のりりんの京都日和

京都府在住ののりりんの徒然ブログ

紅葉と国宝の奈良

11月になりました☆
ことしの紅葉は比較的早めに色づいてきているような気配です。
11月の休日は天気がよければ全部出撃…と思っていますが、ここまでずっと雨(--;)
きょう8日も当初は雨の予報でしたが、1~2日前に突然晴れに変わりました。
さすがのりりん、晴れ男☆

で、ことしの紅葉は奈良に行く!と決めています。
最初に行くのは、すでに紅葉が見頃との情報がある談山神社
さっそく行ってみましょう♪

朝一番に参拝しようと早起きすると、京都は深い霧。
でも、この霧が晴れればきっといい天気になる予感♪
案の定、到着するころには澄んだ青空が広がっていました☆
…でも、日曜なので朝一番から駐車場にクルマが多いなぁ(^^;)
紅葉シーズンの談山神社には前にも一度来たことがあります。
シンボルともいうべき木造十三重塔の周辺がひときわあざやかに色づいています☆
真っ赤っかというほどではないので、あと1週間~10日ほどはみごろが続きそうな感じでした。

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談山神社の紅葉
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談山神社の紅葉・その2

さて、次はどうしよう?
談山神社から比較的近い室生寺長谷寺方面に行こうか?
…いや、まだ紅葉みごろの情報がないし、日曜だから混雑してそう。
同じ混雑なら、いっそ前回からの宿題を済ませよう☆

そう考えて、奈良公園方面へ。
奈良の国宝建造物を網羅したいとの思いで、まず興福寺を参拝します。
奈良のシンボルともいうべき五重塔とそのとなりの東金堂が国宝。
南円堂西国三十三所札所のひとつで内陣を参拝したこともあります。
奈良公園から直結で境内に入るのは自由なお寺なので、これらの建物をみるだけならいつでも来れるという思いから、しっかり参拝したことはあまりありません(^^;)
国宝といえば、南円堂の裏手にひっそりたたずむ三重塔も国宝ですね。
中金堂が復興してからはじめての参拝となります。
東金堂の古めかしい感じと違い、朱色が真新しい大きなお堂です。

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興福寺中金堂

東金堂に続いて中金堂も参拝料を払って内部を拝観。
えっ、北円堂(これも国宝)も特別拝観実施中?
しかもきょう8日までですと?
それは参拝せねばなりますまいw。

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興福寺南円堂
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興福寺北円堂
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興福寺三重塔

…しかし境内を歩いてて改めて気づいたのは、興福寺五重塔や東金堂を撮影しようと思ったら午後の方がいいということ。
午前中は境内から撮影しようと思うと逆光になってしまうんです。

ひと通り境内を歩いてから、少し時間稼ぎの意味も込めて先にお昼ご飯を食べよう♪
興福寺境内から西はならまちの商店街。
その中にある「元喜神」で名物「大仏ラーメン」…ではなく「鶏白湯チャーシューメン」ポタージュスープのようにまったり柔らかいお味のスープに厚切りチャーシュー、中太麺も(^▽^)ウマ~♪
…この店内、大仏ラーメン、以前に来たことがあります。
でもお店の名前は変わったようですね(^^;)
前に来たのは10年以上前だったと思うけど、その時は和食かそば屋さんだったような。

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鶏白湯チャーシューメン@元喜神

さて、昼食も終えて再度興福寺境内。
ここで東金堂との共通拝観券で国宝館へ。
館内のレイアウトは東大寺ミュージアムに似てますね♪
以前の収蔵庫と比べると圧倒的に仏像がみやすくなりました。
阿修羅像もお久しぶり♪
相変わらず迦楼羅と目線が合っちゃって気になりますw。
興福寺には日本の全ての国宝仏像の17%が収蔵されているといいます。
仏像好きにはたまらない♪
で、再度五重塔と東金堂を撮影…と思ったら、今度は少し雲が多くなってきて日射しが隠れちゃいました。
午後は雲が多くなるという天気予報通り(^^;)

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興福寺五重塔と東金堂

というわけで、今回はこれにて撤収。
談山神社の紅葉は堪能できましたが、奈良公園周辺ではまた宿題が残っちゃいました。
春日大社にも参拝したかったんですが、次回以降に♪
次は室生寺長谷寺あたりかな?

奈良の寺

ここひと月あまり「京都日和」のタイトルを変えなきゃいけないんじゃないかと思うくらい京都ネタを書いていない気がします(^^;)
ま、いっかw。

というわけで、きのうに引き続ききょうも奈良を散策。
薬師寺法隆寺ときてやはり奈良の特に有名なお寺を改めてじっくり味わいたい。
そう考えて東大寺に行くことにしました。
前日にすぐ近くの般若寺に参拝したのに素通りしちゃったし(^^;)
できればそのあととなりの興福寺春日大社を参拝して、そのあとずっと行こうと思ってた唐招提寺に行きたい♪
これらに元興寺を加えれば世界遺産古都奈良の文化財」をほぼ網羅できます。
元興寺は去年も参拝してますし、またの機会に…)

「奈良の寺」といって真っ先に思い浮かべるお寺というと、やはり東大寺ではないでしょうか?
奈良だけでなく京都や大阪の子どもならだいたい小学校の低学年くらいまでに遠足に行きますね。
南大門から中門、大仏殿とその中の大仏さまをはじめとする仏像群に至るまで、とにかくデカい。
京都のお寺にはないスケールを感じるお寺です。
朝一番からイイ天気、さっそく行ってみましょう♪

まず前日般若寺に行く際にも前を通過した、東大寺の北側にある転害門
「転害門」と書いて「てがいもん」と読むんですね。知らんかった(^^;)
いつも素通りしてしまうので改めてしっかり撮影。
転害門は平安末期の平重衡の兵火(1180年)、戦国時代の三好・松永の戦い(1567年)という二度の戦火にも焼け残った数少ない建物のひとつで、天平時代の東大寺の伽藍建築を想像できる唯一の遺構として国宝に指定されています。

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東大寺転害門

きょうは東大寺の国宝建造物に着目して周ってみようと思います。
続いて、大仏殿の脇を通り過ぎて一気に南側、南大門
運慶作という巨大な金剛力士像が待ち構えるこれまた巨大な門、これも国宝。

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東大寺南大門

南大門をくぐると中門、立派ですがこちらは国宝じゃないんですね(重要文化財)。
南大門の内も外も相変わらずシカがたくさんいますw。
で、大仏殿
朝一番の参拝で、これほど参拝客がいない大仏殿は初めてかもしれない♪
それでも遠足らしき小学生がたくさん訪れています。
大仏さま(金銅廬舎那仏坐像)だけでなく脇の勢至菩薩さまと如意輪観音さまも、そして後方の四天王・広目天さまと多聞天さまもとにかくデカいw。
個人的に多聞天さまがお気に入り♪
ほの暗い堂内に厳めしい四天王の姿は改めてみると子どもには少々コワいかもしれません(^^;)
それにしても建築物も仏像もひたすらみあげてばかりでクビが痛くなりますw。
そうそう、大仏殿の前の八角燈籠も国宝でしたね。

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東大寺大仏殿

お水取りで有名な二月堂も、となりの法華堂(三月堂)も国宝ですね。
二月堂からの眺めはみごとなものです☆
…しまった、二月堂に気を取られて法華堂を参拝するのを忘れてた。
ここの仏像もみようと思ってたのに(ーー;)

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東大寺二月堂

鐘楼も国宝。
南大門前に戻って、東大寺ミュージアムでは法華堂や四月堂に安置されていた仏像などの寺宝をたくさんみることができます。
仏像好きにはたまらない♪
個人的に、法華堂の美しい日光・月光菩薩像が印象的でした☆
開山堂戒壇も国宝建造物ですが、開山堂は年に1回のみの公開、戒壇堂は現在改修工事中で参拝することができません。
代わりに、ではないですが、戒壇堂のとなりの千手堂で特別公開が催されていて、そこで厨子の中の美しい千手観音立像と四天王像が拝観できます。
鑑真和上座像や愛染明王像などもあって、せまい堂内に仏像がひしめいていました。

これでようやくスタートの転害門に戻ってきました。
東大寺をあなどっていました(^^;)
広大な境内で各堂宇を丁寧に周ると午前中いっぱいかかっちゃって、もう昼前。
興福寺春日大社に行ってたら昼食をとるヒマがなくなってしまいます。
どうしようか迷って、移動することにしました。
とりあえず昼食はまたラーメンw。
またJR奈良駅前の「みなみ食堂」で「黒醤油らぁめん(チャーシュー増し)」大好きな濃い口醤油味にコショウを効かせて鶏チャーシュー・レアチャーシューと普通のチャーシュー三種がそれぞれ1枚ずつ増量、ストレート麺がするする入る\(^▽^)/ウマウマ~☆
おそるべし奈良ラーメン、どんどんおいしい店が増えてる気がする☆

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黒醤油らぁめん・チャーシュー増し@みなみ食堂

興福寺春日大社はまたの機会にということで、ずっと行こう行こうと思ってた唐招提寺
個人的に、日本史において最も尊敬する人物である鑑真和上のお寺です。
東大寺戒壇堂が工事中で参拝出来ず、一方で千手堂で和上の座像をみて、唐招提寺に行こうと決めました。
中国・唐の高僧で、日本に渡り、当時日本では確立していなかった授戒の制度を整えたことで有名です。
ほかでもなく日本と仏教の発展それだけのために、10年以上の歳月、5度の失敗を乗り越え、命がけで海を渡ってきた不屈の精神と信仰。
日本の歴史上こんな賢人はほかにはいないと思っています。
そんな尊敬する人物のお寺だから、素通りしていたのがとても心苦しかったわけです(^^;)
快晴の青空が午後から少し雲が多くなってきましたが、唐招提寺の静かで整然とした境内を歩いて、戒壇を拝観するととても清らかな気分になります。
特に鑑真和上御廟前の苔と杉の木の庭は大好きな場所です。
東大寺ほど広大で花などはあまりありませんが、唐招提寺の境内もまた国宝建造物や仏像がひしめいています。
廬舎那仏と千手観音さま、薬師如来さまが並ぶ金堂弥勒如来さまの鎮座する講堂、どれもみごとです☆
弥勒如来」?
普通は弥勒「菩薩」じゃないのかな?
今までに何度か参拝しながら特に何も思わなかったのに、突然気になって堂内の係の人と少しお話させていただきました。
通常、菩薩は如来のひとつ格下、将来如来になるであろう立派な仏さまのことだと認識しています。
弥勒は未来の仏さま、ここの弥勒さまは如来になったあとの未来の姿なのかもしれない。
そんな風に考えると納得がいく気がしたのでした。

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唐招提寺金堂
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唐招提寺戒壇
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苔と杉の木の庭

そんなわけで今回の奈良散策も宿題を残して撤収となりました。
次は興福寺に行かねば☆
「京都日和」をお休みして「奈良・大和路日和」の秋は続きます(^^;)

きょうと・なら

出雲旅行の余韻を残したままお仕事を終えての夜勤明け。
宍道湖ですばらしい夕焼けに出会えたから、京都でもいい夕焼けをみたいと思って、買い物に出かけるついで(?)に東山方面へ。
京都で夕焼けというと、やっぱり五重塔の風景かな?
東寺の五重塔と夕焼けの風景はかなり以前に試行錯誤したことがありますが、普通に地上からだとかなりみあげる視線になり、夕焼け風景には適していません。
ビルか何かからみないと(^^;)
で、京都で有名な五重塔といって、東寺のほかだと八坂の五重塔が有名でしょう。
法観寺というお寺の建物ですが、お寺自体は通常拝観できるお寺ではありません。
しかし高台寺産寧坂清水寺と続く京都でも屈指の観光スポットにそびえる姿がとても印象的です。
そんな八坂の塔ですが、夜景を撮影したことはあるけど夕景は撮影したことなかったなぁ。
西を向いて塔をみたらいい夕焼けにならないかな?
…と思い立って試しに撮ってみることにしたわけです。
高台寺から京都霊山護国神社に至る坂道を少し上ったところ、このあたりからだとどうだろう?
やっぱりバックが山なので暮れる時でも日差しが強いですね。
お日さまがが山に隠れてからの方がいい風情かも。

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八坂の塔の夕景

これだけでは少し物足りないと思い、ほとんど日が暮れちゃいましたが、産寧坂の方からも撮っとこう♪
平日というのに思ったより人が多いですね(^^;)

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八坂の塔の夕景・その2

~☆~★~☆~★~☆~

さて、あくる日。
きょうは母が散策に連れてけというので、ちょっと奈良方面に行ってきました♪
花好きの母ですが、般若寺のコスモスをまだみたことがないというのでお連れしよう、と。
ことしの般若寺のコスモスは思いのほか開花が遅くなり、ここにきてようやく満開とのこと。
晴れてはいるものの少し雲が多い天候ですが、まあよしとしましょう(^^;)
朝一番から出発、まだ参拝客もまばらな境内に入ると、期待通りの満開のコスモス☆
いままで何度も参拝してますが、一番よく咲いてるんじゃないかな~と思うくらいの満開です。
惜しむらくは快晴の青空と日差しがないのが少々残念。
まあ、こうしたやわらかい光の中で花撮影するのも悪くないんですがねw。
本堂前には手水鉢やおけ(?)にコスモスの花が浮かべられてる。
最近こういうのが流行ってるのかな?
母はというと、境内に入った途端にちゃっちゃかちゃっちゃか歩いてってどこに行ったのかすぐわからなくなる(^^;)

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コスモス満開の般若寺
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手水鉢のコスモス

続いて参拝したのは法華寺
光明皇后ゆかりの総国分尼寺、母を連れて行くのに適してるかな~、と。
ボクは少し前に一度だけ参拝したことがありますが、母はこちらも初めてとのこと。
現在秋の特別展が開催されていて、国宝の本尊・十一面観音立像阿弥陀三尊及び童子画像を拝観することができます。
光明皇后を模したといわれる観音さまのお姿はやわらかくやさしい表情です。
個人的に、歴史上の人物の中で光明皇后という人があまり好きではないんですが、まあ、気にしない気にしないw。
華楽園の方ではあまり花は咲いてませんでしたが、秋明菊ホトトギスの花がつつましやかに咲いていました☆
ほんのり色づきはじめた紅葉もみえる静かな境内をのんびり参拝出来ました♪

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法華寺(本堂)

お昼は母と一緒でもラーメンw。
JR奈良駅の向かい「麺屋 龍」にて「泡立鶏白湯(チャーシュー2枚増し)」今まで食べた中でも一番泡立ちのいいふわふわカプチーノ系鶏白湯スープがまろやかに中太ちぢれ麺にからまって、炙ったチャーシューも\(^▽^)/ウマウマ~☆

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泡立鶏白湯・チャーシュー2枚増し@麺屋 龍

お昼を終えてもまだお昼過ぎだったので、もう少しほかのところに行ってもよかったんですが。
花好きの母お喜ばそうと思ったら、ここから橿原や桜井方面に行くべきなんでしょうが、ここまでで母もそれなりに満足してくれたみたいだし、天気もうす曇りでボク的にあまりムリして周る気になれなかったので、ここらで撤収することにしました。

コスモスの満開が遅かった分、ことしの奈良期間も長くなりましたねw。
例年9月半ば~10月前半くらいで奈良に来ることが多かったんですが。
ここまで奈良の秋花や国宝建造物を例年以上にたくさん参拝することができましたが、どうせならこのまま紅葉シーズンも奈良で通そうかな?
薬師寺法隆寺と参拝して、きょうも行こうと思ってた唐招提寺に行かず、般若寺のすぐとなりの東大寺興福寺を素通りしてしまったし(^^;)
(広大なお寺、起伏の多いお寺は母の足が心配なので今回は見合わせました。)
うん、そうしよう☆
せっかくだから紅葉シーズンも奈良方面を中心に散策しよう。
というわけで、あしたも奈良に行ってきます♪

雲出ずる神話の国・その4

朝は5時に起床。
朝風呂が5時から入れるらしいのでそれに合わせました。
どうせならほかのお客さんがいない時に入りたいしw。
ん~、気持ちイイ☆
で、ロビーの喫煙所でしばしのんびり。
朝食もちょうどいい量で、ここではじめて蜆のお味噌汁♪
天気も午前中くらいまではいいようなので、朝食を食べたらさっさとチェックアウトして出撃です。

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蜆のお味噌汁

さて、二日目はどこに行こう?
まず思い立ったのは美保神社
一度参拝したことがありますが、その先の美保関灯台に行かなかったので、島根の先っちょまで行ってみよう♪
玉造温泉郷からクルマでおよそ1時間。
境水道の対岸は境港、鳥取県です。
美保神社はエビスさまの総本宮
エビスさまは大国さまの弟神さまです。
釣り竿にタイを抱える漁労の神さまとしても有名で、美保神社は漁港のすぐ近くにあります。
鳥居をくぐると「どんっ、どんっ」と太鼓の音。
ちょうど朝の祝詞がはじまるようです。
かわいらしい巫女さんの神楽舞もみられて朝からラッキー☆

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美保神社
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巫女さんの神楽舞@美保神社

門前の青石畳の路地を少し散歩したあと、灯台方面へ。
駐車場に着くと、美しい海と大山の威容。
これはいい景色だ~☆
灯台にはこじんまりしたビュッフェレストランが併設されていますが、まだ朝ごはん食べてそんなに時間が経っていないので、お店は開いてるみたいでしたがさすがに入るのはやめておきました(^^;)

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海の向こうの大山
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美保関灯台

美保関から再度松江市街地方面に戻ります。
途中、行きの道でスルーした海沿いの景色をクルマを停めながら楽しみます。
男女岩ですか。
岩の間に注連縄がかけてあって、その注連縄の先に大山がそびえています。
これもイイ景色ですね☆

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男女岩

境水道大橋が大きく頭上にそびえています。
以前松江から境港に旅行に行った際に渡ったこともあります。
改めて下からみあげると、まあすごいものを作るもんだと感心しちゃいましたw。

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境水道大橋

で、向かったのは中海に浮かぶ大根島にある由志園という日本庭園です。
牡丹の名所らしいですが、ほかにも四季折々の花や紅葉の美しい庭園なんだとか。
由志園は、高麗人参と牡丹苗が特産の大根島にそれら特産品の加工から販売に加えて観光客を誘致するという総合産業拠点として昭和45年に創建されたそうです。
時期としてはちょうど大阪万博と同時期ですね。
万博公園の日本庭園に負けず劣らず広大で美しい庭園が広がっています。
まず眼に飛び込んでくるのが日本庭園らしい松の樹々の根本にこれでもかと花を浮かせた池泉の風景。
こりゃすごい☆
神社仏閣の手水鉢に花を浮かせてるところは最近よくありますが、これだけの数を庭園の池いっぱいに浮かせてるところはみたことがありません。
花はダリアかな?
いったいいくつあるんだろう?

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花いっぱいの日本庭園

紅葉もたくさん植えられていて、ほんのり秋色に色づきはじめた色合いもいい風情です♪
石庭もありますね。
ホント美しい庭園です☆
牡丹はさすがにこの時期咲いてない…と思いきや、温室ならぬ冷房をきかせた部屋でみることができました。

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紅葉の庭
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石庭
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室内の牡丹の生け花

いや~、すごい庭園でした☆
最後に喫茶店高麗人参ソフトクリームなるモノが売っていたので思わず買い食いw。
お味は…普通にとってもおいしいソフトクリームでした(^▽^;)

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高麗人参ソフトクリーム@由志園

午前中までと思ってここまで来ました。
さあ、昼食食べたら帰ろう♪
…しかし松江市街に戻るか?
境港に渡ってご飯だけでも食べるか?
いやいや、今回は島根にこだわるっ!
安来市内にどこか…またラーメンにするか?
などと考えながら中海の道を走ってて眼に入った「喫茶・お食事」の表示。
海産物ならここにしよう、と思って飛び込んだお店は鰻のお店でした♪
少し値は張るけどやっぱり土地の物を食べたい☆
注文を受けてからさばいて出されるといううな丼は皮はパリパリ、中はふっくらジューシーな絶品\(^▽^)/ウナウマ~☆

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うな丼@江島牡丹園・深見草

まだ天気もいいのでもう少し周ってもよかったんですが、行きたいところはおおかた行ったので、一から調べるのも大変というわけで、ここで帰路につきました。
たくさん写真撮ったし、お土産も買ったし♪
テーマソングは徳永英明夢を信じて」w。

これから先、また島根・出雲に何回来ることができるだろう?
まだ訪れたことのない未踏の地、島根同様もう一度行きたいほかの場所。
日本中、いや世界中にそんなところがいっぱいある中で、今回(多分)5度目となった島根の旅。
ひょっとしたらこれが最後かもしれない。
でも、ボクの前世はココが出身かもしれないと思うくらい大好きな雲出ずる神話の国。
もう一度、特に新しい伴侶をみつけたらまた訪れたいと思うのです(^▽^;)
そんなことを考えながら、帰りは国道9号線から逸れて兵庫県佐用ICから高速道路に乗って、ぴゅ~っと京都に帰ったのでありました。

雲出ずる神話の国・その3

出雲市街で昼食を済ませて、今度は国道9号線を松江方面へ。
途中休憩がてら宍道湖ふれあいパークに立ち寄って昼間の宍道湖の風景を撮影。
こう天気がイイと撮っててホント楽しくなります♪

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宍道湖ふれあいパークからの風景

で、次に参拝したのは八重垣神社
スサノオとそのヨメさんの稲田姫命を祭神とする神社です。
スサノオが出雲・伯耆で活躍したのは、時系列でいうと、大国主命の国造り・国譲り神話の後ということになるんでしょうか。
有名なヤマタノオロチ退治の神話において、生贄になりそうになった稲田姫命をオロチから隠すためにスサノオが造ったのが「八重垣」で、退治後ご両人が結婚してこの地に宮を建てたといわれており、八重垣神社の由来となっています。
これまた神話と歴史のはざまの物語ですね☆
当然のように縁結びのご利益があるとして、特に若い女性の参拝が多いですw。
奥の宮の鏡の池稲田姫命が八重垣の中に匿われている間に飲み水として用意され、また水鏡にして身なりを整えていたとのこと。
ここに水みくじを浮かべてお賽銭を乗せて沈めるのが作法のようです(^^;)

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八重垣神社

そして今回の旅のもうひとつの本命松江城に向かいます。
なぜこの天守閣が国宝じゃないんだろう、天守閣として5つ目の国宝指定があるとしたらここしかないと思っていました。
その天守閣が国宝に指定されたのが5年前の2015年。
前回ボクが登城したあとの2009年(平成21年)くらいから国宝指定に向けての調査・運動が活発化し、平成24年に松江神社で国宝指定に重要な築城時期を特定できる祈祷札が見つかり、これが決定打になったようです。
国宝指定以来ぜひとももう一度松江城を訪れたいと思っていました。
黒漆塗りの天守閣はハテさはないものの、端正で質実剛健とした威容が大好きです♪
でもなんか以前訪れた時とお城の前の広場の雰囲気が変わっていますね。
こんなに広かったっけ?
多少違和感を覚えつつ帰宅後過去の写真を確認したら、天守閣までの道とさつきの植え込みがなくなっていました(^^;)
ほかにも橋を架けなおしたり色々改修されてたみたいです。

20年以上前にはじめて来て以来3度ほど登城していますが、きょうが一番イイ天気☆
城内の桜の樹がほんのり秋色に染まっていい風情ですが、やはり桜が咲く季節にも来てみたいですね♪

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松江城天守

そろそろ西に日が傾いてきました。
出雲大社松江城、そして宍道湖の夕陽。
これが今回の旅の主目的で、残る宍道湖の夕陽をみる準備に入ります。
秋分の日からひと月ほどということは日の入りは18時より30分ほど早いでしょうか。
宍道湖の東湖畔に「とるぱ」という夕焼け撮影スポットがあり駐車場もあるんですが、あまりギリギリに行ったらクルマが入れないと困るので早めに入っておきましょう。
宍道湖の夕焼けは、はじめて松江を訪れた時に美しい日輪をみることができましたが、それ以来一度もキレイにみられていませんでした。
雲がかかってたり、雨だったり(^^;)
16時前でしたが予想通り駐車場は満杯寸前、何とか駐車出来ました♪
で、しばし車内で待機、休憩。
日の出からここまでよく歩いたのでだいぶお疲れモードです(^^;)
駐車場は湖岸から国道9号線を渡ったところにありますが、わざわざ地下道を通してエレベーターまで設置されている至れり尽くせりぶりw。
その地下道に宍道湖の写真が展示してあり、ちょっと参考に撮影場所を設定してみよう♪
ちょうど嫁ヶ島とバックの山並みの間に陽が沈むポイントがイイかもしれない。
天気がよくて場所もしっかり決まればあとは日が沈むのを待つばかり。
多少雲があったらあかね雲になるんでしょうが、きょうは雲ひとつない夕暮れ。
日が落ちた後の空の色のグラデーションを楽しめそうです♪
現場には地元の人や観光客などたくさんの人出。
地元のカメラマンさんにお話を聞くと、近年特に夕陽がみえる日が減っていて、きっちり日輪がみえるのは月に2、3度くらいとか。
最初の時以降撮れなかったのもある意味しょうがなかったのかもしれませんねw。
ゆっくり、日が落ちてゆく…はずなんですが、写真を撮りまくってたらあっという間に微妙に山に日が沈んでいきました。
日が沈んだ後、三日月が後を追うように西へ。
これ以上はないというくらい日暮れを堪能することができました☆

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宍道湖の夕陽
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夕陽を負う三日月

お宿は宍道湖の南岸の玉造温泉ですが、朝食のみの予約なので夕食を別に食べに行きます。
さすがにラーメンばかりではつまらないし、海産物のとれる地域だから海産物を食べたいな~と思い、全国チェーンではない地元の回転寿司なんかどうかな?
そう思ってスマホで調べて、島根大学に近い回転寿司屋さんに行ったら…店がない!?
よくみると改装工事中とのこと(--;)
しかたない、この近所で土地のものなら何でもいいやと出雲そばのお店に入りました。
割子そば…食べ方がよくわからん(^^;)
まあおいしいからいっかw。
天ぷらでえびとイカも食べられたし♪

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天ぷら付き割子そば@たまき松江店

お宿は温泉付きのゲストハウスで、Go Toトラベルもあってとっても格安♪
宿に着いたら真っ先にお風呂へ。
朝は寒かったけど昼間は日差しも強かったしたくさん歩いたし、けっこう汗をかいちゃってましたから。
お風呂はウチのお風呂の3倍くらいの広さですが、れっきとした温泉でほっこりまったり♪
お風呂につかって一日よく歩いた自分の足跡を振り返りました。
さすがに疲れたな~(^^;)
室内は禁煙なので宿の外のテラスでタバコを吸ってると60くらいのおじさんと同席して、しばらくお話させていただきました。
なんでも名古屋からクルマで地道走行、九州のお子さんのところに行って、山口を経由して松江に来たとのこと。
京都のボクより圧倒的に長距離だ(^^;)
そういや出雲大社で立ち話した女性が埼玉から四国、岡山を回って出雲に来たって言ってましたね~。
長距離運転の旅がはやってるのかな?
一人旅だと話し相手がいないからついつい見ず知らずの人とも話し込んじゃうw。
その後、部屋で確認すると当初くもりのち雨だった天気予報だったのが午前中くらいまで晴れそうな感じ。
当初21日は帰るだけと思ってたんだけど(^^;)
早めに起きて朝風呂に入って、空模様をみながら午前中くらいまで周ってみようか。
どこに行くかな~?
そう思って眠りについたのでありました。

まだつづく。

雲出ずる神話の国・その2

とぅる~、とぅるっとぅっとぅっとぅ~♪
宍道湖西岸なぎさ公園に響く目覚まし音は持田香織まだスイミー」w。
まだ夜明け前の5時。
ダウンコートを着てても少し足元が寒い。
かなり冷え込んでる模様。
そんな中、まずクルマで堤防の上で撮影ポイントになりそうなところを下見。
クルマ1台分通れるくらいの道ですが、ところどころに待避所のような空き地があるので、そこにクルマを止めなおします。
湖岸にヨシが生えてますが、切れ目で湖面がみえるところがいいな♪
三脚立てて、しばし待機。
寒いです(^^;)
朝霧がうっすら湖面を覆います。
夜が明けてきて、明るくなってきました。
ん~、早起きは三文の得w。
少し東の空に雲がかかってますが、至福の朝焼け風景です☆

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霧の湖
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宍道湖の朝焼け

さて、みごとな朝焼けをみた後、出雲大社に参拝しようと思いますが、参拝は8時半からということで少し時間があります。
それまでに出雲大社の西側の海をみにいこう♪

稲佐の浜神在月がはじまる旧暦10月10日(今の暦で11月24日)に全国から集まる八百万の神々がここから迎え入れられるという浜です。
夏は海水浴場になる美しい砂浜に唐突に岩がそそり立っていて、鳥居と祠が乗っかってます。
この岩は「弁天島」という島だそうで、かつては海上にあったそうな。
快晴の青空と青い海、そして奇岩の祠、おもしろい風景ですね~☆

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稲佐の浜

続いて海岸線を北上すると日御碕神社という神社があります。
宮司の祖先神がこの神社の西の海上経島(ふみしま)でアマテラスのご神託を受けたことで社が造営されたといい、アマテラスを祀る「日沈宮」とスサノオを祀る「神の宮」が古くから尊崇を受けているそうです。
経島もしっかりみとかなくちゃ♪

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日御碕神社(日沈宮)
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経島

で、出雲大社
これまでに何度か参拝していますが、京都だけでなく全国で様々な神社を参拝している中でも特に好きな場所です。
ご祭神は国譲り神話で有名な大国主命、「大国さま」です。

ここに来ると神話と歴史のはざまの物語に思いを馳せます。
「国譲り」神話といったところで要するに征服されたということ。
征服された国の王を祀る神殿など、世界でもこんなところはそうそうありません。
征服された者はだいたい極悪人、鬼だ悪魔だと言われた挙句、その宮殿や街ごと跡形もなく破壊されることも珍しくありません。
そんな征服された王が神として巨大な神殿に祀られているのが出雲大社なのです。
しかも「雲太・和二・京三」という言葉が示す、日本一背の高い建物に祀られている。
雲太=出雲太郎すなわち出雲大社で一番、和二=大和二郎で東大寺の大仏殿が二番、京三=京都三郎で京都御所の紫宸殿は三番というわけです。
事実がどうかは別にして、三つの中で出雲大社が一番背が高いという言い伝えというか伝説というか、この言葉が流布していたのは事実です。
古代には96m(32丈)あったといわれており、どうやらそれが事実らしいことが発掘調査でみつかった柱の跡で判明しています。
つまり、信仰の対象として、奈良の東大寺=仏教よりも、日本神道の中心である天皇陛下のおわします京都御所よりも背が高い、強大であるということ。
では出雲大社が示す信仰とは何か?
これはもう「不幸にして敗れた者、死者への丁重な弔い、供養」しかありません。
不幸にして敗れた、亡くなった人を丁重に弔わないとタタリを起こす。
これを何としても鎮めること。
これこそ日本という国の最大最強の信仰(宗教)であることを出雲大社は示しています。
神道も仏教もその目的を達成すること、すなわちタタリを鎮めるための手段として用いられてきたにすぎません。
古代の大国主命、中世の崇徳院
この二柱のタタリ神を知ることが日本の歴史を知るのに欠かせない存在だと個人的に考えています。

さらに、「雲が出る」とかいて「出雲」。
雲が出たらどうなる?
お日さまが隠れちゃいます。
お日さまとはアマテラス。
アマテラスを覆い隠すのが出雲。
勝者であるはずが敗者に覆われる、と。
正統に対して傍流、亜流。
多数派に対して少数派。
判官贔屓で天邪鬼なボクにこれ以上ふさわしい場所はほかにないじゃないですか♪

拝殿にある柱の跡や大社造の社殿を眺め、ちょ~巨大な注連縄が実は外からの邪気を防ぐのではなく内側から出なくなる向きに取り付けられていること、本殿の中の大国主命が正面(南)ではなく西を向いていること、そして「二礼四拍手一礼」の奇異な作法で参拝することなど、どれをとっても興味深いことこの上ありません。
そんなこと考えながら参拝してる人、ほかにいるんでしょうか(^^;)

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日輪と出雲の社

お昼にはまだ時間があります。
もう1ヶ所くらい行っておきましょうか。
そういえば島根でお寺を参拝したことがなかったので、少し神話の世界からそれてみようw。
出雲大社の境内を抜けて山道を日本海側まで走ってって。
日本海沿いに風力発電の風車がみえます。
いい風景だ♪

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日本海沿いの風車のある風景

で、今度は山の方に南下していくと鍔淵寺というお寺があります。
駐車場から10分ほど渓谷に沿って歩いていくと山門、さらに石段を上ってお寺の参拝受付のある入り口。
さらに上って石段の上に本堂があります。
創建は推古二年(594年)といいますから極めて古いお寺ですね。
ご本尊は山の寺らしく観音さまと薬師さまだそうです。
松江出身の武蔵坊弁慶がこのお寺で修行したんだとか。
本堂も立派なものですが、入り口に戻ってお寺の受付の脇の道をまた上っていくとある蔵王が圧巻。
岸壁に埋め込まれたようなお堂に清流。
雨量が多いと滝のようにしたたるのが浮浪の滝だそうです。
…しかしけっこう石段・山道がキツい(^^;)

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鍔淵寺・蔵王

ここでちょうどお昼時。
出雲の市街に戻ってラーメンw。
かみあり製麺」で「えび味噌らーめん(チャーシュー味玉盛り合わせ付)」えびの風味香る濃厚な味噌スープに太平麺が食べ応えあり、チャーシュー・鶏チャーシューはミディアムレアで\(^▽^)/ウマウマ~☆
メニューに「蜆ラーメン」や「あさりラーメン」があってかなり迷いましたが、えび味噌が定番っぽかったのでチョイスしました。
次に出雲に来たら…って、次はいつになるんでしょうね(^^;)

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えび味噌らーめん・チャーシュー味玉盛り合わせ@かみあり製麺

つづく。

雲出ずる神話の国・その1

4月ごろからずっと1、2泊の旅行に行きたいと思っていました。
(3月に愛知・南知多に行きましたが、あれは里帰りみたいなものだったので除外w。)
しかしコロナ禍で断念して、4月は岡山日帰り。
半年を経て、コロナの影響はまだ続いているものの世間はGo Toトラベルで旅行熱。
これなら普通に旅行に行ってもうしろめたいことはありませんw。
そんなわけで、10/20~22で満を持して3連休を獲得、今度こそ旅行に行こう。
…しかしどこに行こう?

当初4月に計画していたのは信州
もう15年くらい行っておらず、松本城をデジカメで撮影したい。
長野市方面には旅行に行ったことがない。
善光寺上田城等行きたいところ満載。

もう一つの候補は島根
今までに4回ほど旅行に行っている大好きな場所。
こちらも10年以上行っておらず、松江城が国宝に指定されてからまだ行ってないので。
また、SLやまぐち号島根県の津和野を始発としている点も気になりますが、土日しか運行してないようなのでこれは見送り。
ついでに縁結び祈願w。

さらに静岡、焼津方面。
大井川鉄道でSLをみてみたい、乗ってみたい…のですが、水害の影響で普通の列車やきかんしゃトーマス号は運行しているもののSLは依然運休中ということで早々に却下。
掛川城にも行ってみたいんですが(^^;)

Go Toキャンペーンで旅行会社等を介して予約するとお得らしいんですが、予約すると悪天候に見舞われたらキャンセルしなくちゃいけないので直前まで天気予報とにらめっこ。
最終的に決定は休日の2日前w。
信州は天気がよくなさそうだけど島根方面は好天の予報なので、島根に旅行に行くことにしたのであります。
何という行き当たりばったりw。

改めて、島根には過去に4度ほど行っています。
初めて行ったのは20年以上前でしょうか。
松江城天守閣は絶対に国宝級だと思っていましたが、5年前の2015年にお城の天守閣として5つ目の国宝に指定されたので、是非ともまた行きたい。
出雲大社も神話と歴史を結ぶ遺跡としてとても興味深く、参拝してて楽しい神社です。
そして、最初に行った時にみた宍道湖の夕焼け。
その後再訪しても一度も夕焼けをみれていません。
最初に行った時と同等以上の夕焼けをみたい。
こうして考えていてふと思ったのは、松江城出雲大社宍道湖の3つと宿の温泉以外はほとんど観光スポットに行った記憶がない(^^;)
学生時代の友人と行った時に美保関方面に行ったくらいかなぁ?
島根に旅行に行くと決めて2日間そんなことばかり考えて、今回の旅の目的が決まりました。
松江城出雲大社宍道湖の夕焼けに加えて、もっと島根各地を走り回る。
神話の国・出雲をもっと知る。
そんな旅にしよう☆

20日から休日ですが前日は夜勤明け。
帰宅後仮眠をとって夕方ごろから出ることにしました。
おととし敢行した岐阜・郡上八幡への車中泊の旅の経験を活かして、今度は防寒対策も万全w。
あんまり高速道路を使わず地道走行。
少しでも金銭的に楽な旅にしようw。

17時頃出発、夕暮れ時の渋滞する京都市街地を走るのはさすがにイヤなので、京都縦貫道でとりあえず福知山まで出ます。
そこからひたすら国道9号線を西に向かって島根を目指します。
夕食はどうしようかな?
途中でラーメンでも食べようかw。
福知山に入ったのが18時半くらい。
まだ少し早い気がするのでそのまま通過♪
…ちょっと待て。
その先ってラーメン屋が夜まで開いてるところなんてあるの?
てか、福知山を過ぎたらラーメン屋があるような市街地ってどこになるの?
不安的中、その先は人の気配すらしない山間部をひたすら走る国道9号線(^^;)
鳥取市街くらいに行けば何とかなる気がする。
…と思ったら、途中から全線開通していない山陰道の無料区域。
鳥取砂丘白兎海岸といった覚えのある場所をどんどん通過。
このまま走ってったら鳥取の市街地を通過しちゃうじゃん。
この時点で20時を過ぎ、おなかも減ってきたしトイレにも行きたい(^^;)
で、急きょルートを外れて鳥取市街に。
鳥取ICを降りたらすぐ鳥取駅前に着いたので、その辺で。
21時を過ぎてすでに閉まっているお店ばかりの駅前のアーケード商店街でみつけた「らーめん道場太鼓判」というお店で鳥取名物という「牛骨らーめん・醤油(チャーシュー増し)」豚骨よりすっきりしながら豚骨なみの濃い口味の牛骨のスープはパンチのあるお味(^▽^)ウマ~♪

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牛骨らーめん・醤油(チャーシュー増し)@ラーメン道場太鼓判

ようやく夕食にありつけて、さらに西へ。
時折右手(方角でいうと北側)に漆黒の闇がみえます。
きっと海なんだろうな~と思いつつ、西へ西へ。
松江に到着したのは日付がかわる直前でした。
さすがにこの時間じゃ松江城もライトアップされてないようですね(^^;)

さて、どこで車中泊しようかな?
朝起きたら宍道湖の朝焼け、というのはどうだろう?
そう思って松江から宍道湖の西側、出雲方面へとさらに走ります。
20日の夜は玉造温泉で宿を予約してありますが、そんな玉造温泉街をスルーして宍道湖南岸から西岸へ。
当初道の駅を目指そうかと思ってましたが、調べると「宍道湖西岸なぎさ公園」というのがあるらしい。
主にバードウォッチングなんかをする自然そのままの公園とのこと。
無料の駐車場もあるのでここなら車中泊できるかも♪
ダメなら改めて道の駅に行こう。
到着した公園は明かりもまるでなく、周囲は田畑。
寝るのにはいいけどちょっと怖いくらいの暗闇。
駐車場から堤防を越えたところが湖ですが、真っ暗闇の中場所を確認するのは危険なので、朝起きてから確認しよう。
公園といいつつトイレも何もないから寝てるときなんかに急にもよおしたら困っちゃいそう(^^;)
でも、満天の星空がキレイだ~☆
で、おととしの車中泊旅行の経験から真冬用のダウンコートを着て車内で仮眠。
ここ最近の京都でも夜の冷え込みが厳しくなってきたから、これでちょうどいいくらいでしょう。
目覚ましを5時に合わせてクルマのシートを倒すと、思ったよりすんなり寝付いてしまいました。
6、7時間も走り詰めたからさすがに疲れてるんですね(^^;)

つづく。