のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

湖国散策

noririn_06102017-10-27

10月になって、休みという休みすべて天候に恵まれず。
挙句22日の時代祭は台風直撃で中止になる始末(−−;)
もう少しコスモスとかの写真を撮りたかったのに…
今月は一度も散策なしかな〜と思っていましたが、急きょ変更になったきょうの休みは絶好の快晴の予報晴れ
これはもう散策行くしかない♪

そんなわけで、どこに行こうかな〜と考えてネットで情報収集してたら、関西で早くも紅葉色づきはじめの情報がもみじ
そんな中で一番寒そうで色づきが進んでそうなところはどこだろう?
やっぱり山あいで北〜東の方がいいかな?
…という安直な考えでw、滋賀方面に行くことにしました♪
さらに、どうせならまだ行ったことのないところに行こう♪

京滋バイパスから名神栗東ICへ。
途中濃い霧が発生していましたが、着くころには晴れてきっといい青空になる…ハズw。

最初に行ったのは甲賀・水口の大池寺
小堀遠洲作庭の蓬莱庭園で有名だそう。
その蓬莱庭園のある庫裏に入る前に、まず本殿までの参道に石庭が広がります。
工夫を凝らした庭が歩いていて楽しいですね♪
そして庫裏・書院、蓬莱庭園へ。
目の当たりにした一瞬息をのむ美しさ。
うねるようなさつきの刈込みが大胆で優雅、見事なものです☆
緑と色づきはじめの紅葉の赤がいい色合いですが、さつきの花が咲くころにもみてみたいと思いました。
そんな名勝をボクとヨメさま2人だけの貸切り状態で楽しむことができました♪

さて、お次は…と、その前に、昼食はもちろん湖国でラーメンw。
甲賀からはみ出て湖南市野洲川のほとりにある「まるきや翔華」で「芳醇醤油ラーメン(チャーシュー増し)」濃い口醤油に味に背脂で濃厚な味わい、全粒粉の細麺と薄切りのバラチャーシューがするする口に入ります(^▽^)ウマウマ〜☆

大池寺の丈六のお釈迦さま(禅宗なのに天平の仏像って珍しい?)は甲賀三大仏のひとつだそうで、昼食後残る2つをみにいこうかとも思ったのですが、帰り道とは逆方向みたいなので、ラーメン店から近い湖南三山の寺院に向かうことにしました♪
湖南市善水寺、長寿寺、常楽寺はいずれも天台宗の寺院で、三寺とも比叡山延暦寺の根本中堂を模した本堂などが国宝未指定されている上、いずれも紅葉の名所とのこと。
湖東三山は以前参拝しましたが、湖南三山ははじめての参拝です。

まずはお昼のラーメン店から一番近い善水寺
寺号の由来となった病気平癒の聖水、百伝池から国宝本堂をのぞむ眺めが見事です☆
堂内を参拝するとご住職が丁寧に内陣などのご説明をして下さいました。
本尊の薬師さまは秘仏でご開帳も不定期とのこと。
その薬師さまの安置されている厨子の脇には帝釈天梵天に四天王、十二神将がずらり。
みごたえがありました☆

続いて、長寿寺
山門をくぐると紅葉の通り抜けの参道、そこかしこに小さな石塔、お地蔵さまやフクロウなどが置かれていて楽しいですね♪
惜しむらくは、紅葉の色づきがまだまだというところ、かな?
この参道の茜色に染まったらどうなるのか、みてみたいものですもみじ
参道の脇にある石造の多宝塔や鎮守の社の白山神社も歴史が古そうです。
国宝本堂は善水寺より少し小さいかな?
こちらも本尊の子安地蔵さまと脇立ちの観音さまと毘沙門天とあわせて秘仏で、ご開帳が50年に一度とか。
また、それらを収める春日厨子も国宝だそうです。
その厨子のある本堂正面から裏側にまわると文殊菩薩不動明王などの仏像群、離れの収蔵庫には丈六の阿弥陀さまと、これまたみごたえある仏像が多数ありました。
で、参道を戻って帰ろうとしたところ、受付にいた高校生らしき制服姿の女の子からコーヒーを一杯いただきました☆
参道のフクロウの置物などは彼女の趣味なんだろうか?w

そして常楽寺
長寿寺からおよそ1kmほどで、歩いてもいい距離です。
こちらも立派な国宝本堂ですが、何といっても本堂の脇の丘の上にある三重塔(これも国宝)が見事です☆
ちょっと逆光気味で写真を撮るのに苦労しましたが、色づきはじめの紅葉とともに輝くようで美しい風景でした☆
ご本尊は観音さまだそうですが、こちらもまた秘仏
厨子の両脇には二十八部衆が所狭しと並びますが、2つほど盗難にあって空いているのが悲しいことです。

駆け足で大池寺から湖南三山を巡りましたが、いずれも劣らず見ごたえある寺院でした☆
なお、ボクはせっかく甲賀・湖南まで来たし、しかも絶好の快晴だからと思っていつになくたくさん周りましたが、ヨメさまは昼食後善水寺まで一緒に周って、その後はお疲れの様子でクルマで待機状態でした(^^;)

スタートしたことしの紅葉。
湖南三山を踏破したことですし、この紅葉シーズンに久しぶりに湖東三山を巡るのもいいかなぁ♪