のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

憲法記念日

GW前半の前の平日に休みをいただき、後半も平日…と思いきや、きょうは祝日でしたね。

ヨメさまが帰省しててクルマもないし、どこにも行けずにウチでたまってた録画(主にアニメ)を観たりプラモ作ったりしてだらだら過ごしてましたあせあせ

それでもきょうは憲法記念日ということで、考えることをとりとめもなくかいてみようと思います。

ボク自身は改憲論者ですが、ここ数年でいろいろ考えが変わった部分もあります。

かつては自衛隊憲法に明記すべきだと考えていましたが、明記すべきは国民の権利としての「自衛権」で、自衛隊はあくまでその自衛権を守る手段のひとつなのではないかと考えるようになりました。
必要最低限の、刑法でいう正当防衛に該当するような権利。
正当防衛においては常に過剰防衛のないようにしなければなりません。
国民個人の権利の延長線上にある権利として自衛権を規定するべきではないかと思います。

最近思うのですが、天皇や閣僚、公務員(議員と官吏)というのは憲法によって役割と特権を与えられている以上、彼ら自身が憲法を創案するというのはいかがなものかと思います。
国民を権力の横暴から守るのが憲法だとするならば、彼らこそ権力者です。
自らの権力を自らの手で縛ることができるでしょうか?
本来であれば彼ら以外の国民の誰かが草案して国会で審議するべきでしょう。
じゃあ誰が草案して国会に提出するのか?と考えると、そこまでは考えがまとまっていないのですけどw。
いずれにせよ、昨今の政治家や官吏のルールを無視し道徳心のかけらもない振舞いをみればわかるように、彼らの横暴を抑止する法律は彼らの手で作ることは不可能です。
憲法を改正するならば、草案は広く国民から募集し、政治家・国会議員は与野党問わずそのとりまとめに徹して国会で審議するべきだと思います。

現在自民党が提起している憲法草案など論外です。
前述の自衛権にも通じるのですが、新しく憲法を改正するのであれば、現在認められている国民の権利をより伸長すべきで、制限しようとするなどもってのほかです。
権力者の権力欲むき出しの憲法など断固反対します。

現行憲法に「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない(12条)」とあるように、我々一人一人が憲法の条文をよく読んで考えなければいけないと思います。
日本が法治国家であるならば、法律について考えることは何より大切なことのはずです。
まもなくことしの憲法記念日が去りますが、年に一度くらいは憲法について考える日にしてもいいのではないかな、と思います。