先月から休日も散策などに行かずにウチでゆっくりする生活。
理由はいろいろありますが、ことしはどうも紫陽花や花菖蒲といった梅雨の時期の花の生育が遅いみたいで、なかなかお目当ての地域の花がみごろになっていなかったということがあります。
それでも夏至を過ぎて、各所ようやくみごろを迎えてきたようです♪
満を持して向かったのは神戸・六甲山、摩耶山天上寺。
関西花の寺めぐり最後の一寺です。
２年前の坊主の夏休みに一度参拝しているのですが、それはたまたま展望台の最寄り駐車場がお寺の駐車場で、せっかくだから寄ってみた程度のものだったのでノーカウント。
メインの花の季節に来てこその花の寺めぐりですから♪
奥摩耶ドライブウェイ、六甲山牧場を抜けて天上寺へ。
朝のうちは少し雲が多い天候ですが、六甲山らしい涼やかな風を受けてのドライブはとっても気持ちイイ♪
このあたりの道沿いにはたくさん紫陽花が植えられていて、木漏れ日さすドライブウェイに彩りを添えます。
高地ということもあって紫陽花はこの時期にまだもう一息という感じの咲き具合です。
で、神戸の夜景スポットとして有名な掬星台展望台にほど近い駐車場からお寺へ。
摩耶山天上寺は孝徳天皇の勅願によりインドの高僧法道仙人が開いたと伝わる古寺で、古くから摩耶山自体が御神体として信仰の対象になっていたようです。
…といっても、伽藍自体はそれほど古いものではなく、仏像なども彩色された真新しいものばかりです。
あれ、以前参拝した時に本堂前に石庭なんてあったっけ？
鐘楼脇、大きなお地蔵さまの周りには２年前の夏に来たときは女郎花が咲いていましたが、今の季節は京鹿の子、蛍袋などが可憐に咲いています♪
紫陽花は山門をくぐって本堂までの石段の脇を中心に咲いていました☆
さて、せっかく六甲山まで来たのだから、もう少しドライブして、さわやかな高原の雰囲気を味わおう♪
向かったのは神戸市立森林植物園。
紫陽花は「神戸市民の花」らしく、紫陽花がこの植物園の一番のみどころなんだとか。
咲き具合はドライブウェイ道沿い同様八分といったところですが、園内の斜面を覆う紫陽花がみごとな上、植物園らしくさまざまな品種を確認しながら鑑賞できるのがいいですね♪
森の緑を満喫しつつ紫陽花を愛でる、気分もリフレッシュ☆
昼食はＪＲ灘・阪神岩屋駅の間のあたりにある「ラーメンまぜそば縁（えにし）」で「鶏こくラーメン」まったりコク深い天下一品系スープですがお味はずっとずっとお上品で、玉ねぎがいいアクセントになってます（＾▽＾）／ｳﾏｳﾏｰ☆
京都・長岡京の「風来房」とご縁があるようで、店名のかかれたオープン祝花が飾られていました。
（あとで調べたら先月オープンしたばかりとのことでした）
これでついに関西花の寺二十五か寺満願成就☆
2011年の晩秋に友達と朽木に行って思い立った翌年の2012年春から開始して、２年と数ヶ月。
実にいろんな古寺と花に出会うことができました。
…そうはいっても旬のあるものなので花の咲き具合もまちまち。
これまでに参拝した時よりも咲き具合がいいなんて情報があったら改めて参拝したいお寺がたくさんありますので、今後も引き続き更なる旬を捉えるべく花の寺の情報収集したいと思います☆
