のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

山と海と桃太郎・その1

というわけで、ことしの秋の旅行は岡山方面。
去年瀬戸内海の対岸のうどん県・香川に行った続きのようなものでもあります。
前回すでに旅行の計画については述べましたので、早速出発進行♪

25日の夜9時ごろに出発、目指すは最初の目的地・備中松山城、あわよくば雲海に浮かぶお城をみてみたい☆
ウチからお城のある高梁市までは、高速をぶっ飛ばして行けば3時間ほどで着くことができます。
到着が日付が変わる時間帯って早くない?
ボクもそう思ったんですが、備中松山城の雲海をみられる展望台にある駐車場にはクルマが3、4台くらいしか停められないらしい。
雲海が出そうな時は特に、すぐいっぱいになっちゃうとのこと。
いっぱいになった場合は付近の道路の片側に縦列駐車してもいいそうなんだけど、さすがに路上で車中泊はできません(^^;)
万が一駐車場に停められなかった場合はよそに行かなくっちゃいけないので、早めに着いておこうというわけ。
で、予定通り午前0時くらいに到着。
すでに1台クルマが停まってましたが、駐車場にも入ることができました♪
先に一度展望台を下見、駐車場から道路を挟んで徒歩1分w。
上下2か所に展望台のある木造の展望デッキがあって、真夜中なのに人がいるみたい。
真っ暗なので人と会うとちょっとビビります(^^;)
雲海はまだ全く出ておらず、街の灯がよくみえますね☆
ならばよし、とクルマに戻って夜明けを寝て待ちます。

今回の目覚ましは…鳴る前に起きちゃいました(^▽^;)
まだ夜明けまで1時間以上ある4時過ぎ。
となりのクルマも車中泊っぽいので、物音たてないように、これはこれでよかったのかもしれません。
早速三脚を担いで展望デッキに行くと、この前竹田城跡を撮りに行った時と同様、中天にオリオン座がみえます。
星はキレイだけど、山あいの森の中で空がひらけてみえるわけではありません。
…どこにお城があるのかさっぱりわからんなぁ(^^;)
日の出は6時半くらい、その1時間前には徐々に明るくなってきます。

備中松山城展望デッキから

写真ではわかりづらいですが、空にはオリオン座、右下に白い建物が小さく写ってて、これがお城です。
おNewカメラであてずっぽうフォーカス、ちょっと試してみたくってISOを最大に上げてから少しずつ下げて何枚か撮影しました。
最大値は32000、さすがにザラザラすぎ。上の写真で6400のハズw。
写真をかなり縮小してるのでそれほど違和感なくみることができる写真になりました☆
通常ISO400以下にしか設定しないのりりんですが、何でこんなことをしてるのかというと、ミラーレスのファインダーは液晶画面なので、実際に写真になる明るさでしかみえないんです。
肉眼でみえててもカメラの露出的に真っ暗ならファインダーも真っ暗。
近いものならストロボ撮影の際の補助光のようにちちちっとファインダー内が明るくなって一時的にみえるようになるんですが、遠景だとお手上げ。
当然オートフォーカスも真っ暗なうちはまったくピントを合わせてくれません。
光学ファインダーならそんなことはないんですが、この点ミラーレスのやっかいなところです。
今後夜景とか花火の写真を撮ろうとした時のためにこの辺のコツをつかむ必要があります。
露出開放・シャッタースピード30秒でも真っ暗な場合、ISO感度を上げればそれに合わせてファインダー内も明るくなって、オートフォーカスも利いてきます。
オートで星に合わせたフォーカスを、レンズのスイッチでマニアルフォーカスに切り替えて動かないようにする、と。
そんなことを試してたら徐々に明るくなってきました。
展望台が北北西を向いてるので今回は朝日が昇るのはみえません(^^;)

備中松山城展望台から・その2
備中松山城遠景

ん~、雲海は出てるんですがお城を覆うまで上には来ませんねぇ…
やっぱりしばらく雨が降ってないせいで湿気が足りないのかな?
まあ予想通りといえば予想通り、出てくれただけでもよしとしましょう♪

前回の竹田城の雲海撮影で覚えたことがもうひとつ。
雲海は夜明け前から出て、天候によるけど朝9時くらいまで残る。
お城の拝観は朝9時から、まだ2時間くらい時間があるので、WEB上で調べたほかの展望台に移動しよう♪
お城から雲海をくぐって高梁市の市街地、高梁川をはさんで西側へ。
平日なのであんまりのんびりしてたら通勤等で街が動き出して渋滞になったりしたら困るし。
ひとつ目は「霧の海展望の丘」。
駐車場があって、道路を挟んで向かい側の丘の上に展望台があります。
お城はみえないけど雲海の眺めがイイ☆
ここからなら日の出もみられたかもしれないけど、きょうの目当てはお城なので(^^;)

霧の海展望の丘から

もうひとつ、その名も「備中松山城を望む見晴らし台」。
展望デッキがあるけど…お城、どこ?
日が出てくると逆光でよくわかんないや(^^;)
雲海もほとんどみえないけど、うっすら2段目の丘の上、樹々の中に屋根らしきものが…写真でわかるかなぁ?
まあせっかくだし、ソリオくんの記念撮影w。

備中松山城を望む見晴らし台から
ソリオくん

さて、1時間ほどうろうろした後、入城に向かいます。
駐車場はお城の山の五合目にある「城まちステーション」にあって、そこからシャトルバスで8合目の「ふいご峠」、さらにそこから歩いて天守閣に向かうことになります。
歩いて登ることもできますが、4~50分ほどかかるとのこと。
さすがにそれは…体力も心配なうえ時間が惜しいのでやめとこう(^^;)

備中松山城天守閣は、ボクがこの3年ほど追っかけてる現存12天守の中で唯一の山城の天守閣です。
お城としては、鎌倉時代に築かれた砦がはじまりです。
戦国時代には21もの砦が築かれ山全体が要塞化されましたが、毛利軍の兵糧攻めにより落城。
関ケ原の合戦で毛利が撤退したのち江戸幕府から奉行として派遣された小堀正次・政一(遠州)父子が城の修改築を継続したそうです。
小堀遠州というと、ボク的には作庭家としての記憶しかありませんが、ちゃんと武士してたんですねぇw。
江戸時代、寛永年間に備中松山藩主に就いた水谷氏が城を大改修、その時に現在の天守閣や櫓など今も残る建造物が築かれました。
水谷氏が断絶した後、忠臣蔵で有名な赤穂の浅野氏が城の管理を引き継ぎ、家老である大石内蔵助が城代としてこの地に滞在したそうです。
幕末期は幕府老中の板倉勝静備中松山藩主であったことから薩長軍から真っ先に攻撃されるところでしたが、板倉家の家臣らが無血開城
このため城は無傷で残りました。
明治維新廃藩置県と廃城令の際に山麓の藩主の居宅(御根小屋)は破壊されましたが、山の上で不便であったことから天守や櫓は放置され、それが幸いしてこんにちまで文化財として残ることになったというわけです。

三の丸から追手門櫓、折り重なるような石段を経て二の丸、天守閣のある本丸へ。
このあたりを小松山城といい、最初に築かれた砦跡を大松山城というそうです。
ん~、小さいながら美しい天守閣です。
窓に漆喰塗りの格子があるのが特徴的ですね☆
…ただ、天守閣に上ると窓の外の眺めを楽しむのには向かないかなw。
本丸のすぐ後ろに櫓があるのもおもしろい♪
標高430mの城内は麓より秋色が深いですね~。いい風情です♪
…おや、このにゃんこがネコ城主のさんじゅーろー様ですか(^^;)

備中松山城天守
備中松山城天守
二重櫓
ネコ城主・さんじゅーろー様

ずっとみてても飽きない城内ですが、このまま歩き回ってると昼を過ぎちゃいそうだからこの辺にしとこう。
またいつかもう一度登城して、大松山城の方まで行きたいなぁ。

で、来た道を戻って山麓の城下町へ。
武家屋敷くらいはみとこうかと思って向かう途中に…頼久寺?名勝庭園とな?
そう思って立ち寄ると、前述の小堀遠州作庭のみごとな枯山水
なんか滋賀・甲賀市の大池寺の庭園に似てるなぁ☆
さつきの刈り込みのうねうね感が特にw。
お奉行やってただけでなく、ちゃんとお庭も残してたんですね~。

頼久寺名勝庭園

武家屋敷も見学、「旧埴原家」と「旧折井家」の2つがあります。
「旧埴原家」は寺院建築や数寄屋風の要素を取り入れた珍しいものだそうで、当時としては斬新な「かぶいた」建物という感じw。
一方の「旧折井家」は立派な門に書院造で質実とした感じ。
受付の女性から「室内の人形が動くので驚かないで」と言われましたが、思いっきりびっくりしたし(^^;)
ともあれ対照的な2つの建物でした☆

武家屋敷「旧埴原家」(室内)
武家屋敷「旧折井家」
「旧折井家」室内の動く人形

さぁて、午前中いっぱい備中松山城とその城下町を満喫して、次はどこに行こうかな~?

つづく。

旅行計画と天空の城

10/25の夜出発で旅行に行くことにしました♪
25日の夜のうちに出発して、26日に宿で一泊の予定。

前述の通り「現存12天守」のひとつ・備中松山城と、「国宝建造物」として吉備津神社めあてで岡山県に。
吉備津神社は去年うどん県香川に旅行に行った際に田村神社倭迹迹日百襲姫命吉備津神社吉備津彦命のお姉ちゃんということを知って、こちらも参拝してみたいと去年から考えていました。
備中松山城は、現存12天守閣の中で唯一今まで行ったことがないお城です。
ただ、できれば桜のシーズンに行きたいな~と思っていました。
やっぱりお城といえば桜、桜(の名所)といえばお城という気がするので(^^;)
お城の風景で満開の桜に匹敵するモノって、何があるかな?
ほかのお城はともかく、備中松山城は雲海で有名とのこと。
桜以上にタイミングが難しいけど、秋は雲海シーズンなので、撮れれば最高かもしんない♪
そう考えて、25日の夜に出発して未明に到着する計画を立てたわけです。

25日夜勤明けから3連休を9月の前半からもらっておきました。
ホントはもう少し週間天気予報なんかで天候を見極めてから出発日を決めてお宿を予約しようと思ってたのに、お国が余計な観光支援をはじめるとか言い出して。
必然的に旅行に行く人が増えるうえ、予約サイトがつながりにくくなるトラブルが続出してるとのウワサを耳にして、あわててクリップしてた宿の予約を入れようとしたら、ウワサ通りサイトにアクセスできず(ーー;)
しばらくしてアクセスできたと思ったら、クリップしてたお宿の宿泊料が突然3割増しほどの金額に(ーー;)
割引で結果最初と同じくらいの宿泊料になるという、まったくありがたみを感じない状態に(ーー;)
そのため日程を無理やり26日に決めざるを得なくなったというわけです(ーーメ)
ムダに手間だけ増える感じでホント余計なことをしてくれます(ーーメ)
でまあ、現地で食事なんかに使えるクーポンがもらえたりするからその辺で留飲を下げることにしましょうw。

で、雲海ってどういう条件で発生するんだろ?
①イイ天気
②1日の寒暖差が激しい
③湿気が多い
この3つみたい。
25日~26日(その前後数日)は今のところイイ天気みたい♪
湿気が多くなる条件として2、3日くらい前に雨が降るのがいいらしいんですが、その辺もあまり大きな天気の崩れはない予報なので逆に空気が乾燥してそうですねぇ…
26日よりもその前の休日の21日(きょう)の方が2、3日前に雨降ってたし、条件がいいのかもしれない。
岡山県なら日帰りでも大丈夫だから日程を早めてもいいんだけど、もう宿取っちゃったし…
ん?
雲海と城といえば元祖みたいなお城が関西にあるじゃないか。
天空の城・竹田城
21日(くどいですが、きょうです)は旅行の前哨戦としてこっちに行くことにしよう☆
ことしは一応「兵庫の年」でもありますしw。

そんなわけで、夜勤明けの夜23時半ごろ出発して、高速を使わずのんびり夜間行軍。
途上の篠山あたりで早くも霧が発生してたりして、雲海の期待が高まります♪
撮影ポイントはおおきく2つ。
立雲峡という竹田城の南側と、西側の藤和峠の展望台。
どちらかというと立雲峡の方がメジャーみたい。
藤和峠の方は西側からなので日の出がみれるかもしれないのが大きなメリットですね。
京都方面からクルマで走ってくると立雲峡が先にみつけられるので行ってみよう…と思ったんだけど、入り口の道路がパイロンで封鎖されてますねぇ…
急な山道らしいし、土砂崩れとかで通行止めにでもなったのかな?
そう考えて、さらに10分ほどクルマを走らせて藤和峠に向かいました。
真っ暗だけど、クルマがすでに駐車場(?)に停まってるのがわかります。
それがなかったらわからんかった(^^;)
到着は真夜中の2時半くらい。
日の出は6時半くらいでしょうか?
明るくなってくるのは5時半くらい、これは日ごろ夜勤で仕事をしてるので把握済みw。
すっかり慣れた車中泊体制で4時半くらいまで仮眠しようかな?
そこから撮影ポイントをさぐってたらいい時間になるでしょう♪

目覚ましかけたけど、それより前に眼が覚めました。
クルマの外に出ると満天のお星さま☆
すでにオリオン座にふたご座、そしてシリウスも中天にみえますが、冬の大三角形がどれかわかりづらいくらい周りの星々も明るくって♪
それはそうと、どこが展望台?と思って駐車場(?)を出たら、ヘンなところに懐中電灯らしき光がみえます。
道路と駐車場(?)の間に土手があって、その細道を上っていくみたい。
薮を抜けると視界が広がりました☆

夜明け前の竹田城、藤和峠より

おお~、すでに雲海が出てるのがわかる!
やっぱり絶好の雲海日和だったみたいです♪
徐々に人が増えてきて、日の出前には展望台には10人以上のカメラマンの三脚が並ぶことになりました。
日が昇らないうちからひたすらパシャパシャ☆
もう夢中でシャッターを切ります。
そうそう、カメラを新たに購入したのに続いて、三脚も新調しました。
三脚の先っちょのゴムがなくなっちゃってて、もう型が古いんで補充できなくなってたんです(^^;)
前のものより少し大きめ、脚をめいっぱい伸ばすと背伸びしないとファインダーを覗けないくらいのものです。
日の出前のあかね雲もキレイだ~☆
日が昇ったら雲海も消えるかな~と思いましたが、逆にそこからむしろ雲海は広がって、浮かぶようにみえる竹田城がみえなくなるくらい。
そしてまた潜水艦が浮揚するように出てくるのがすごい!

朝焼けの雲海、竹田城
朝焼けの雲海
天空の城

まさに絶景…ですが、周りの人は結構早めに切り上げて去っていきます。
立雲峡やお城の中に移動する人もいるらしい。
ん?立雲峡って行けるの?
「道が封鎖?それ古い道路じゃないですか?新しい別の広い入り口があるはずですけど…」とのこと。
そうか、ソリオくんのナビ子ちゃんはもう4年以上前のものだから新しい道を知らなかったんですね(^^;)
ボクも少しねばって撮ってましたが、9時を過ぎると雲海も消えるらしいので、消える前にお城の中に入ることにしよう♪

藤和峠から竹田城に入場するのに一番近い駐車場のある「山城の郷」へは5分ほどで行けます。
そこからなだらかなアップダウンのある舗装された道を2キロほど歩くと竹田城に入場できます。
すげ~!すげ~!
石垣と青空、うろこ雲と眼下に雲海の風景はまさに日本のマチュピチュ、あるいはラピュタを思わせる天空の城☆
どっちを向いても一刻千金の絶景です。
こちらも気の向くままシャッターを切りまくりました。

竹田城の石垣と雲海
竹田城の石垣と雲海
天守台と青空

竹田城と雲海を満喫して、城下町を散策しようかな~と思いましたが、その前に近所に気になる神社があるので先にそっちに行こう♪
但馬国一之宮とも二之宮ともいわれる粟鹿神社
但馬国一之宮って、この前参拝した出石神社じゃ…?
どんな神さまが祀られてるんだろう?
ちゃんと書いてある札とかがありませんねぇ…
代わりに石碑がありますが、崇神天皇が開花天皇の皇子である日子坐王を四道将軍の一人として丹波国に派遣、この地で亡くなり、本殿の裏の円墳がその墓だと記されていますね。
ご祭神は崇神天皇?日子坐王命(ひこいますのおおきみのみこと)?
あとで調べたところ、粟鹿神社の主神は日子坐王命天美佐利命(あめのみさりのみこと)、日子穂穂手見尊(ひこほほでみのみこと)の三柱であると「粟鹿大明神元記」という書物に書いてあるそうです。
天美佐利命は大国主命の子だそうです。
この書物、昭和になってみつかったものだそうで、なかなかミステリアスで興味深い神社です。
神社の本殿の裏に円墳、更にその後方にご神木がある不思議な境内でした。

粟鹿神社(拝殿・本殿)

竹田城下町に戻って少し散策。
峠からみおろす形でみた竹田城をみあげてみてみたったんでw。
で、そのあと入り口をみつけられなかった立雲峡へ。
確かに真新しい道路があって看板もたくさん出てますねぇ(^^;)
すぐに見つけることができましたw。
こちらは展望台に上がるのに入場料が必要なんですね。
下から第三展望台が歩いて10分、第二展望台がさらに5分ほどかな?
階段の段差が結構大きいので足にキますね~(^^;)
そして第一展望台は…入口から第二展望台までの距離のざっと3倍ほどの距離(^^;)
久しぶりの山歩き、さっき竹田城で往復4キロくらいすでに歩いてて、ちょっと本気で心が折れそうになりましたが、何とか第一展望台に到着できました♪
桜の樹がたくさん植えられていて、なんか桜餅っぽい香りがしますね~w。
山陰随一の山桜の名所で珍しい桜の古木がたくさんあるんだとか。
名前がつけられた樹がいくつもありますね~。
竹田城にもたくさん桜の樹が植えられてたし、やっぱり城といえば桜ですかねw。

竹田城下町からみあげる城山
立雲峡からの竹田城

まだ午前中でしかもイイ天気ですが、ここで体力を使い果たしてしまいました(^^;)
早朝4時から活動してましたしw。
お昼ご飯を食べて帰ろう。
竹田城のある朝来市から少し出ておとなりの養父市らーめんとんちんかん はさまじ本店」で「チャーシューラーメンクリーミーだけど焦がしニンニク油でパンチを利かせたとんこつスープに歯ごたえのいい細麺が毎日でも食べられそう(^▽^)ウマウマ~☆
…そういやかなり前、関西花の寺巡りの時だったか、一度このお店来てる気がw。

チャーシューラーメン@らーめんとんちんかん はさまじ本店

というわけで今回の散策はこれにて撤収。
…足が痛い。
きっと2、3日は筋肉痛になりそうな予感(^^;)
最近あんまり山寺とかに参拝してなかったしな~w。
でも、雲海をバッチリみることができたし、備中松山城でもみることができたら最高だけど、もしみれなくってもいいやって気がしますw。
あくまで現存12天守閣の建物撮影がメインですから。
運よく天気も良くなりそうなのであれもこれもと欲張ってはいけませんね(^^;)

コスモスとコケコッコー

10月に入って、休日の天候に恵まれなかった流れの潮目が変わってきた気がします♪
きのうきょうと休みでしたが、いずれも晴れ☆
旅行計画中の20日以降の天気も今のところ全部晴れ☆
一人わくわくでついついニヤニヤしちゃう日々w。

父の運転免許証がついに失効して、母の通院送り迎えを本格的にやらなくちゃいけなくなって、毎週金曜に休日を取ることにしています(通院自体は2週間に1回ですがw)。
なのできのうは午前中に母の通院付き添いがあったので、夕方にでもちょこっとフジバカマとアサギマダラでも探しに出かけてようかな~と思ったんですが。
上京区界隈のフジバカマ祭は10日で終了してるって(ーー;)
西京区大原野神社付近のフジバカマ育成地は「臨時休業」?なんだそりゃ?
こりゃ行き当たりばったりでなくちゃんと調べてから出ないとスカを食らいそう(^^;)
そんなわけでイイ天気なのにウチでAmazonプライム三昧w。
ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」のシリーズ最終話に、みにいきたかったのに行けなかったアニメ映画「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」などを視聴。
ロード・オブ・ザ・リング」はこれで終わりなのかな?続きないのかな?
ないとしたらちょっと拍子抜けなくらいあっさり終わっちゃった感w。
ククルス・ドアンの島」はさすが安彦良和氏の監督という感じでキャラが生き生きしててイイですね☆
個人的にフラウ・ボウがやたらカワイかったと感じましたw。

で、きょう改めて出撃。
フジバカマは時機を逸した感がありますが、コスモスが各地みごろらしい♪
どこ行こうかな~?
行ったことがある場所ない場所いろいろ行きたいな~と思って奈良方面に向かいました。
まずは行ったことのない場所として藤原宮跡へ。
桜と菜の花の季節には行ったことあるんですが、コスモスはまだみたことがない。
朝焼けを撮るタイミングで向かっても行ってもよかったんですがそこはスルーして(^^;)
でも土曜なのであんまりのんびり行くと混雑しそうな気がするので早朝に出発。
ソリオくんのナビ子さんは第二京阪経由を指してきましたが京奈和BPから一般道でいいでしょう…と思ったら、京奈和は夜間通行止めとな(ーー;)
ま、いっかw。ぜんぶ一般道で行っちゃおう♪
到着したのは朝日が少し昇った6時半ごろ。
すでに駐車場にクルマがいっぱいです(ーー;)
やっぱりみんな朝焼けから撮ってるみたいですね~。
一面のコスモス畑は一部につぼみが残ってるもののほぼ満開☆
ことしは諸事情で植えるのが少し遅れたとかで、例年より若干遅めの満開だとか。
ん~、キレイ☆
コスモスもお日さまの方を向いて咲くので、逆光・透過光を撮りたいと思うと全部ウラ側になっちゃうのが少々残念です(^^;)

藤原宮跡のコスモス
コスモスいっぱい

続いては、何度か訪れたことのある安倍文殊院
こちらもみごろとの情報。
参拝時間の9時まで少し時間調整して境内に。
金閣浮御堂の脇の花が特にキレイですね☆
コスモス迷路の方もまだまだキレイに咲いてますが、みごろギリギリという感じ。
八重咲きのコスモスなど品種も豊富です♪
一面コスモスみたいなコスモス畑はやっぱりいっぱい咲いてるところ撮りたいので、一輪一輪撮るならこういう場所の方がいいですね♪

安倍文殊院金閣浮御堂とコスモス
八重咲きコスモス

日本三大文殊でもある安倍文殊院、もちろん本堂の文殊菩薩さまにも参拝。
お、ちゃんと全員集合してる♪
前に参拝した時は善財童子維摩士が博物館に出張中だったっけw。

さて、やはり晴天の土曜日、しかも国を挙げての旅行勧奨に突入したのでこれ以降人出も多くなりそうな感じ。
でもまだ昼前、帰るのには早すぎるし。
そうだ、帰り道に天理の石上神宮に寄ってみよう♪
国宝建造物2件の撮影を目的に参拝した前回は日暮れ間際で暗かったから、この晴天の昼間に改めて撮っとこう。
…と思ったら。
何やらクルマが多い、駐車場ほとんど埋まってる。
するとクルマのすぐヨコで「バ~ン!」と轟音。
タイヤが破裂でもしたのかと思ったら打ち上げ花火らしい。
よくみると馬が数頭。
きょう10月15日は石上神宮の例祭「ふるまつり」が執り行われるとのこと。
祭めあてに来たんならいいんだけど、建造物を撮影しにきてコレとは、一番都合が悪いですねぇ(^^;)
まいっか、せっかく年に一度のタイミングだし、とりあえず境内に入って少しでも雰囲気を味わっておこう♪
で、国宝の本殿からは神楽の音色、周辺に多くの人が。
もう一つの国宝・摂社出雲建雄神社拝殿はイイ天気でも深い緑の中でほの暗い場所です。

石上神宮拝殿(ご神事中)
お神輿
摂社出雲建雄神社拝殿

ちゃちゃっと撮って…しかし鶏がそこかしこで「コケコッコー!」と騒がしいですねぇw。
そうそう、この石上神宮の名物ですね☆
前に訪れた時はすでに小屋に入ってて境内を歩く姿はみかけませんでした。
しかしいろんなのがいるなぁ。
みたこともないような不思議な姿のものも。
あとで調べてみると、天然記念物の鶏までいるそうな(東天紅烏骨鶏etc.)。
追っかけたりじっと待ち構えてみたりで何羽か撮影♪
きくところによると、「神鳥でもある鶏の鳴き声は魔よけと考えられていて、鳴き声を聞くと御利益があるかも」とのこと。
けっこう目の前で鳴かれたので何かいいことあるのかも♪

烏骨鶏
東天紅

天理に来たのは昼食で久しぶりに「彩華ラーメン」を食べたかったからでもありますw。
以前は奈良に来たら2回に1回は彩華だったのが、いつの間にか奈良にラーメン店がいっぱいできてて少しご無沙汰になってました(^^;)
というわけでちょうど2年ぶりの「彩華ラーメン・本店」欲張って「イカラーメン・バラチャーシュー入り & 本店限定・月見焼豚丼」もう何も言うことはありません\(^▽^)/ヤッパウマウマ~☆

イカラーメン・バラチャーシュー入り & 月見焼豚丼@彩華ラーメン本店

というわけできょうはこれにて撤収。
帰宅途上に奈良のコスモス寺として有名な般若寺もあるんですが、たぶん混雑してるだろうからとスルーしちゃいました(^^;)

ことしの秋花シーズンは萩とかフジバカマとかを撮りに行けなかったのが残念でしたが、ほかはそこそこ撮りに行くことができました♪
で、今月後半は旅行に行ってきます。
お国が旅行勧奨なんて余計なことをしてくれて、正直迷惑千万なんですが。
宿の予約ももう少しぎりぎりまで待って天気を見極めてからにしたかったのに、いっぱいになって取れなくなっちゃいそうな勢いだったので無理やり取りました。
取れたと思ったら、料金も前後で1.5倍くらいに跳ね上がっちゃって(割引で差し引き同じくらい)。
目的は「現存十二天守」と「国宝建造物」。
でも、うまくいけばこの季節の花以外の風物詩をねらえるかもしれない。
まだ撮ったことがない風物詩「雲海」。
うまく出てくれないものかと楽しみでニヤニヤする日々が続くのでした(^ー^)

神無月

10月になりました。
ことしは5月頃からとにかく休日の天候に恵まれていない気がしていますがきょうも朝から雨。
午後、雨が上がったら…と思っていましたが、日暮れ間際くらいまで雨が残っちゃって結局断念。
大好きな秋花の季節ですが、なかなか撮影に行くことができませんね~(ーー;)

雨の休日、ウチでのんびり10月新番組のチェックでもしましょうかw。
SPY FAMILY」「ゴールデンカムイ」「弱虫ペダル」「不滅のあなたへ」「ヤマノススメ」は前クールをみていたので続けてみていきたい作品です。
弱虫ペダル」前クールでけっこう中途半端なところで終わっちゃって、どうするのかな~と思ったらちゃんと続きやってくれるんだw。
ベルセルク」はこれまでのアニメはちゃんとみてませんでしたが単行本を読んでる好きな作品なので、今回のはみてみようかな♪
新作品で注目してるのは「機動戦士ガンダム 水星の魔女」とリメイクされる「うる星やつら」です。
「水星の魔女」はこれまでにエピソード0と第1話を視聴。
ガンダム×学園モノっぽい冒頭の雰囲気が斬新ですね。
個人的に、宇宙世紀モノでないガンダムガンダムというタイトルでなくってもいいと思っています。
ガンダムってタイトルじゃなくったってイイものはイイと思うんですが…
まあ、大人の事情ってやつなんでしょうねぇw。

うる星やつら」10/13放送開始なのでそれまで期待を膨らませています。
うる星やつら」というと小学校時代のことを思い出します。
同級生の女のコが漫画単行本を持っててよく読ませてもらいにおウチにおジャマしに行ったなあ。
その女のコはラムちゃん…いやしのぶのイメージに近いコでしたけどw。
彼女は元気にしてるかなぁ(^^;)
それはさておき、上坂すみれサンのラムちゃん神谷浩史氏の諸星あたる、PVでみた第一印象は新鮮かつ過去のイメージを損なわない感じで好感。
けっこう長い期間で放送されるみたいですが、はやく本編みたいなぁ♪

ラムちゃん

それはそうと、先月くらいからAmazonプライムビデオで「ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」を視聴しています。
ロード・オブ・ザ・リング」シリーズは以前から大好きでした。
「旅の仲間」をみたあと続きがどうしても知りたくなって小説を読んじゃったほどw。
二つの塔」「王の帰還」とつづくシリーズ全部映画をみにいって、よくこれほどまでに原作に忠実に映像化したもんだと思いました。
シリーズの時系列でいうと「ロード・オブ・ザ・リング」の前が「ホビット」で、その2作品で伝説として語られるレベルのはるかむかしの話が「力の指輪」。
となると悲劇的な結末しか想像できないんですが、この先どうなることやら。
とりあえず映画2作品と同等以上におもしろいです☆
ロード・オブ・ザ・リング」の原作は50年以上前に書かれた小説ですが、今なおドラゴンクエストなどRPGの世界観に強い影響を残す作品。
そういえば、放送中の「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」で「人間の生涯は短い、だから必死に生きるんだ」みたいなセリフがあったのをふと思い出しました。
シリーズ全編を通じて登場するエルフのガラドリエルの若かりし頃の美しさと猛々しさに魅了される一方で、彼女に勝るとも劣らないブロンウィンという人間の女性(…というかぶっちゃけこっちの方が好みw)。
不死のエルフと人間の女性の対比というのもなかなか味わい深いものがありますね。

そんなわけで、今月末に旅行を予定してるので、その時だけでも晴れてくれないかな~と祈りにも似た気持ちの雨の休日なのでした。

季節の花と国宝と

29、30日とまた連休です。
元々雨、くもりみたいな天気予報でしたが、2日ほど前から両日とも晴れる予報に。
…ホント最近の天気予報はアテにならんなぁ(^^;)
どちらかというと30日の方が天気がイイみたいだけど、10月はじめは日勤、早起きの必要があるので、きょう29日におでかけしよう♪
…でもどこに?
例年より少し早めに咲きはじめた彼岸花の旬を逸し、コスモスにはまだ早い感。
そういう時は国宝建造物巡りがイイですね☆

というわけで向かったのは綾部。
写真撮影できる京都の国宝建造物で唯一まだ参拝したことのない光明寺
長岡京市にも光明寺というお寺がありますがそれではありません。ややこしやw。
ウチからけっこう距離がありますが、京都縦貫道でびゅ~っと行けば2時間ほどで到着できます。
しかし山奥ですね~。
光明寺聖徳太子の創建といわれる古刹で、境内の二王門が国宝に指定されています。
二王門は鎌倉時代の建造物ですが、ほかの堂宇は2度ほど兵火に焼かれており、その中で残っている貴重なものだそうです。
到着して、駐車場から石段を上れば本堂、参道を下ると二王門があります。
途中あやしく上下に動く物体がいくつも…!?
…と思ったら、朝食中のシカさんたちがボクに気付いて逃げ去った姿でした(^^;)
それほど山深い境内、さすが観音霊場w。

光明寺境内からの眺め

そんな中に真新しい丹塗りの二王門。
平成30年から3年にわたって修復工事があったそうです。
中世から残る二重門は極めて稀少で、さらに戦後間もない昭和25年に解体修理された際に明確に建築年代が判明した点も貴重とのこと。
阿吽の仁王像も真っ赤ですw。

光明寺二王門
光明寺二王門、金剛力士像(吽形)

ご本尊の千手観音さまは秘仏で33年に1度ご開帳されるそうですが、本堂の中を覗いてみても真っ暗で厨子すらみえませんw。
ちなみに本堂は江戸時代、天保年間の再建だそうです。
緑深い境内はボク以外に参拝客どころか人の気配もなくとても静か。
シカさんたちは・・・もういないかw。

光明寺本堂


さて、この後はどこに行こうかな?
特に考えてなかったんだけど…
せっかく綾部まで来たんだから、もっと「森の京都」を堪能しようということで、美山に向かいました。
綾部からクルマで山間部を走って1時間ほど。
到着したのは10時半くらい。
かやぶきの里に入る少し前にトイレ休憩もかねて「道の駅 美山 ふれあい広場」でいっぷく。
美山牛乳のソフトクリームを買い食い(^ー^)ウマ~♪
で、かやぶきの里に到着。
まず迎えてくれたのは一面真っ白のそばの花☆
先日の福井であまりしっかり撮影できなかったのでこれはうれしい♪
そしてそば畑の脇には真っ赤な彼岸花、まだまだキレイに咲いていてこれまたうれしい☆

美山かやぶきの里、そば畑
彼岸花

実は美山のかやぶきの里、訪れるのは初めてです。
数年前に白川郷に行きましたが、それとはまた違った風情がありますね☆
あちらは完全に観光地って感じでかやぶき屋根の建物がそのままカフェとか土産物屋さんとかになってるものばかり立ち並んでましたが、美山は普通に人が暮らしてる雰囲気です。
もちろんお店なんかに改造されてるものもありますが、軒や脇の畑で普通に住民のみなさんが農作業をされてたりして。
そしてそば畑や彼岸花だけでなくこの季節のお花が満載♪
コスモスに秋明菊に秋海棠、そしてフジバカマも咲きはじめで花いっぱい☆
…アサギマダラはまだですねw。
かやぶき屋根の民家をバックに撮るのは…ちょっとむずかしい(^^;)

かやぶき屋根とコスモス
かやぶき屋根と秋明菊

そんな感じで撮影してたらもうお昼時。
さすがに美山にラーメン屋さんはないし、せっかくそば畑で花をめでたので、かやぶき屋根の「お食事処 きたむら」でこの時期限定の「もりそば」に天ぷら盛り合わせを添えて。
いい香りのそばに旬の野菜と鶏の天ぷらがたまりません(^▽^)ウマウマ~☆

もりそば & 天ぷら盛り合わせ@お食事処きたむら

ここでもう帰ってもいいかな~と思ったんですが、せっかく遠くまで来たのにもったいない気がしてきました。
どうせなら前回の福井散策の続きをしよう♪
向かったのは小浜市明通寺
福井県には国宝建造物が2つ、その2つともこの明通寺の建造物です。
雪深い地域なのによく残っていましたね☆
ちなみに北陸地方の他県の国宝はというと、富山に3件、新潟、石川はゼロです。
美山からまた1時間ほどクルマを走らせて到着。
杉の木立のの奥の山門がいい雰囲気です♪
門をくぐると右手に客殿がありますが「お帰り道」とあるのであとで行くとしてw。
まっすぐ進むと急な石段と緩やかな坂を交えた石段の2ルート。
その先に本堂がみえてきて、山門同様いい雰囲気♪

木立の奥の山門
石段の先に本堂

明通寺は初代征夷大将軍坂上田村麻呂蝦夷討伐後にその蝦夷を慰めるために建てたといわれています。
京都の清水寺と同じようなお寺なんですね☆
境内の本堂と三重塔が国宝に指定されています。
ともに質実としたいでたち、檜皮葺の屋根が美しい建物です。
…しかし午後は三重塔が逆光になっちゃうんですね(^^;)
美しい建物なので、機会があったらもう一度午前中に撮影しに来よう。
で、本堂の中に入ると係の人がいろいろ説明してくださいます。
中央にご本尊の薬師如来坐像、左右に日光・月光菩薩…ではなく右に降三世明王、左に深沙大将
いずれも身の丈以上の大きいものです。
そして1m足らずの厳めしい十二神将が左右に6体ずつ、こちらは薬師如来像の周りによくある配置。
しかしこの2つの像は珍しいですね。
五大明王の中でも不動明王ではなくどちらかというとマイナー(失礼!)な降三世明王、しかもこんな大きな像はみたことがありません。
そして深沙(じんじゃ)大将なんて聞いたこともなかった。
ご説明によると玄奘三蔵が天竺に赴いた際に彼を助けた神さまで「西遊記」の沙悟浄のモデルなんだとか。
そういわれると沙悟浄っぽい雰囲気が…気のせいですかね?(^^;)
最後に客殿方面へ。
客殿前は庭園になっていて、大きな桜の樹やつつじやさつきの植え込みがあります。
境内には紅葉の樹も多いので、春や晩秋、季節を変えて参拝するのもよさそうですね☆

明通寺本堂と三重塔
客殿前の庭園

ここまで来ちゃったら海がみたいなぁ。
海に沈む夕日がみたいなぁ。
そう思って海沿いを目指します。
どうせなら三方五湖くらいまで行っちゃおう♪
まだフィルムカメラ使ってた時以来の三方五湖ですが…
夕暮れが近づくにつれて空に雲が多くなってきちゃいました。
特に東~南側の空はほとんどくもり空。
それでも西の空は晴れてるので夕焼けにはなりそうなんですが…
ここまで来る予定じゃなかったしあまり下調べしてなかったこともあって、三方五湖周辺ではいい夕焼けスポットがみつかりませんでした。
三方五湖の景観を楽しむ有料道路「レインボーライン」からだと三方五湖は東側。
あしたもイイ天気らしいからイイ夕焼けになるんじゃないかな~と期待したんですが、残念(^^;)
日暮れ前の風景だけ楽しんできました。
これももっとイイ天気の時にまた改めて撮りたいなぁ☆

三方五湖レインボーライン展望台からの眺め
三方五湖レインボーライン展望台からの眺め

最後に夕食にラーメンw。
小浜まで戻って「こく亭」で「こくチャーシュー」豚骨醤油に背油の濃い口スープに細めの麺、箸で持ち上げるとほろほろくずれるやわらかチャーシューに加えてネギ入れ放題で(^▽^)ウマ~☆

こくチャーシュー@こく亭

というわけで西の空に夕陽をみながら撤収となりました。
真西に陽が沈むこの時期に福井で海に沈む夕焼けをみようと思うと敦賀より東に行った方がいいのかなぁ?
でなければ京都側、丹後半島より西側ってことになりそう(^^;)
まあ、かなり行き当たりばったりで走り回った一日、準備もロクにしてなかったので仕方ないですねw。

今回は特に美山でたくさん花を撮影しました。
R7…ピント合わせづらい(^^;)
ついでに、ファインダーと液晶の明るさの変化につられて明るさが決めにくい(^^;)
晴天ならだいたい絞りやシャッタースピードの数字だけでどのくらいの明るさになるか見当がつくのであまり気にしませんが、ファインダーの調整をもうちょっとやるべきですね。
今後の課題をまた残しちゃったのでありました(^^;)

※更新しました
noririn-0610.hatenablog.com

f.hatena.ne.jp

越前城攻め

台風一過、一気に空気が秋めいてきました♪
7月以来となる連休、おNewのカメラCANON EOS R7のマウントアダプターも入手して、ようやくロールアウト☆
…と思ったんだけど、関西はイマイチすっきりしない天気。
彼岸花もみごろを迎えてるけど、台風で傷んでるかもしれないなぁ…(ーー;)

何を撮るのか迷うけど、とりあえず天気がよさそうなところに行こうw。
で、向かったのは福井県方面。
お昼前後くらいから晴れてくるらしい。
今の時期なら彼岸花だけでなくそばの花もみられるかも♪

そんなわけで、少しのんびりモードで朝8時ごろ出発。
通常なら夜明け前くらいから出撃するんですが、お昼くらいに向こうに着けばいいやって感じ。
京滋BPで通勤ラッシュっぽい渋滞に少しハマりましたが、名神北陸道に差し掛かればあとはすいすい♪
ちょうど11時ごろに福井市に到着しました。
まず最初はお昼ごはん、福井ナンバーワンといわれるラーメン店「まほろ」で「泡白湯・トリュフフレーバー(泡トリュフ)」チャーシュー増量できないみたいなので「ミニチャーシュー丼」を添えてw。
あわあわカプチーノ鶏白湯スープは近年のはやりですが、そこにトリュフオイルで香り高く仕上げた逸品、麺も細めで食べやすく、薄切りのミディアムレアチャーシューが生ハム?いや刺身ってくらいやわらか絶品\(^▽^)/コリャウマウマ~☆

泡トリュフ & ミニチャーシュー丼@まほろ

さてハラごしらえを終えて向かったのは丸岡城
ことしの新年に目標を掲げた「現存12天守閣完全制覇」の一環です。
2、3度訪れているお城ですが、おNewカメラをひっさげて改めて。
SDカード2枚差し込めるスロット、CFは今後使わなくなっちゃいそうです。
(7D Mk.2はCFとSDの2枚差し)
R7のボディのコンパクトさはこうしたところもポイントですね。
お、城内に彼岸花がそこかしこに♪
最初の被写体です。
スイッチ類の配置がガラっと変わってるので少し扱いにくい(^^;)
でもやることは同じw。
露出補正をかけたり絞りやシャッタースピードを変えたりして明るさを調整すると、ファインダー内の像も明るさが変わるんですね☆
でも絞り優先とシャッタースピード優先、切り替えるといちいちインフォメーション画面が…こんなもんいらんわ(^^;)
あとスイッチを切るとレンズキャップ着けろとか…こんな初心者向けの表示、出ないようにできるか帰ったら調整しよう。

丸岡城内の彼岸花

現存最古という天守閣は現在国宝指定に向けて活動中とのこと。
そりゃ応援せねばなりますまい!
15年以上前に来た時はあまり細部にわたって撮影していませんでしたが、今回はじっくり撮影。
どっしりしたたたずまいがイイですね☆
記念撮影ポイントのある正面はお昼くらいだと少し逆光気味ですね~。
少しあおり気味に、晴れわたってきた青空バックで撮るとかっちょいい♪
カメラを首からぶら下げて、カメラバッグをたすき掛けの状態で天守閣内部へ。
ロープをつたって上る急こう配の階段、荷物をぶつけないようにしなくっちゃw。

丸岡城天守
天守閣からの眺め

駐車場ヨコの売店一筆啓上茶屋」で先にお土産を買って「こしひかりおこげソフトクリーム」を買い食いして♪
ん~、さすが米どころw。

続いては一乗谷朝倉遺跡
戦国大名・朝倉氏の本拠地で、城砦と街が一体化した戦国城下町を復興したものです。
ここも丸岡城とともに15年以上前に訪れて以来です。
特別訪れたいと思っていたわけではないんですが「福井の彼岸花の名所」で検索をかけたら該当したのであります。
一乗谷川に沿ってクルマを走らせてると…確かに彼岸花が咲いてます♪
…ただ、時間的に日陰に入っちゃってて、まとまって咲いてるところが遺跡から少し離れてる。
ムリに撮らなくってもいっか(^^;)
こちらも改めてじっくり拝観。
…復興町並って有料だったっけ?

一乗谷朝倉遺跡・復興町並

興味深いのは居館跡の3つほどある特別名勝の居館庭園。
お寺などの石庭ほどキレイに整備されてるわけではありませんが、荒々しい列石がまたイイですね☆
滋賀・朽木村興聖寺にある足利庭園に似てる気がしました。
造られたのはちょうど同時期くらいかな?
栄華を誇った朝倉氏も織田軍に攻め滅ぼされた一乗谷の戦国城下町。
所業無常、夏は過ぎちゃいましたが「兵どもが夢のあと」という歴史をしみじみ感じるのです。

諏訪館跡庭園
朝倉館跡庭園

もう日も傾いてきました。
午後からの散策なのであっという間です。
福井県内にはまだまだ行きたい神社仏閣もたくさんあるんですが、その辺の参拝はまたの機会に。
最後に夕焼けがみたくって越前海岸へ。
一乗谷から丸岡城に向かうルートだったら東尋坊に行けるんですが、逆に回ってきたのでほかのところに行こう。
…って言っても、どっかいい場所あるんかな?
すると鉾島という奇岩の海岸の景勝地があるらしい。
一乗谷からクルマで30分ほど。
途上、おめあてだったそばの花もみかけましたが、台風の影響か全体的に傾いてる(^^;)
一面そばの白い花、みたいなのは撮れませんでした。

そばの花

で、越前海岸は荒々しく波の立つ日本海のいい風景☆
でも西の空に雲が多いなぁ…(ーー;)
日輪が海に沈むのはムリっぽい。
せめて夕焼けにならんかいな?
2日後に秋分を迎えるのでちょうど18時ごろには日没、それまで待ってみよう♪
すると…

越前海岸の夕焼け
越前海岸の夕焼け
越前海岸の夕焼け

みごとな夕焼け、あかね雲。
待った甲斐がありました☆
やっぱり秋は夕暮れ、ですね♪

これで本日のミッションは終了。
帰りは特に急がないので高速を使わずに海岸線を西に。
敦賀に差し掛かって、気分だけでも海の近くに来たんだから夕食にお寿司でも…と思いましたが、お目当てのお店は18時に閉まっちゃってたので、チェーン店の回転寿司屋さんでお寿司を食べて帰宅したのでありました(^▽^;)

サーモン三種盛@はま寿司(敦賀店)

で、敦賀から滋賀県、湖西道路で京都へ。
一応京都と福井はおとなりどうしですが、やっぱり遠いですね(^^;)
午後散策だとちょっともったいない気もするのでありましたw。

おNewカメラはというと、前述の通りスイッチ類、特にダイヤルの配置がかなり違うのでとっさの時に操作を誤ることがしばしば(^^;)
最初の5Dから7D Mk.2まで絞りやシャッタースピードを変えるダイヤルと露出補正のダイヤルという2つのダイヤルの場所はほぼ変化がなかったんですが、頻繁に使うココが変わると慣れるのに苦労しそうです。
レンズの方はアダプターのおかげで何のストレスもなく今まで使ってたレンズを使うことができました。
(シグマ17-70mm EF-S、キャノン70-200mm F4 EF)
これからレンズを買うときはRFかRF-Sを選びたいところですが、まだ開発が追いついてないみたいなので徐々にということで。

CANON EOS R7 + マウントアダプター +シグマ 17-70mmレンズ

宗教的日本人

統一協会との関連について、自民党が自己点検の結果を発表したという。
予想通りというか何というか、長年統一協会を追っていたジャーナリストの鈴木エイト氏いわく「(100点満点で)10点」。
高校・大学なら赤点追試、もしくは落第。
最初から本気で手を切ろうとか規制しようとかなんて微塵も思ってないと思っていました。
統一協会自民党はこれまでもこれからも一心同体。
どうにかしようと思うなら、まずは選挙によって自民党という政党を政治の場から追い出すことです。
追い出した上で法改正をして、指定暴力団の制度と同様の「指定カルト教団」を設定して徹底的に社会との接点を持たせないようにすること。
統一協会の宗教法人格を取り上げて営利団体として普通の税金を払わせること。
日本がカネづるじゃなくなれば自然彼らも祖国に戻っていくか他の国に逃げ出すことでしょう。
もっとも、世界で日本ほどカルト宗教にハメられるバカな国はほかにないでしょうけど。

なぜ日本人はカルト宗教にハメられやすいのでしょう?
ボク個人的には「日本人が無宗教だから」ではなく「日本人が自己の宗教(信仰心)に無頓着だから」だと考えています。
無宗教なのではなく、自分の、日本という国の宗教的側面を知らない、自覚がないのです。
それは多分に日常生活やいわゆる常識と呼ばれるような倫理的価値観で、風習、文化とも呼ばれるものです。

みなさんは「雨男」「雨女」あるいは「晴れ男」「晴れ女」という言葉を使ったことがありますか?
何言ってんだ、オマエしょっちゅうこのブログで「のりりん晴れオトコ!」とか言ってんじゃねえかと言われてしまいそうです。
が、ボクはあえて「そんなものは全くの迷信で、単なる偶然にすぎない」ことを自覚しつつ用いています。
実際は偶然を装いながら、日ごろから綿密に天気予報をチェックして、天気が悪そうなときは出かけないようにしているだけのことです。
そう、日本人には「晴れ男」「雨男」のような全くの迷信を普通に当たり前のように受け入れる側面があるのです。
全く非科学的です。
非科学的なのに信じてしまっていることを「迷信」といいます。

もうひとつ例を出してみましょう。
みなさんは闇夜に不思議な物音を聞いたらそれは何だと思いますか?
よくいわれるのが「ラップ現象」と呼ばれる心霊現象。
闇夜が薄気味悪く感じたことがありませんか?
オバケが出るかも…何か人ならぬモノがいるのかも…みたいなw。
何かわからないのに真っ先にそうした薄気味悪さを感じる人は多分に迷信的発想の持ち主です。
わからないなら確認すればいい。それが科学的な立場です。
わからないは恐怖につながります。
それを打ち払うには「知る」ことだとボクは確信しています。
一昨年前から数回の旅行の折に「神さまに呼ばれてる気がする」という内容のブログもかきました。
ブログではかいていても、内心では単なる偶然で、自分が無知だっただけのことと自分では自覚しています。

日本人のそうした迷信に惑わされる感性は時として興味深いものを生み出します。
「妖怪」をはじめとしたイマジネーション豊かな物語。
「怨霊」「呪詛調伏」「陰陽師」…
そうしたものをすべて迷信、まやかし、取るに足らない戯言…といいたいわけではありません。
ボクは歴史を学ぶことに至上の価値を見出す者です。
迷信が迷信だとしても、過去から現在に至る歴史の中でそれを信じる人がいる。
それは紛れもない事実です。
日本人の迷信好き、因縁好き、偶然を偶然と思えない心が菅原道真が天神になったという信仰を生みました。
タタリを恐れて人の恨みを買う言動を慎む道徳(?)が生まれました(もっとも最近ではこうした考え方は廃れつつありますが)。
そうした迷信を信じることを非難したり否定したりしてもそれは意味のないことです。
単なる偶然の事故に意味を見出し、教訓として残すことは無価値どころかむしろたいへん有意義なことだと思います。
むかしからの子どものしつけの言葉などのような教訓になる迷信もたくさんあります。
「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」
「嘘をつくと閻魔さまに舌を抜かれる」などなど。
日本人が迷信を受け入れやすいのは子どものころからそうした話に身近に接しているからでしょうか。
日本人の迷信好きには良い面もある。悪い面もある。
それを自覚することが大切です。

いくらがんばっても成就しない。うまくいかない。
自分や身内に次々と不幸なことが起こる。
一人ぼっちでさみしい。
何か原因があるのではないか?
そう考える人は日本に限らず世の中にたくさんいます。
「がんばり方が足りない、間違ってる(がんばらなくっていい)」「単なる偶然」と片付けられない人がいます。
わからないなら確認すればいいといいましたが、この世の中に事実を確認できないことなど山ほどあります。
わからないことをわからないまま放置できない人がいます。
そんな中で「霊の仕業」「前世の罪業のせい」「先祖供養の不備」などと言われて納得してしまう人がいます。
そこに付け入ってくるのがカルト宗教です。
苦しんでいる人の藁にもすがりたい気持ちに付け込んでカネを巻き上げる。
本人のみならず家族まで巻き添えにする。
科学的根拠のない原因を賢らに説いて人を騙す。
悪辣な犯罪者たちです。
カルトかそうでないかを分ける最大のポイントは「カネを巻き上げる」という点です。
幸福も真理もカネで買えるものではありません。
金額の多寡で変わるものでもありません。
しかし、日ごろから社寺でお賽銭を投げてる日本人にはどこかに「金額の多寡で願いが叶う可能性が変わる」と思っている人が少なからずいるように思われます。そんなものは嘘っぱちです。
ならばお賽銭を要求する社寺はカルトか?と言われると、それは明らかに否です。
お賽銭の金額は指定されません。払わなくったって文句を言われません。出す人の自由です。

日本人の信仰心の根っこにあるのは仏教でも神道でも儒教でもありません。
先に述べた「タタリへの畏怖」です。
タタリをもう少しわかりやすい言葉に変えれば「原因不明の自身の不幸」と言っていいと思います。
仏教も神道もその他日本のあらゆる宗教も、全部タタリから逃れる手段にすぎません。
古来から日本人の信仰心に深く突き刺さっているのが「タタリへの畏怖」です。
その恐怖心が迷信を生み、広げ、日本という国の歴史、文化を紡いできました。
それは同時に敗者を思いやる美しい心を育みますが、タタリのもととなる対立・争いを嫌い、時として長いものに巻かれるごとく意見をぶつけ合うのを避けて迎合してしまう。
良い悪いは別にして、日本人はそうした民族なのだと自覚すべきです。
その自覚がある人が日本にどれだけいるでしょうか?
自覚がないからタタリ=原因不明の自身の不幸から逃れるために藁どころかカルト宗教にまですがってしまう。

ボクはいわば「歴史教」の信徒です。
歴史をつぶさに学び知ればあらゆる教訓を身につけることができる。
信仰、宗教もその中の一部にすぎないと考えます。
改めて「恐怖は知ることで取り払うことができる」。
そんなわけで、ボクは今後も自分の未知を探求して走り回るのです(^^;)