感情があふれかえってしまって涙が止まらなくなるのです。

そんな特別な映画『メリー・ポピンズ』の続編が54年という歳月を経て公開。
メリー・ポピンズ リターンズ
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当初むかしの映画のイメージが崩れたらイヤだな~と思ってみにいくのをためらっていたのですが、兄が「昔の映画とオーバーラップして涙した」といっていたので、それならばきっとボクがみても同様だろうと思いみにいくことにしたのであります。

かわいいジェーン&マイケル2人の子供が大人になって、マイケルには3人の子供が。
たぶん旧作から20年くらい経ってるんだろうけど、となりで大砲をぶっ放す提督も健在で、街並みも旧作そのまま、歩道の石畳をみるだけで名シーンが思い出されます。
チムチムチェリーをはじめとした歌の復活こそありませんでしたが、全編にわたって旧作のオマージュシーンがちりばめられていて、序盤からもう涙腺ゆるみっぱなし。
凧が出てきた時点でもうダメでした。
4匹のペンギンが出てくるダンスシーン、とっても楽しいシーンなのに泣き笑いw。
ちなみに、実をいうとボクがペンギンをアイコンでよく使うのは『メリー・ポピンズ』のペンギンの影響ですw。
最後に「2ペンス」にまつわる話とほんのりBGMが流れたせいでゆるんでた涙腺がさらにゆるんでしまい、となりのヨメさんに気づかれてしまったのでありました(^^;)

ただ、ボクは最初から最後まで旧作を思い起こしながらみていたので、旧作を知らない人にどう響くかわかりません。
歌のインパクトも旧作ほど残っていませんが、十分楽しくおもしろい映画だと思います。
歌の印象が弱いのは吹替盤でみたせいかもしれないので、間に合えば字幕盤をみにいこうかな♪
(ヨメさまが字幕映画が苦手なので今回は吹替盤にしました。)

人生を左右するほど影響を受けた映画、あなたにはありますか?